出発地は神戸の街なか! 非日常なリゾートクルーズでリフレッシュ
海と山に囲まれた港町・神戸。異国情緒と自然豊かなこの街の魅力を堪能するには、街歩きだけではもったいない! この記事でご紹介するのは、2020年9月に誕生し、1周年を迎えた旅客船「boh boh KOBE(ボーボーコーベ)」。〝リゾートクルーズ〟をテーマに、何度も通いたくなる心地よい空間と仕掛けを詰めこみ、神戸の海の新しい楽しみ方を提案しています。
街にいながら、ちょっぴり非日常なリゾートクルーズを味わってみませんか?
マジックタイムもお楽しみ! 海から見る神戸の景色を堪能
船内は3階建。600人が乗船できる、ゆったりとした空間です。
基本となるクルージングコースは、ハーバーランド・中突堤中央ターミナル「かもめりあ」前5番乗り場を出発し、神戸空港からさらに南へと航行する約60分のコース。神戸のシンボル「神戸大橋」や潜水艦などの大型船建造風景、望遠の明石海峡、東西に連なる美しい六甲山系などを眺める、癒やしのひとときです。
景色を存分に楽しみたい方は、ぜひ3階のオープンデッキへ。夕方出航のクルーズでは、空が魔法にかかったような色に変化する「マジックタイム」も体験できるかもしれません。
太陽との距離や空気中の水蒸気量によって空の色の濃淡や鮮明度が変わるため、毎日異なる表情の空が広がるのもお楽しみ。息を飲むほど美しい空と海に包まれる、船の上だけの特別な感動体験です。
天候や気温に左右されずに快適な時間を過ごしたい方には、2階のプライオリティゾーンもおすすめ(利用料500円)。なんと、極上の座り心地で人気のあの「Yogibo」のソファが並ぶ特別なフロアです。ゴロンと寝転びながら、大きな窓から広がるパノラマビューを独り占めできる、夢のような贅沢も叶います。
船上で味わうここだけの特別メニューにお腹も大満足
リゾートクルーズの醍醐味は、美しい景色だけではありません。1階のカフェでは、ハーブを使ったオリジナルのドリンクやスイーツ、軽食もいただけます。なかでもイチオシのメニューはこちら。
・牛肉卵とじ丼(写真)
ミシュランガイドで一つ星を獲得した料亭、京都「杦 -SEN-」が監修。風味豊かな出汁で牛肉を煮込み、葛粉と卵を溶き入れて味わい深く仕上げた一品です。
・boh bohカレー
スタッフにも人気のカレーは、11種類の野菜とフルーツ、ひき肉、スパイスがたっぷり! 栄養もスタミナも満点で、食欲が刺激されること間違いなし。
・boh boh スパムサンド
肉厚で塩加減が絶妙のスパムと、こだわりの特製だし巻卵をライスバーガーでサンド。この後にご紹介する、「boh boh ハーブガーデン」で育った爽やかなバジルが添えられています。
海を眺めながら、とっておきのグルメに舌鼓。日常の喧騒を忘れて、心の底からリラックスできます。
神戸空港の滑走路付近に最接近! 迫力シーンも見もの
神戸港周辺を周遊する船の中で唯一、航行中に神戸空港の南側まで接近するのもクルージングの特徴の一つ。タイミングが合えば、飛行機が離発着する大迫力のシーンを見ることができるかもしれません。飛行機の真下や真横など、ダイナミックな姿をお見逃しなく。
船上にハーブガーデン!? SDGsへの取り組みも
爽やかな風を感じられる開放的な3階のオープンデッキには、様々な種類のハーブが育つ「boh boh ハーブガーデン」が。香り豊かなハーブたちは、神戸・裏六甲の「弓削牧場」による、有機JAS認証の消化液(牛糞からバイオガスを生成する際に生まれる副産物)を肥料にしているのだとか。地球環境にも優しい取り組みですよね。
船内で提供されるフードやソース、ドリンクには、ここで育てられた朝摘みハーブが使われているそう。海風と共に香るハーブはすっきり爽やかで、クルージングの時間がさらに心地よくなりますね。
マリンテイストのオリジナルグッズをお土産に
クルーの制服でもあるセーラー柄のTシャツや、舵輪やイカリをモチーフにしたトートバッグ、マリンベアストラップといったオリジナルアイテムも豊富。旅の思い出に、神戸の海を身近に感じるかわいいアイテムを連れて帰ってみてはいかがでしょうか。
※運航スケジュールやクルージングコースなど、詳細は公式HPよりご確認ください。
http://www.kobe-seabus.com/index.html
記者:Maiko Harada
兵庫県神戸市出身・在住。関西の出版社にて雑誌編集者として勤務後、2017年にフリーランスの編集者・ライターとして独立。企業や商業施設をメインに制作物の編集・ライティングやPRにたずさわるほか、雑誌などで人物取材や店取材なども手がける。好物は白米と佃煮。大切にしているのは、中庸な生き方、心地よさ、感謝と尊敬。