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二拠点生活の家 快適さと利便性を目指して

二拠点生活は、広くて快適な家に住みながら、都会の便利さも味わえるメリットがあります。

家は高価ですが、実際に家にいる時間は短いものです。車と同じように、使わない時間の方が長いのです。そこに着目して考えてみると、都会の便利さを捨てずに、快適な家での生活ができるライフスタイルは、経済的に合理的だと分かりました。

私たち夫婦は、仕事で家を空ける時間が長いのですが、家にいる時は長時間過ごすことが多いのです。リモートワークの時は、夜遅くまで外国と会議があり、狭い家だと気を遣うのが大変でした。以前、アメリカのカリフォルニア州に住んでいた時、広い家の快適さを体験していたのもあって、家の広さに伴うストレスには敏感になっていたのです。

日本に帰ってきてからしばらくは、都内の戸建てやマンションに住んでいましたが、家が狭くて窮屈な思いをしていました。トイレや風呂が広ければ、気持ちに余裕ができるのに。そういった小さな窮屈さが重なり、イライラが募っていました。

また、家の広さの大半を物が占めていますが、その物を使わない時間の方が長いということに気づきました。昔の人は四畳半の小さな家で生活していたといいますが、それはモノがなかった時代。現代では、完全に物を手放すのは難しいのです。

食事は自宅で作ることが多いので、良い食材が手に入りやすいことが大切でした。肉なら場所による違いは感じにくいですが、野菜や魚は都会では良いものが簡単に手に入りません。

水は大量に使います。ミネラルウォーターは高くてエコでもありません。食事では水の味が一番影響してきます。南カリフォルニアに住んでいた時は、水道水の臭いに驚きました。この土地は、気候は良くても、私としては住み続けるのは辛いなーと思っていました。

一方、都会では仕事や人付き合い、社会活動に時間を使うので、家にいる時間は短めです。でも、ずっと活動できるわけではないので、しっかり休める環境が欲しいと思っていました。若い頃、ホテル暮らしをしましたが、自分の空間がないと疲れが溜まってしまいました。なので、小さくてもいいから都会に拠点が必要だと考えました。

初めは、二拠点生活ができるか分からなかったので、都会の家が主で、リモートに小さな家を借りてスタートしました。しかし、二拠点生活がよいと分かると、都会の家は最小限の広さにし、リモートの家を広くするように逆転させました。断熱にもお金をかけました。そうすることで、生活費(ローンや家賃含む)を都会で一か所に住む時と同程度に抑えられるようになりました。

1年が経ち、家での時間が快適になり、食事の質も良くなったと実感しています。自然に出かけることも増え、都会とは違う人間関係やレジャーを楽しめるようになりました。週1、2回程度の移動で、メリハリのある生活ができるようになったのは大きな収穫でした。

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