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【005】ペットボトルはすごい
先日、ペットボトルの飲み物を飲んでいて、ふと思いました。
「あれ? これって、毎回入れ物買ってることになるよね。すごい!」
何がスゴいんじゃワレと思われたかもしれませんが、一昔前であれば、飲み物は「水筒」に入れて持ち運ぶのが当然であったわけです。水筒は今も昔もそれなりのお値段がしまして、安いものでは決してありませんでした。
それがどうでしょう。今では、「容器丸ごと買っても150円」という超破格なお値段。ペットボトルは通常使い捨てですが、再利用したっていいわけです。穴が空くまでは充分使えます。
すごーい!
ペットボトルの安さと便利さには本当にびっくりです。
もちろん、ペットボトルの登場前にも、お店や自動販売機で「携帯飲料」は買えました。
しかし、それは「缶入り」「瓶入り」の二択。基本的に「その場で飲むもの」であって、「開封後の再携帯」は考慮されてなかったわけです。再携帯したくば、水筒に入れよ、てなもんで。
それに比べて、ペットボトルは「封」ができる。
きゅっと締めればぴしっと閉まる。
何と素晴らしいんでしょう。普段は「キャップ集め」の時くらいしか注目されないペットボトルキャップですが、今日からは拝んで捨てたいと思います。
しかも、ペットボトルは軽い。
「瓶詰」の発明は、食糧保存における大革命でありましたが、割れるのと、重いのが難点であったと聞いております。
ペットボトルは煮沸消毒はできない(と思います)ので、当時あったとしても瓶詰めには使えなかったでしょうが、その後「缶詰」が発明されたときは各国軍隊こぞって採用したそうであります。
軽くて丈夫という利点は缶詰にもありますが、いかんせん「再封」ができない。瓶詰めは再封はできるけれど重くて割れやすい。
そして、ペットボトルの登場ですよ!
新しい食糧の入れ物と保存には様々なものが登場していますが(例えばレトルトパックとかフリーズドライとか)、再封できて容器が再利用もできて軽いのは、今のところペットボトルだけのようであります(もしかして新しい容器が開発されているのかもしれませんが、私は存じません)。
そんな便利な容器、ペットボトルをポイポイ捨ててしまっていいんだろうかっ?!とは思いますが、別にこの話はそーゆー、環境がどうとかというハナシではありません。
ただ、科学と技術の進歩ってすごいんだなあ、ペットボトルってすごいんだなあ、ということで、このハナシはおしまいです。