違和感2(怖い話ではないです。たぶん)
いま、家にひとりぼっちで寝れないので、先ほどの投稿の続きを書いてホッとしたいです💦←中年のオッサンなのに怖がってる💧
■前回の続き
わたしは、色々な不動産サイトの価格を記録していて、定期的に値動きを調べていました。
あれ? この物件って見覚えがある!?
沢山のプリントアウトした不動産の資料を探してみた。
見つかった!!!
その物件は半年以上前にプリントアウトして記録に残していた物件でした。
あれ? この物件って以前に見つけた時に、すぐに売れた物件だったはずなんだけど。
しかも、最初に見つけた時よりも700万円ほど価格が下がっていました。
とりあえず、大島てるのサイトで調べてみよう。
カチカチカチッ。
『!!!』
あれ? 違う! 🔥マークも無い。
何度、住所を入れても問題はない。
これは当たり物件かも✨
よし、早速、不動産屋に連絡しよう。
■ウキウキ
私は、不動産屋に連絡を入れて、内覧の日程を決めて電話を切りました。
うん。この場所なら、初めての地区だけど、まぁ地元だから地理には困らない。
それに、駐車場も付いているし、この敷地面積でこの価格は激安だよ!
しかも、前回に見つけた時は、確かに売れたはずなのに、その時の値段よりも安くなっているし、まさにお買い得の物件だね!
わたしは妻にマシンガントークを繰り広げていた。
■内覧
今回も現地で不動産屋と待ち合わせ。
夫婦で間取りを確認する。
『うん、良い感じ。』
『値段の割に部屋も広いし、土地面積も広い。』
『もし、売却するとしても高く売れそうだね。』
私は妻にウキウキで話していた。
でも、本当は、1階のトイレの壁紙が赤いのが嫌だった。 なんか嫌だった。
そして、2階の階段を登って部屋を確認した。
広い部屋が2つあった。
なにも問題はなかった。
■違和感(事故物件⁇)
でも、わたしは2つだけ違和感を感じていた。
1つは、壁に掛けてあるドリームキャッチャーみたいな、そして仮面みたいなデカい飾りがとてつもなく嫌だった。
なにこれ? しかも、なんで飾ったままなの!?
そして、わたしは更に違和感を感じた!
ギギッ、ミシッ、ミシッ。
わたしの足元だけ、なにか違和感を感じる!
ヒョウガ『あの、すみません。この床、ちょっとミシミシするのですが!』
不動産屋『えっ!そんなことないですが』
妻『えっ!私は何も感じないけど。』
ヒョウガ『えっ!うそ!俺だけ⁉️』
何度も何度も確かめてみても、ある一部分だけ本当に些細な感覚なのですが、数ミリぐらいミシミシ床が凹む感覚があるのです。
あと、1階のトイレの壁紙と2階の飾りが凄く嫌でした。
妻は、『なんか嫌なんだよね?』
ヒョウガ『なんか気になって仕方ない』
ヒョウガ『すみません。手付金と購入の相談の返答は少しだけ待ってください。』
不動産屋『かなりお得な物件なので、すぐに売れちゃうかも知れませんが大丈夫ですか?手付金だけでも入れませんか?』
ヒョウガ「売れたら、売れたで構わないです。返答は少しだけ待ってください。』
わたしは、そう言って妻と2人で帰ることにしました。
そして、なぜか帰り際に、馴染みのカフェに立ち寄りました。
自分でプリントアウトした物件の資料を、カフェのテーブルに広げつつ、先程の違和感の話を妻にしました。
ヒョウガ『俺、見えないけど、昔から違和感は当たるんだよ。』
『あと、違和感を無視した時って、怪我したり、嫌な目にあったりするから、この違和感は無視できない。』
妻『あのサイトでは大丈夫だったんだよね?』
ヒョウガ『うん。凄く安くて本当に当たり物件だから、買いたいとは思うけど、トイレと飾りと床がねぇ…。』
妻『トイレの壁紙は変えて、飾りは捨てて、床は張り替えたら良いんじゃないの?その費用を使っても格安なんでしょ?』
ヒョウガ『うん。それでも凄く安い物件だよ!たぶん値下がりもしないから、売却しても損はしない。でも、、、なんか嫌なんだよね…』
そんな時に、隣の席の知らないおばさんが、立ち上がってトイレに入っていった。
わたしは、カフェの店主に新しいコーヒーを注文した。
店主が新しいカフェを持ってきた時に、わたしのプリントアウトした物件を見た。
店主(60半ばの優しいおばさん)『あら!家を探してるの?』
ヒョウガ『はい、ちょうど中古物件の内覧が終わって、その帰りに寄ったのです!』
すると、先ほどトイレに入ってた見知らぬおばさんが会話に入って来ました。
おばさん『ママ、なに楽しそうな話しをしてるの?こんにちは〜。私も話しに混ぜてもらおかな。』
おばさん『嘘、うそ冗談ですよー』
そう言って、わたしの広げたプリントアウトした物件の資料を見ました。
おばさん『あれ?ちょっとよく見せて!」
おばさん『この物件って、私の数件先の物件よ!』
ヒョウガと妻『えーーー!!!』
ヒョウガ『すっ、すみません!ちょっと何か知っていることがあるなら教えてもらえませんか!』
おばさん『あれは2年ぐらい前の事かなぁ。あなたたちぐらいの夫婦と幼い子供の家族が新築であの家を建てたの。』
『そして、1年くらい経ったか、経ってないぐらいで、「子供が喘息になったから」と言って、新築なのに引っ越して行っちゃたのよ〜!』
その話を聞いて、わたしと妻は安堵した。
ヒョウガ『あの違和感は俺の勘違いしてかもね♪』
でも、まだ何かおかしい…。
なにか納得できない。
ヒョウガ『あっ!そうだ!!』
わたしは思い出した!
ヒョウガ『あの、すみません。その後に売れませんでした?あの家?』
おばさん『あっ、そうなのよー!言い忘れてたけど、その後にあの家はすぐに売れたの!』
ヒョウガ『やっぱり!一度、あの物件の情報が不動産サイトから消えてたのは、やっぱり売れてたからだったんだ!』
おばさん『次の家族は、老夫婦とその子供たちの夫婦の二世帯だったかしらね?あれ?結婚してたのかな?私もよくわからないのよー』
ヒョウガ『なんで、わからないのですか??』
おばさん『だって、購入してから半年ぐらいで家を売却しちゃったから。理由は良くわからないけど。』
妻とヒョウガ『∑(゚Д゚)!!!』
新築から僅か2年ほどで、家の所有者が2回も変わる物件に、わたしは得体の知れない恐怖を感じました。
ヒョウガ『あの家はキャンセルしよう!明日、不動産屋に連絡する!』
わたしは、おばさんに深々とお礼をして、妻と店を出ました。
後日、不動産屋に連絡すると『あんな当たり物件を見送るのですか!』
ヒョウガ『すみません。どうしても「あの違和感」が気になって…。すみません。』
そして、私たちは、その家を諦めました。
結局、事故物件なのか、普通の物件なのかはわかりませんが、とにかく私たち夫婦は諦めました。
その後に不動産サイトで、何軒か見つけましたが、違和感を感じた家は、その後に誰かに買われますが、1〜2年で所有者が変わっています。
何気に通る道が多くて、売れた後に気になって調べると、家が抵当権に入って差し押さえられてたり、わたしが違和感を感じた物件のほとんどが、同じ感じでコロコロと所有者が変わるのです。
実際に、そのほかの物件を見に行くのですが、違和感を感じた物件は、ほぼ所有者が変わっていたり、近隣で不審な死がありました。
そんな時に、工場から目と鼻の先にある中古物件を見つけました!
地元なので、すぐに物件を見つけて即座に偵察に行きました。
今度の物件は、中古物件ではなく、土地の販売でした。
購入者が自費で古い家を壊して更地にしなくてはなりません。
夜に散歩がてらに妻と偵察に行きました。
古い物件の窓から人影が見えます。
窓から見えたのは老夫婦とネコでした。
そして、この場所には違和感を感じませんでした。
ヒョウガ『よし、この土地を買おう!』
妻『でも、自費で壊して家を建てるのでは予算オーバーじゃないの?』
ヒョウガ『確かにその通り。だから、安く建てられる業者を探してみるよ!』
それから1ヶ月後…。
ヒョウガ『安く家を建てられる業者を見つけた!」
ヒョウガ『その人が掲載されている書籍も買ったよ!』
ヒョウガ『よし!不動産屋に連絡するから、不動産サイト連絡先を調べるよ!』
わたしは、ブックマークをしている不動産サイトにアクセスした。
えっ!!!
。。。 売れちゃった…。
夢が叶う直前で、、、わたしの夢は無残にも砕け散りました。。。
その後、わたしは『この道』を通ることは無くなりました。
それから数ヶ月後…。
たまたま、その道を通るとショベルカーが家を壊していた…。
誰かが買ったんだね…。
それから半年後に新築が建ちました。
わたしは悔し紛れに『この家の土地の元値を知っているから、ちょっとボッタクリの価格だよ!』と負け惜しみを行って去りました。
物件価格は3780万円が3680万円に値下げされてましたが、仕事の状況を考えると今の現状では買える状況ではありませんでした。
わたしの物件探しは、ここで一旦終了となりました。
■あとがき
余談ですが、安く家を建ててくれる本を買いましたが、その建築士には依頼できませんでした。
しかし、それから7年後に友人が中古の家を買って、リノベーションする時、その本を貸しました。その後、友人が本に載っていた建築士にリノベーションを依頼しました。
間接的に私の夢が叶ったのかな?w
その後も土地を中心に探していまして、何度も購入寸前まで行くのですが、資金的な問題で夢が叶いませんでした。
それから半年、わたしと妻は凄い体験をすることになります。
実は、いま住んでいる家は、老夫婦とネコが住んでいて、その場所が更地になり、最終的に新築の建て売りになって、『購入を諦めた家』に住んでいるのです!✨
しかも、購入金額には程遠く、普通に考えたら買えないのですが、、、
その話は、また別の機会で!
追記
あと、過去の物件情報の膨大な資料を残して置いて良かった。
あの資料が無かったら、違和感を感じた物件を購入していたのかも知れません。
そして、自分の感じた違和感を信頼してよかったです。
これからも、自分の感覚を信じ、違和感を信頼して生きていきます。
ありがとうございました😊
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