チャレンジ
僕は心理学部の大学4年生。ここは学生会館2階のいつもの席。今日も僕はハルちゃんと催眠について話をしている。
ハル「先輩。催眠の最新の研究とか知りたいんです。いい本とかありますか?」
僕「最新の情報は海外の論文を読むのが一番だと思うよ。いろんな研究をまとめた研究、レビュー論文っていうんだけど、催眠理論のレビュー論文があれば読んでみるといいかもしれないね。ちょっと、オンラインで読めそうなのを探してみようか」
ハル「お願いします!」
僕「おっ、この論文はどうだろう。Redefining hypnosis: A narrative review of theories to move towards an integrative model (催眠の再定義:統合モデルに移行するための理論のナラティブレビュー)とHow Hypnotic Suggestions Work – A Systematic Review of Prominent Theories of Hypnosis (催眠暗示はどのよう作用するのかー重要な催眠理論の体系的なレビュー) というレビュー論文だね。機械翻訳で、それぞれ概要を訳してみようか」
ハル「はい!」
僕「これは、なかなか良さそうなレビュー論文だね。オンラインで読めるし。これを翻訳して読んでみると勉強になるんじゃないかな?」
ハル「結構な量がありますよね」
僕「機械翻訳で訳してみ、気になる部分だけ、自分で再確認してみるくらいでいいかもしれないね。この内容を理解して説明できるようになったら、日本で一番催眠に詳しい大学生っていえるかも」
ハル「えっ、日本一ですか? それはちょっとなってみたい気もします。とりあえず、やってみます!」
僕「今度、僕に教えてね」
ハル「はい! あれっ? わたしが先輩に教える!?」
僕「うん」
ハル「なんかちょっと騙されたような」
僕「これぞ催眠かもね」
ハル「勉強は大事ですから、頑張ります」
僕「うん。やってみよう」
ハル「はい。ありがとうございました」
ハルちゃんは出口に駆けていった。