スターバックスで原点回帰
新しいサービスの展開や人事戦略等、企業においてブランディングやマーケティングをする際、何となく広告打ったり、何となく採用したりしていませんでしょうか。
広告も採用も当然お金がかかるので、闇雲にやっても意味がないことは多くの方が分かっていると思います。
ではどうしたら良いか・・・
私は会社からそうした指示がある時や自身で企画する際、スターバックスコーヒー（以後スタバと省略）に行き、原点回帰してから考えるようにしています。
スタバと言えば！のブランディング
スタバと言えば、映えるフラペチーノやラテ、スイーツが思い浮かぶ人が多いかと思いますが、実際に提供しているのはコーヒーではなく「空間」
家でも学校や職場でもない「サードプレイス」です。
今やコーヒー業界は激戦と言われ、コンビニやファーストフード店でも安価に美味しいコーヒーが飲めます。
そうした中で、コーヒー一杯300円後半の価格で価値を提供し続けているのは、「ここへ来るとホッとする」という空間なんだと思います。
何となくリラックスしたい、落ち着いて本が読みたい、動画を見たい。と出先でなった場合、第一想起されるのがスタバではないでしょうか。
そしてその思いで実際に店舗へ行くと、接客からお店の雰囲気まで、その空間になっています。（ピークタイムや店舗によっては混んでいて座れないこともありますが）
しかもいつも行く店舗だけでなく、出張や旅行先の店舗でも同じ雰囲気を感じることができる再現性も価値を提供し続ける一つだと思います。
スタバからしたら当たり前なのかもしれませんが、しっかりとした研修制度やミッション・ビジョンの浸透あってこそだと思います。
BtoBでもそこが一丁目一番地
私は、BtoBのビジネスであってもスタバのようなブランディングとそれを実行できる組織が一丁目一番地だと思っています。
お客様に何を提供し、どこに価値を感じてもらえるのか。
値引きや強引なセールスではなく、本気でお客様と向き合った先にあるものが、本当に価値であり対価なのだと思います。
週末にスタバに行き、改めて原点に帰ることができました。
今年も残り2ヶ月、しっかり目的をもって価値の提供を考えていきたいと思います。