心理学ガール #33

アイ

 僕は心理学部の大学4年生。ここは図書館前。

僕「あれ、ハルちゃん。夏休みなのに大学で会うなんて運命みたいだね」

ハル「こんにちは、先輩。運命って大げさな。ちょっと読みたい資料があって、図書館に用事があったんです」

僕「そうか。せっかくだから少し話そうか。この前に話した、催眠のレビュー論文をざっと読んだんだけど、なかなかおもしろかったよ」

ハル「わたしも機械翻訳で少し読みました。わからないところもありましたけど、面白いと思いました」

僕「論文の中には、『予測符号化理論』による催眠の説明もあったね。僕が持ってるPCで翻訳しながら、夏休みだし自由研究的に、生成AIで僕らの会話を作ってもらおうかな」

ハル「面白そうですね」

僕「じゃあ、AIで翻訳してもらって……さらに、予測符号化理論による催眠についての会話を作ってもらってと……できた」

僕「こんにちは、ハルちゃん。今日は、以前話せなかった予測符号化理論と催眠について、この論文を基に話そうと思います」

ハル「先輩、こんにちは。おもしろそうですね。よろしくおねがいします! 予測符号化理論って、具体的にはどんな理論なんですか?」

僕「予測符号化理論は、脳がどのように情報を処理し、予測を立てるかを説明するモデルみたいだね。この理論では、脳は常に未来の出来事を予測し、その予測と実際の感覚情報を比較することで世界を理解しようとしているみたい。基本的には、脳は予測を立て、その予測と現実の感覚の違い(予測誤差)を使って情報を更新するということらしい」

ハル「なるほど。予測と実際の感覚情報を比較するわけですね。それが催眠にどう関係するんですか?」

僕「催眠中、掛け手の指示によって、脳の予測が強化されることがあり、これにより予測と実際の感覚情報のズレが変わり、感覚が変化することがあるみたい。例えば、催眠中に「手が重い」と言われると、その予測に合わせて感覚が変わることがあるみたいな感じらしい」

ハル「なるほど、催眠中は予測が強化されるんですね。それが具体的にどう作用するのですか?」

僕「どうやら、催眠中の予測強化により、感覚情報がその予測に合わせて調整されることがあるみたい。例えば、掛け手が「手が非常に重く感じる」と暗示すると、その予測が脳に強く働きかけ、実際の感覚もそのように変わることがあるみたい。これにより、催眠中の感覚が実際とは異なる感覚になるということらしい」

ハル「なかなか興味深いですね。予測符号化理論と催眠に関する最近の研究では、どんなことがわかっているんですか?」

僕「最近の研究では、催眠中、特定の脳領域が活性化されることがわかっているらしい。特に、感覚情報を処理する領域や自己認識に関わる領城の活動が変わることがあるみたい。また、子測の処理が変わるため、催眠中の感覚が予測に合わせて調整されるらしい。これは、催眠を理解する手がかりになるかもしれないね」

ハル「そうなんですね。催眠が脳のどの部分に影響を与えるのか、具体的にはどういったことがわかっているのでしょうか?」

僕「例えば、前頭皮質など、感覚処理や自己認識に関わる脳領城が注目されています。これらの領域が催眠状態で異常に活性化されることが、催眠中の感覚や認識の変化に関係していると考えられているらしい。また、予測誤差が変わることで、感覚情報が異なる形で処理されることもわかっているみたいだよ」

ハル「とても興味深いですね! 予測符号化理論と催眠の関係がよくわかりました。ありがとうございます」

AI作成を少し修正

ハル「おー、なんか、わたしたちっぽいです。けど、やっぱりちょっと違いますね」

僕「そうだね、違和感はあるね。あとは、この説明がどの程度合っているのかがわからないという怖さがあるね。すごくそれらしい内容だけど、本当にそうかはわからない。文章を作ったりまとめたりする力があるのはよくわかるけど、最終的なチェックは人間がしないとだめな感じがしたね」

ハル「それでも、おもしろかったですね」

僕「この論文をさっと読んでいて、結局、催眠を説明できる完べきな理論はないということがわかるのと同時に、催眠という現象がそもそも単一理論で説明できないものである可能性が何回も指摘されていると感じたね。複数のメカニズム、複数の現象を僕らが催眠と呼んでいる可能性が高い」

ハル「わたしもなんとなくそれを感じました。だから、結局、催眠のどの部分に焦点を当てるかが大事になってきますね」

僕「そのとおりだね。そこらへんは、また話そう」

ハル「はい。夏休みなのに、ありがとうございました」

ハルちゃんは出口に駆けていった。