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目が覚めると私は宇宙船の中にいた。

目が覚めると私は宇宙船の中にいた。

船内を見渡すと人の気配はない。

目の前にあるのは1冊の分厚いマニュアルだけだった。

『一体。なにが起きているんだ⁇』

私は少しパニックになりながらも、『すぅー、ふーっ』と深く深呼吸をして、目が覚める前の状況を思い出してみようと試みた。

『そうだ!私は水深300メートルの中で水中トレーニングをしていたんだ!』

急に、それまでの記憶が戻ってきた。

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教官「ここでは、あなた達の総合的な能力が試されます。そして、どんな結果になろうとも厳しい未来が待っています。」

??? この教官の話している意味がさっぱりわからない…。

私は、目覚めたばかりで過去の記憶が錯乱しているのか?  それとも、突然の変化に冷静さを欠いているのか??

また深く、ゆっくりと深呼吸をして自分の記憶を思い出してみた。
あっ、トレーニングの内容を少しずつ思い出してきたぞ!

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■いまから3ヶ月前の記憶
教官「最初のレッスンは、取捨選択の作業です。」

教官「あっ、その前に周囲の環境整備が必要ですね。」

っん?周囲の環境整備??

私は、ぐるりと自分の周囲を見渡してみた。
ごちゃごちゃの船内には、20人の訓練生と5人の教官。
沢山の資料や機材、工具、食料、通信機器、その他諸々の物資が乱雑に置いてあった。

もう、ゴミとしか思えないぐらいだった。

『あれ?なんで大量のモノに囲まれていたのに気にならなかったのだろう?』

そこには『私の思い込み』という認知バイアスが作用していました。

教官に言われるまで、初めての水深トレーニングの船内は、沢山の訓練生が課題をこなす為に、常に船内は『ぐちゃぐちゃな状態が当たり前』だと勝手に思い込んでいたのだ。

そして、この大量のモノは『何の意味』があるだろう⁇
そうな事を思っていると私のチームの教官が話し出した。


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教官「この中から、あなたが水中生活でのトレーニングに必要なモノを選んでください。」

教官「それを選んだら、各自『専用のトレーニングルーム』に3ヶ月間ほど隔離されます。」

3ヶ月間の隔離!!  そんな話は聞いてないぞ!

更に教官は、私をドン底に落としめる発言をしました。

教官「選べるモノと空間の広さは、あなた達の生まれは場所、スキル、学力、経済力、実績などで異なります。」

教官「巨大スタジアムのような広いスペースと潤沢な大量のモノを選べる人もいれば、20畳ぐらいのスペースと限られた資源しか与えられない人もいます。」

そして、私に与えられた条件は約33〜36㎡(20畳)のスペースと限られたモノしか選べませんでした。※畳は京間で換算

私は、施設の中でも最低ランク条件で3ヶ月間のトレーニングに挑む事になりました。

落ち込む私と最低ランクの人たちに、教官は追い討ちと希望の言葉を投げかけました。


教官「あなたの努力次第で、このスペースとモノ(物資など)は広くなります。 同時に選べるモノも増えてます。更に、隔離された訓練生同士が交流できる手段も与えられます。」

えっ! このトレーニングはランク形式で審査されるのか!?
そんな動揺を感じる余韻もなく教官の話は続きました。

教官「ただし、その逆もあります。あなた達のスペースは狭くなり、選べるモノも減ります。最終的には約10㎡(6畳未満)のスペースで衣食住と課題をこなします。」※畳は京間で換算

私は教官に聞きました。
『ここで脱落すると「私たち」はどうなりますか?』

教官「かなり厳しい環境になりますね。 そして、最悪の場合は死ぬ可能性もあります。」

私は憤慨しました。
『ちょっ、ちょっと待ってくれよ!』
『そんな話は聞いてないし、そもそも水中トレーニングなんて俺も他の参加者も望んでなんかいないんだよ!』

シーンと静まりかえった空間の中で、少しの沈黙の後に教官が口を開きました。

教官「いま、世界中が混沌としています。先日までの平和な世界が終わりました。」

教官「もう、世の中のルールが変わったのです! あなた方はトレーニングを受けれるだけでも幸運だというのに何を言っているのですか?」

教官「辞めるなら、今すぐにでも自力でコロニーから脱出してください。まぁ、途中で確実に死にますが…」

あなた達は、非常に幸運だと言わんばかりの教官のセリフを聞いて、得体の知れない無力感と絶望感に襲われました。
『私には選択肢の余地が無いのですね…。』

教官「はい。残念ながら。。。 この課題をクリアするしか選択肢はありません。」

教官「参加者の皆様に『とても重要な事』を伝え忘れていました。」

教官「この船内は、特殊な技術を使用しています。実際に皆様は船内にいますが、この技術を使って『あなた達は地上で普段の日常を生活している』ような感覚になります。」

教官「これまでの生活と同じ風景、同じ環境に見えます。 ただし、注意してください。それは仮想空間です。実際に皆様は水中の施設にいます。」

仮想空間??? 突然、SF映画みたいな話を説明されても。。。
思考の整理と気持ちの整理もつかぬまま、教官は更に話を続けます。

教官「3ヶ月で結果を出さないと、今よりも『もっと過酷な現実と向き合う』ことになりますので、、、くれぐれも仮想空間の世界にいる事を忘れないように。」

そして、私のチャレンジが始まりました。。。

つづく。

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この物語は、私が実際に直面している大きな課題と大きな問題に立ち向かう為に考えたシナリオです。
やる気スイッチ、モチベーションなどに期待しすぎてしまう性格なので、自分自身の行動を宇宙空間(現時点での話は水中です。)にいると想定して、やる気スイッチ、モチベーションが無くても『行動』できる仕組みで物語を進行します。

2020年5月29日から2020年5月31日までの記録は、ここ(無料で読める部分)に追記して、6月1日から始めた行動記録を有料にします。

6月2日から9月30日までの行動記録を個別に投稿していきます。

私のトレーニングは、6月1日から始まります。
まず、この3日間で下準備をしてみます。
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■2020年5月29日
今日は、私に与えられた約33〜36㎡(20畳)のスペースの有効活用を考えてみました。

しかし、汚い…。この3つのスペースは全てグチャグチャで、何が何処にあるかさっぱりわからない…←ADHDの特性です。


そして、私は『一気』に物事を進ませたい性格。

その性格のせいで、すぐにエネルギー切れを起こしてしまう。 その結果は『何事も中途半』という結末に終わっていた。

そうた!幼少期から今のいままで、常に中途半端なやりかけの事ばかりだった。

この3ヶ月間で、私に与えられたスペースを有効活用して、この状況を少しでも改善しなければヤバイな…。

本日は『状況の把握』に課題を絞ってみた。

■3つある私のスペースの状況把握
1)資材置き場 その1とレーザー加工機
2)資材置き場 その2
3)作業スペース 印刷機2台と作業用のパソコン&メインのパソコン

すべての物が見事なまでにグチャグチャに乱雑している。。。

今日は、3番目の作業スペースの状況把握からはじめよう。


やはり、新しい事を始めるとエネルギーを消費します。←ほとんど何もしてないのに、考えただけで疲れてしまった💦

人間には、『現状維持バイアス』という慣れ親しんだ方法を維持する機能が備わっています。

通常なら行動エネルギーの消費を防ぐ大切な生命維持機能です。

新しい習慣には、このバイアスはブレーキになります。しかし、ここは焦らずにコツコツと継続して取り組みます。

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■2020年5月30日

今日の訓練

わからない事は調べる。

→周りの人に調べてもわからなければ聞いてみる。

→周りの人がわからなければ『それを知っている人』に聞いてみる。

→周囲の人にいなければSNSで発信してみる。

→それでもわからなければ『自分の頭で考えてから行動してみる。

→あとは試行錯誤の連続からPDCAを回して検証する。


本日は、持続化給付金の資料提出(現在進行)と夕方から個人コンサル。

私は、調子に乗ってしまうと、すぐに『自分ひとりで何でも出来てしまう』と勘違いしてしまう。

その為、定期的にコンサルを受けていて、私の行動を客観視してもらいます。

あと、2日で本格的に活動するのに、まだ初期のプランしか思いつかない💦

でも、初挑戦なので『とりあえず、やってみる』🔥

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ヒョウガ
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