休校で家にいる小学生のためにAndroidスマホを用意するなら連絡用のメッセージングアプリはLINEじゃなくてGoogleハングアウトを使うと良い

LINEはもう少し先、と思ったら利用規約的にコレしかないかな、という話です。Googleハングアウトは案外使いやすい気もします。

子どもとのLINEとか考えちゃう

休校で平日は家に小学生が二人いる状況ですが、時々仕事中の自分に連絡が入ります。手段は固定電話、キッズケータイのSMS、ClovaからのLINE、のどれかです。用件はどうでもいいことです。Switchのみまもり設定やゲーム用Wi-Fi(ゲスト用で時限でOFFになるので私がONにする)、あるいは兄弟げんか、などです。

会議中だと固定電話は出られないし、SMSも微妙にお金かかっているので、できれば避けたい。ClovaからのLINEは家族のグループあてにしていて、家にClova Frendsが3台もあるので全部鳴ってLINE着信を示すLEDが点灯しっぱなしとなって若干うっとうしい。

ということがあって、余っていた古いZTE製Android 5.1スマホに何かメッセージングアプリを入れることにしました。(当然ファミリーリンク機能で自分が管理します)

LINEは面倒&不安(利用規約的にはOK)

たぶん多くの人がLINEを使いたくなると思います。親が使っているのなら普通に教えることもできますし、教えなくてもそれなりに使えます。

まず利用規約やルール的にはOKです。12歳以上「推奨」となっていますが、12歳未満の利用を禁止してはいません。
http://official-blog.line.me/ja/archives/80472765.html
https://linecorp.com/ja/safety/parents#a12

でもいくつか問題があります。
まずLINEアカウントを作成するのは結構大変です。
LINEモバイルなどのSIMを契約したスマホを与えるのなら普通にアカウントを作れば良いかもしれません。
別の手段としてFacebook認証をするなら、まずFacebookアカウントを作成する必要があります。(後述しますが、この時点で規約違反してしまいます)

スマホを機種変することになったらLINEも正しく「機種変」しないと、アカウントを捨てる羽目になります。

またLINEは多機能すぎて子供に変なところを触られたくなかったり、調子に乗って他の友達と「友だち」になり始めるとそれはそれで不安だったりします。
まだそこまでさせる気持ちの準備ができていない場合は避けたいです。

ほかのメッセージングアプリはどうか

メジャーなもので言えば、Googleハングアウト一択です。
Facebook(とメッセンジャー)、Instagram、Twitter、Slackあたりはすべてアカウント作成に年齢制限がついています。そもそもTwitterなど本当の「SNS」は今回の目的にそぐわないです。

Googleハングアウトは、子供用のGoogleアカウントを「ファミリーリンク」で作成すれば使えます。

ちなみにApple派の人は同じように子供用のiCloudアカウントをファミリー共有で用意すれば、標準の「メッセージ」が良いのでは、と思います。

アカウント作成、スマホ設定

ファミリーリンクで子供用のGoogleアカウントを作成します。
https://support.google.com/families/answer/7101025?hl=ja

初期化したスマホをこの子供用アカウントで初期設定して「お子様向け Google ファミリー リンク」で監視対象にします。
不要なアプリは非表示にできますし、使える時間帯などの設定も行っています。
Googleハングアウトもインストールして、親のアカウントと会話を始めれば準備完了です。
父-子の1対1の会話と、父母-子の「家族」グループの会話を用意しました。

使いやすさ

子どもに渡して文字入力と絵文字、スタンプ、写真送信を教えたところ、あとは普通に使えています。大量にスタンプを送り付けられてうっとうしくなったりはしましたが、そこは数回で飽きれば問題ないと思います。

やった宿題を写真で送ってもらい、それを見てSwitchなどを解除するとか、それっぽい運用もできるようになってきました。

音声/ビデオ通話はイマイチ使いづらいかもしれません。特にグループは慣れないと何がどうなっているかわかりづらいです。

メリット

まとめとしてGoogleハングアウトを使うメリットを挙げると
・LINEぽく普通に使える。
・LINEの不便さや不安を回避できる。別の端末への移行もラク。
・子供の友達が誰も「繋がろう」と言わないw
早い子は親とのLINEアカウントを持っていたりしますが「ウチのはLINEじゃない」となると「(なにそれ)」となるようです。
・PCやタブレットからでも使える
(LINEも使えますが同時に1台とかで少し面倒)
・利用規約に違反していないよという自信w
というところです。

デメリット

一方のデメリットとしては細かい話がいくつか。
・親としてはLINEにまとまっているほうがラクといえばラク。
・検索がイマイチすぎる。トーク履歴的なものがない。
・アイコンや名前が難しい
「スマホの連絡帳」>「Googleアカウントの公開プロフィール」となっている。適当なアイコンや名前であっても公開したくなければ各自のスマホの連絡帳に登録して回るしかありません。
・インターネットを常に接続させていないといけない。
連絡用のスマホとしてゲームを入れさせないとか、入れるにしてもアプリごとの時間制限(Android 7以上)をつけるとか「ずっと触っている」ことのないようにさせたいです。
・親のGoogleアカウントも考えておくほうが良いかも
私のようにメインのGoogleアカウントを色々なスマホに設定していると、子供からの通話で全部の端末が鳴ってしまいます。結構うっとうしいです。

その他

キーボードは各メーカー標準ではなくGoogle謹製「gboard」が使い勝手よさそうです。機種変しても使えるし。

あと一周回って、中学生くらいになったらLINEモバイルでスマホを持たせてLINEアカウントを取るってのは良いのかもしれないと(まんまと)思いました。その時には親が持ったことのないiPhoneを渡すことになるのだろうか・・・orz

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?