先生へ

先生、お久しぶりです。
中学を卒業して以来なので、もう10年近くになりますね。

10年間あっという間でした。変わったこと、気づいたこともたくさんあります。全部書こうにも紙の余白が足りそうにないので、2つだけ書こうと思います。

1つ目は、人に頼れるようになりました。
自分が苦しいときは「助けて」と友人に助けを求める。
自分だけでは無理そうなときは「手伝って」と友人に頼む。
ありきたりのことですが、他の人に頼るのは悪だと思い込んでいたわたしにとっては大きなことでした。
これが不思議なもので、人に頼るようになると、人からも頼られるようになるんですね。びっくりです。

2つ目は、今自分が見ている世界だけが全てではないということに気付きました。今もし中学生の頃のわたしに会えるとしたら、真っ先にこの言葉を渡すと思います。
中学生の頃のわたしは人に嫌われることを極端に恐れ、なんとかして周りに同調しようとしていました。でも、高校、大学と過ごしていくうちに少しずつ世界が広がっていきました。自分で選べるようにもなりました。

ここまで書いたのを読み返して、思わず赤面しました。ちゃんと生きてますよー!と伝えるはずが、幼稚園児のお遊戯会みたいになってしまいましたね。でも、これもわたしなのでこのまま送ります。

ではでは。そろそろ終わりにしようと思います。先生もお元気で。

冷凍庫をハーゲンダッツでいっぱいにします!