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ドラムという趣味 その3

個人的に衝撃的なポストを見つけました。
世界最大のドラムメーカーと言われる「Pearl」1946年に日本で設立されたドラムとフルートのブランド名である。このドラムブランドの「スタッフルーム」というXアカウントで以下の投稿。

このポストへの返信を読んでみてください。と言いたいところですが大変だと思うので、私がカウントしました。
2024/08/28 22:31時点、1か2というタイプの返信は両方カウントしています。

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ドラムセットにあまり興味がない人は「よく見るとドラムセットって色々なセッティングがあるのかも?」って感じでしょうか。

さて、私の衝撃に気が付いていただけましたか?とりあえず、各セットを解説してみましょう。

1は、バスドラム、タム、フロアタムにスネアドラムを足した一般的な4pcセットです。日本では「3点セット」と言われたりします

1バス1タム1フロア

バスドラムのサイズ的にはロックバンドで使うようなスタイルです。
*ドラムのサイズでも音楽ジャンルが変わります。

2は、1にフロアタムを1つ足した1940年代のビックバンドジャズや70年代のハードロックで活躍したスタイルです。

1バス1タム2フロア

3は、一般的な練習スタジオやドラム教室の備品にあるバスドラム、タムx2、フロアタムにスネアドラムというスタイル。

1バス2タム1フロア

ポップスやロックで使用される事が多いと思いますが、写真は今一番販売量の多いTT10"12"FT16、BD"22"ですが、ちゃんと音楽に貢献したスタイルでいうと、シルバースパークルのOAK CUSTOMという印象が強いかも。

タムが12"+13"と一回り大きくなると、こんな感じとか。

4は、2のスタイルに小さなタムを一つ足した形。

1バス2タム2フロアで、タムはスタンドでハット側からとります

左右に広がりがあるセッティングのため、音域や左右の位相感も含め広い表現が楽しめるセットですね。

フロアを一つ減らすとスタンドで2タム1フロアって感じも多いですね。

5をみると、ジェフ・ポーカロ、デニス・チェンバース、オマー・ハキムなどPearlを代表とするドラマーたちを思い出す人も多いと思います。

1バス3タム2フロアをラックで組みます

ラックシステムを使うことで、シンバルスタンドとマイクスタンドの脚がゴチャゴチャするみたいなことがなくて良いですね。

6は、ビリー・コブハムを中心として、サイモン・フィリップスや、ゲイリー・ハズバンドなど2バスかつ両利きドラマーの印象が強いセッティングです。

2バス4タム2フロアでハット側にタムを置くのとゴングバスもセットします

7の説明はは難しいというか、いわゆる60年代を代表する小口径バップキットとは違う、1とも違う位置で、2000年代的JungleKitを出してきていますね。

Jungle Kitと言われた小口径キットで、バスドラムをリフトアップしてます

小口径のバスドラムをリフトアップすることでロービットサンプラーでピッチを上げた電子ドラム的な音を生ドラムで出す感じで、ソリッドな音が印象的です。Pearlさん18"キックのいわゆるバップキット(パールさん的にはボップキット)をここに出さなかったのは軽い衝撃でした。1960年代とかのドラムの歴史で超重要なサイズ感のセットをあえて置かないのも強さかもと感じます。

一応、BOP KITというとBD18"TT12"FT14"のセットのことを指すのですが、Pearlさんのサイトから写真を…と思ったら無いんですね…。

ディケイドメイプルにボップクラブキットというのがあります。
https://pearldrum.com/ja/products/drum-sets/decade-maple/decade-maple

Masters Maple/Gumで組みたいサイズ感!

私が一番衝撃を受けたのは、この8番ですよ。

e/Merge

なんと「ゼロ票」です。

これはPearlと日本のシンセメーカーKORGが作った高級電子ドラムです。
ライブハウスで電子ドラムを叩きたい人の割合は少ないんだ?と驚きました。かなり高級なセットですがゼロ票です。これが私にとっての衝撃でした。(LUNA SEAの真矢さんがライブで使っているという印象も強いです)

9はドリームシアターにも在籍していたマイク・マンジーニを思い出す感じのセッティングですね。

超多点セット

村上"ポンタ"秀一さんとか、、、80年代くらいからこのような大規模セットはあります。

ということで、高級電子ドラムゼロ票というのがとにかく衝撃的でした。

電子ドラムを、演奏したい人の割合ってかなり低そうです。アコースティックドラムメーカーの人達、ちょっと安心かもですね(笑)

ライブで電子ドラムを活用するという考え方をローランドさんを中心に提案しているけど、「個人的な趣味の話」だとあまり響かない。ライブで使う電子ドラムは「その2」で書いた「仕事でドラムを演奏する」という状況に向けてのプロモーションだったなぁと、実際に買ってくれるお客さんの層をみても思いますね。

あと、こうやって定番セッティングと、定番曲としてのYouTubeの動画を並べることができるのよいですね。

という事で、このような前提の元4に続きます!

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白井としみつ
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