【ゲームレビュー】Mini Motorways「圧倒的スルメゲーな新感覚パズル」【Switch】
※本レビューはネタバレを含みます。
【評価/10点】
8点
https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000041242.html
【良かった点】
・渋滞緩和を楽しむ新感覚パズル
本作ミニモーターウェイは、ただ道路を引くだけのパズルゲームである。
最初は適当に道路を引いているとすぐ渋滞が発生してゲームオーバーとなってしまう。
が、どうすれば渋滞を回避できるのかを考えて、交差点を少なくしてみたり、あえて遠回りするような道を引いてみたり…と試行錯誤が功を奏してスコアが1000を超えるようになってくると本作の楽しさがわかってきます。
また、高速道路を引くときには出入口で渋滞が起きないように進入用の側道をつける、など現実で見かける道路を取り入れるとうまくいくのも面白いですね。
ただし、碁盤の目のように格子状に道路を引くとすぐ渋滞が発生してしまう点は直感とは異なっていますね。
・様々な制限ルール
本作のマップは東京、マニラなど現実の世界都市を模した(といってもほとんど名前だけですが)マップが15個ぐらいあります。
一見少ないようですが、各面ごとに決められたスコアをクリアすると出てくる制限プレイがとても面白いです。
制限の内容は、高速道路ばっかりでてくる、とかロータリーばっかり出てくる、とか手持ちの道路素材を制限するようなちょっとした内容ですが、それでもゲームプレイが変わって面白さが持続します。
【イマイチだった点】
・攻略方法が一辺倒になってくる
斬新なルールのパズルゲームなのでコツがつかめるようにまでは新鮮にゲームを楽しめますが、攻略のコツがわかってくるとどのマップをプレイしても大体やることが同じになってきます。やることが忙しくなってくる後半に比べて特に序盤は家が建つのをひたすら待つ時間になります。
のんびりプレイする系のゲームなので仕方のないことかとも思いますがね。
・眠くなってくる
本作にはBGMがほぼありません。聞こえてくるのはポコンッといったような家が建つときの効果音ぐらい。これはゲームの世界観を作るうえで良い働きをしていますが、単調な序盤のプレイは特に眠さ倍増です。
睡眠導入という観点では、良いところなのかも・・・。
プレイ時間
10時間(クリアという概念があるかどうかわからないので一旦飽きるまで)
まとめ
インディーゲームは尖ってなんぼだと思ってるので、斬新なゲームプレイを提供している時点で超良作インディーといえますね。
ビジュアルデザインもシンプルながら可愛くまとまっていてミニチュアみたいでステキです。
ただし、ゲームをやっている側は「変なところに家建てるなよ!」とか「混んでるんだからこっちの道通れよアホ!」とか可愛くない言葉で頭の中が忙しいです。
備考
採点基準
10点:人生が変わるレベルのゲーム体験。買え!
9 点:超良作。買うべき。
8 点:良作。興味があるなら買ってほしい。
7 点:問題もあるが、総合的には面白い。買っても悪くないと思う。
6 点:平凡だが遊べる。が、特に勧めはしない。
5 点:面白い部分はあるが、総合的には面白くない。
4 点:面白くない。
3 点:プレイするのが苦痛。
2 点:まともにプレイできない。
1 点:1点以下をつけることはおそらくない。
筆者のシリーズプレイ歴
なし
シリーズ作としてMiniMetoroという電車版もあるのでやってみたい。
https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000041242.html