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酔藝楽士団 第五回記念演奏会 ロ短調ミサ

1月25日に西新井文化ホールにて、酔藝楽士団第五回記念演奏会が無事終演いたしました。
改めましてご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。
この場ではありますが、改めてお礼申し上げます。

そして、スタッフはじめお手伝いいただいた皆様、共演者の皆様、本当にありがとうございます。
本番中、これは全て人の手によって生まれるんだなと感慨深く思いました。指揮台に立てることに、周りの皆様に深く感謝したいとおもいます。

指揮者として見るロ短調

自分にとってロ短調ミサを指揮するのはもちろん初めてのことで、ソロ・合唱は数回経験がありましたが、指揮という俯瞰の立場で演奏するロ短調は本当に多くの発見に溢れていました。
バッハの作品に限らず、その曲をどの立場から見るかなよってその魅力は別の色に映ると思いますし、さらに何にフォーカスして曲を愛するかで、さまざまな魅力を受け取ることができると思います。
ソロではなく、合奏・合唱をする魅力はそこかもしれないとも思いますし、日頃私はその色々な魅力が光っている音楽があるといいなと感じています。

バッハの作品と合唱

音楽史の話とか、分析の話とか、そういうのは専門の人にお任せしたいので何も偉そうな事は書けないのですが、
バッハは合唱になると母音の扱いが上手いなと感じます。母音には開放(解放)の度合いがあると思っているのですが、それが音楽のテクスチャとよく合っていると感じます。
crucifixusのu、とか、Sanctusのaとかそういう類ですね。
これは必ずしも歌いやすさとかには全く直結しないのもご愛嬌。。。

振り返り歌い

今回のロ短調では、指揮者とテノールソリストも兼任したので、曲の頭を振り下ろしてからヴォーカルスコアを手に取り、振り返って歌い出しを待つ、というパターンでした。
あんまり得意じゃないです。
でも今回初の体験をしたのは、さぁ歌うぞ!!と思った瞬間にとんでもなくリラックスした気持ちになったこと。
全体への責任感から、解放された歌の呼吸に切り替わる瞬間、肩の力がふっと抜けるのを感じて面白いなぁと。

終演後

ロビーでご来場いただいた皆様をお見送りさせていただくとき、皆様の表情が興奮にも似た明るい顔を多く見つけました。
LIVEとしての音楽会。生きたバッハの演奏が出来たのかなと、少し思います。
再生することではない部分に価値を見出したいなと思いました。

これからの酔藝

次は何をやるんでしょう。
とりあえず打ち上げで器楽と歌がテーブルが別れないが目標です。
それでも、打ち上げで出演者がいい顔してると言うのはやっぱりいいものですね。


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