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ドラムという趣味 その2

前回の投稿で「演奏」「鑑賞」「練習」「道具」4つのパラメーターでドラムという趣味の分析をする話を書きました。
最後に”ドラムの技術が上達して、演奏値や鑑賞値が上がってくると、道具値も上がりがちです。”と書いたのですが、「演奏値が下がると道具値があがる」という意見をいただきました。
たしかに、そういうケースも多そうです。なんなら演奏値が上がって道具値が上がるのは、趣味より「仕事」のほうが多いかもしれません。

趣味と仕事

意外と仕事で使っているドラムセット

このテーマには「貢献」という言葉を思い出します。ドラムを仕事にしたいなら、周りから音楽やチーム運営に貢献していると思われる行動が出来てるかを意識すると良さそうです。道具で解決できることならそれが早いので導入します。道具で買おうか悩むのは趣味値が高いからなのかもしれません。仕事と比べると、趣味のドラムは本当に気軽です。自分の欲に従うのみですから!

赤ちゃんドラマー

赤ちゃんは泣くのが仕事、なんであんなに大きな音で長時間泣くことができるのか。専門家の方いたら、コメントで教えてください。
赤ちゃんが泣くのは、成長過程の中で必要な事なんだろうと思います。
ドラマーにも、赤ちゃん期がありまして、大きな泣き声だけで、音量と音質の調整が出来ないのです。これは成長のために必要な時期ですが、いつまでも赤ちゃんだとアンサンブル内の騒音問題になります。
音量バランスをとる技術は、音楽のアンサンブルを成立させる中で最初に解決する部分だと思うので、なるべく早く身につけたいですね。

消音のドラムセット

2008年の白井式ハイブリッドドラム消音セット

詳細は次回書きますが、白井式ハイブリッドドラム消音セットというものをもう2007年から販売しています。初心者でも小さな音でアコースティックドラムを練習できるという物なのですが、赤ちゃんドラマーだとシンバルがうるさく鳴ってしまいます。このシステムはシンバルにバロメーターがあるのです。自分のドラムセットを購入して設置場所・練習場所などの問題を低コストで解決できるのでオススメな方法です。次回の詳細解説をお楽しみにしてください。

ドラムセットを買う意味

Shirai Keet Nue筆者の趣味を具現化したドラムセット

ドラムセットは、普段コンパクトにしまって、使う場所に運んで広げて使います。ドラムセットを持っていない人はこの想像もできない事が多いです。
練習スタジオやロック系のライブハウス、ジャズバーやレコーディングスタジオ等は、ドラムセットが常設されている事が多いです。ホールや野外の広場等には備品が無いのですが、イベントの主催者が手配して出演者で使い回すことが多いです。不思議なことに、自分の楽器を手に入れて「楽器の扱い」を覚えた人は、レンタル品の扱いも上手くなりますし、セットをバラしたり組み立てるのも早いです。さらに、自分のドラムセットを持っていると前述した備品がある場所以外での演奏が可能になり、自分で演奏する場所を作る事ができます。

ドラムコミュニティ

ドラムコミュニティというDiscordサーバーを運営しています。そこに野外でドラムを練習する事を考えるチャンネルがあります。

野外でドラムの練習をしている情報があったとします。その場所に赤ちゃんドラマーがやってきたらどうでしょう。その場所は騒音問題により使えなくなります。野外で練習するには、大人ドラマーになる必要があります。

大人ドラマーになるためには演奏値を上げる必要があります。
演奏技術が高くないと難しい。練習値は自分の為の趣味性が高いもので良いのですが、演奏値は対外的な話が大きくなります。SNSで時々話題になる「練習を人に見せるのはどうなんだろう問題」でもあり、人それぞれに考え方がある大切な部分だと思いますが、趣味ならば良いしプロ志望ならば、外部に練習を出さない人の方が仕事を振りやすい気もします。

ということで、「趣味」に対して「仕事」というテーマで書いたらおもしろそうだと思い2回で終わらせようと思っていた話を引き伸ばしてしまいました(笑)次回は白井式ハイブリッドドラム消音システムの何がすごかったのかなど解説しようと思います。

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白井としみつ
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