HL古野

株式会社ヒューマンロジック研究所 代表取締役

HL古野

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最近の記事

「二重人格」って本当に?

我々は、FFS理論を正しく学んでいただくために〝自己理解が出来ているか〟を確認するため「私が想う私」というエッセイを課題として書いてもらいます。 その中で、最近たまに出会うケースを紹介しましょう。   私「二重人格かもしれません」と書く人がいます。 その理由として ・誰とでも、物おじせずに明るく話をすることができる ・相手の様子を伺いながら慎重に距離を縮めていくことがある 同じ私なのに?   あるいは ・自由闊達に活動している ・事前に準備しないと不安になることが多い 同じ私

    • 「最適な配置」とは? ロジックはあるの

      大手企業に勤める人が来社されました。 問題意識が高く、行動力もあり、バシバシと仕事を遂行していくことで一目置かれるよう存在感のある人です。ただ、2年前、自分の仕事のやり方に悩んだこともある人で、悩み相談を受けたこともありました。しかし、1年前に上司が変わったことから、風向きが変わったようなのです。   話しをしていると「私は何も変わっていません。上司が変わったことで、仕事は以前よりもやりやすくなったし、職場の雰囲気は変わりました。例えば、以前なら提案したことは保留になってばか

      • 原因分析できるデータがないから、反射神経的に反応するしかない

        2010年の頃、「科学的経営とは」を議論したことがあり、久々に当時作った資料を引っ張りだしてきました。この資料は、H社のTさんが作られた資料に加筆することで「科学的経営」を定義したものです。科学的経営は最近関心が高くなった「人的資産経営」や「HRテック」と相性が良いネタなので、一部の取り組みに警鐘を鳴らすためにも、紹介したいと思います。   企業は営利組織ですので、売上や利益のために『生産性』を一つの指標にします。同業他社比較をする場合は、「生産性」はかなり重要な経営指標でし

        • 「人の個性を扱う」ことに慣れていない?

          FFS理論※を導入してくれている企業において、上司-部下面談である「1on1」で、上司が部下を理解し、育成やストレス対策で有効に活用してくれています。しかし、十分に活用出来ていないケースもあります。その理由をFFSアナリスト資格取得者の一人が、以下のように仮説を立ててくれました。 「フィードバックを受けても、読み解けない理由として、FFS理論が理解できないのではなく『人の個性を扱うことに慣れていない』からではないか」ということです。 「なるほど。面白い指摘だなぁ」と思ったの、

        「二重人格」って本当に?

          組織の活性を引き出す 人間関係の見直し方

          当面は、過去のブログの一部を再録(一部は加筆)として紹介していきたいと思います。 我々は1994年に創業をしました。事業は最適組織編成理論である「FFS理論」を企業に導入することで、組織の生産性、活性化を支援することです。 今年は創業30年目でした。一区切りという意味で、これからの抱負を語ってみたいと思います。創業から今日まで言い続けてきたのが『一人ひとりの個性を組み合わせて組織シナジーを出すこと』です。改めて、この原点の大切さを実感しています。   最近のトレンドから拾って

          組織の活性を引き出す 人間関係の見直し方