複雑化するIT運用をサポート!DXを加速させるフルマネージドクラウドサービス
現代のビジネス環境では、DXによってビジネスの変化に柔軟に対応し、効率化を実現することが不可欠です。しかし、その一方でITシステムは複雑化し、運用に大きな負担が掛かっています。そのため、最近ではクラウドサービスのインフラストラクチャーや管理サービスを利用し、自社のアプリケーションやサービスを迅速かつ効果的に展開できる「フルマネージドクラウドサービス」が注目されています。
そこで今回は、ITシステムの運用やセキュリティ対策にかかる負担を軽減し、ビジネスの成長と効率化を実現する「フルマネージドクラウドサービス」について解説します。
ITシステム運用の負荷はますます大きくなっている
ITシステムの運用には、専門知識とコストが必要です。企業はビジネスの基盤となるITシステムを維持するため、ハードウェアの管理やメンテナンス、アプリケーションやサービスの導入、アカウント管理、セキュリティ対策、バックアップなどの業務に大きなリソースを費やしています。
ハードウェアの管理やメンテナンスのコストを下げる効果的な方法は、自社でハードウェアを持たないクラウドへの移行です。しかし、企業の基幹システムを安心・安全にクラウドに移行するにも、専門知識が必要です。
もちろんクラウドに移行した後にも、セキュリティ対策やバックアップなど日々の運用業務は続きます。当然ですが企業の基幹システムは、24時間365日の監視により、迅速な障害対応が求められます。特にサイバー攻撃の標的になった場合、対応が数分遅れただけで致命的な被害に繋がってしまう恐れもあります。ランサムウェア攻撃やサプライチェーン攻撃はますます増加する傾向にあり、監視システムからのなんらかのアラート(警告の通知)を受けた場合、即座に対応できる専門の運用スタッフの存在は、そのまま企業の信頼性に繋がります。
フルマネージドクラウドサービスは、リソースとコストの最適化を実現する
IT人材、とりわけセキュリティ人材の不足が叫ばれる昨今、すべての企業が十分な人的リソースを確保できるわけではありません。クラウドの深い知見を持つ人材、セキュリティの知識を持つ人材、そしてなにより24時間365日ITシステムの運用監視ができるだけの人材を揃えられる企業はそれほど多くはないでしょう。
そのため、多くの企業ではマネージドサービスを利用し、ITシステム運用をアウトソースすることになります。その中でもフルマネージドクラウドサービスは、クラウドのインフラストラクチャーに特化したマネージドサービスであり、クラウドに関連する深い知見を持っています。
フルマネージドクラウドサービスを利用すれば、専門的な知識を持った技術者の支援を受けながらのクラウド移行はもちろん、移行後の運用、コストの見直し、システムの変更などにも柔軟に対応してもらえるというメリットがあります。また、24時間365日の監視運用のサービスを利用すれば、自社のエンジニアをビジネスの課題を解決するような業務に専念させることも可能になります。
つまり、フルマネージドクラウドサービスは、システム運用コストの最適化だけでなくDXの加速にも繋がるサービスなのです。
フルマネージドクラウドサービスの選び方
フルマネージドクラウドサービスは、さまざまなサービスベンダーが提供しています。サービスを選択する際に重要なポイントとしては、以下の3つが挙げられるでしょう。
・高品質で高性能なクラウドインフラストラクチャーを利用している
・クラウドインフラストラクチャーへの理解度が高い技術者による支援がある
・運用スタッフの専門知識が高い
企業のビジネスを支えるインフラストラクチャーである以上、高品質で高性能なクラウドサービスの利用は必須です。当然ですがテクニカルサポートのスタッフや運用スタッフの技術レベルが高いことも重要であることは間違いありません。
No.1デジタルソリューションが提供している「デジテラス」は、オラクル社の高品質・高性能なクラウドインフラストラクチャーをベースに、サーバーやシステムの一元管理を行っています。
デジテラスのエンジニアは、クラウドはもちろんオンプレミスにも精通しており、技術支援や作業の代行、さらにはクラウドを運用における不明点や改善点を相談できるアドバイザリーサービスも提供しています。また、デジテラスは、大規模WEBサービス移管の実績と経験から得たノウハウも持っています。
日々の監視運用については、OCIに特化したツールを使った自動監視のほか、運用監視ツールとして実績のあるZabbixを用いた24時間365日の有人監視や障害対応プランが用意されています。なお、運用監視はオペレーターではなく、ITインフラに精通した経験豊富な技術者(オラクル公認資格保有)が対応しています。
このようにデジテラスは、クラウド移行から日々の運用、そしてシステムの改善に至るまでワンストップでサービスできるフルマネージドクラウドサービスです。
まとめ
・フルマネージドクラウドサービスによって運用コストを削減できる
・セキュリティ対策や耐障害性が向上する
・企業の技術者を有効活用できるようになるためDXが加速する