#06 コーポレートヴィジョン

ここまでの記事でお話しした内容の総括になりますがコーポレートヴィジョンは

「デザイン＆テクノロジーの力で六方良しアイウェアリテールを実現する」

と定めました。
当然時代や環境の変化やもっと伝わりやすい言葉があればアップデートはするつもりですが、長年自問自答繰り返してでた結論なんで本質的には変わらないです。
自分は滋賀県の出なので近江商人の言葉でもある「三方良し」が技術の力でより良い補完関係を築く状態はアイデンティティに紐づいていてしっくりきています。
具体的な中身は
買手 - 生活課題を解決する、ファッションアイウェア
造手 - 付加価値に対して適正な報酬
世間 - 地域経済への活力源となる取り組みへ投資
地球 - 環境配慮を前提としたプロセスデザイン
未来 - 持続的な成長と途切れない担い手
売手 - 得られる信頼こそが最高の価値

といった想いを込めました。
もう少し踏み込んで話すと
下記の様な創業理念を描きました。

”起点になるのは驚きを与えるブランドと商品です。
アイウェアを通じて生活を豊かにし課題を解決する事。
顔の一部なので身につける事が楽しく誇らしくなる事。
これを両立した商品が良い商品だと考えます。
それを製造するパートナーとは共に妥協のないモノづくりを遂行し価格競争とは一線を置く。
その結果として適正な取引を保証する。
長く使える良いモノを作る事を信条とし地球環境に対してその時々のベストな答えを出し続ける。
モノづくり企業として産地と関わる地域の活力となる取り組みや担い手の育成に力を使い長期的な発展の一助とする。
人からの信用と信頼を獲得する事は企業の持続的な発展である。”

以上が創業に際して理想と掲げた状態です。
僭越ながらおそらく先人も近い考え方の人はいたと思いますし、すごく難しい事だと思いますが。その鍵は今までよりも進んだテクノロジーであり、それを活かすのがデザインです。

僕を知る人はわかると思いますが、こういった公の場に書き示すのは結構苦手でした。しかし小さいながらも一つの会社を発展させる覚悟を持つには良い機会かと思います。
有言実行出来る様にこれからの行動で示していきたいと思います。