男性・女性両方向けASMRフリー台本「ナメップラーMIMI」
(コンコン、というノックの音SE)
「……きちゃッた。……あがってもいいかな……部屋ン中……」
(心臓の鼓動の音SE)
(きちゃッたッ)(どこに?)(彼氏クンの家ッ)
(これからするんだッ……)(耳舐めッ)(誰を?)(彼氏クン)
「あのさ……今日、家両親いなくて……だから、つまり、家ッ
泊まってもいいかな……?アタシ……」
(言ったッ)(どうくるッ?)
「……!ウン……」
(二人の足音SE)
(ギィー、バタンとドアを閉める音SE)
(心臓の鼓動の音SE、さっきより強く)
(きたッ)(彼氏クンの部屋ッ……)
(充満している……雄の臭いッ……フェロモン……男性ホルモン?)
(今日ここでするんだ、アタシ……彼氏クンに耳舐めをッ……)
(ぺろり、という唇を舐める音SE)
「ねえ……男女が二人きり……同じ屋根の下……
これからするんだよね……アタシたち……ASMRをッ」
「ヤるならヤるッ 徹底的にッ
彼氏クンを気持ちよくさせてやるッッッ」
(拳を強く握りしめる音SE)
「ベッドッ横になんなよッ
アタシがはじめてじゃないんだろッッ!?」
(押し倒す音SE)
(こっちはできてんだッ覚悟ッ……今夜、決めるッ……二人の初夜ッッッ)
(窓ガラスが割れる音SE)
「!!」
(スタッという着地音SE)
「オ~~~……コレハコレハ……オ楽シミカイ……
意外ニオ盛ンデ……邪魔シタカナ?ボウヤ達……」
(シュバッという構えの音SE)
「テメェッッ 調子こいてんじゃねえよッッッ!!
無粋だぜッッ!!アタシらの邪魔をするなんてよォッッ!!」
「ソ~リ~~~。ダケドオ姫サマ。先約ハズット前カラ俺ダゼ。
順番ハ守ラナキャ駄目……ダヨナッッッ!!」
(打撃音SE、また窓ガラスが割れる音SE、ドサッ、という音SE)
「彼氏クンッッッッ!!!!!!!テメェッッ彼氏クンを外にフッ飛ばしやがってッッどうなるかワカッてんだろうなッッッ」
「追ッテオイデ、ガ~~~~~ル」
(さっきの構えの音SEもう一度鳴らす、乱入者が外に出た音です)
「逃がすかよッ!!」
(走る音SE)
その時の様子を犬の散歩中偶然見かけていた近隣住民、
松尾長隆(42)はこう語る──。
「いやね、散歩をしていたンですよ、犬の。
デッカい犬で。ゴールデンレトリバーなンですけどね。
ソイツがさ、私のことを思ッッきり引ッ張って……
どこ行くンだいコイツ、なんて思ってたら……」
「驚きましたよ──身長192㎝はあろうかという大男と
かたや身長152cmほどの少女……向かい合う姿は武蔵と小次郎だ」
「二人は舌を突き出すようにしてましたよ。ええ。舌です。ベロですよ。
犬がワンワン吠えてね……でもこっちに見向きもしないんだコレが。
お互いに相手の耳を見てる。顔じゃない、耳ですよ……」
「ええ、最初に大男が動いたんです。
デカい体からは想像もつかない速さで……
少女の近くに倒れている男の耳を狙っているようでした。
舌がまるでヤリみたいに男の耳めがけて飛んでいって……」
「一瞬でしたよ。あの時は心臓が飛び出るかと思った。
少女が大男の舌を肘と膝で挟んで止めたンです。
(ここで少女役、絶ッッッッ!!!と強く叫んでください)
あれは相当痛かったろうなァ~……こう、肘と膝ですよ。
グイッ……と。しばらくものを食べるたびに痛んだでしょうね……」
「そのままむき出しの舌をつかんで、こう、背負い投げみたいに
後ろに放り投げたんです。大男は動けないみたいでした。
当然ですよ、地面はコンクリートだもの。柔道と路上でヤッたらヤバイ。
地面に衝突する衝撃がそのままくるんだもの。
多少格闘技をかじったことのある人間なら誰でも知ってることです、ハイ」
「そうして動けなくなった大男に、今度は少女が耳めがけて舌を矢のように
放ったンです……でも舌ですよ。柔らかいに決まってる。ところが
違ったんだな、これが。音がね、違うんですよ。普通舌が耳に入る音は
ぬぷっ、とかぬちゃっ、ってなモンだ。それがあの時の音はこうだった」
(ぞぷっ、というSE)
「ええ、確かにそういう音がしましたね。聞いたこともないような音だったんで驚きましたよ。最初は何がなんだか。でもすぐにワカった。
あれは耳を舐める音じゃない。鼓膜を突き破る音だったんだッて……」
(大男、声にならない声、苦痛)
「そこからは一方的な凌辱でした。こう、撹拌するみたいにね、
舌でグルグル~って。脳髄まで嘗め回されるような耳舐めッ
自分がヤられていたらと思うとぞッとしますよ、ハイ」
(地面をのたうちまわる音SE)
「しばらくして大男は完全に動かなくなりました。ええ、
少女の耳舐めに完全にやられたようでした。私もアレで
終わりだと思いました。だってそうでしょう?
闘いはもう終わッてるんだッ」
「ところがそうじゃなかったッ」
(ぶどうを握りつぶすような音SE)
(大男の声にならない苦痛の叫び)
「こう、ね、股座に手をヤッて。
ええ、そうです。男なら必ずついてるアレですよ。
まるでジェルボールでも握るみたいに。
ガシッ!!ッて……キモが冷えましたね、アレには……
あそこまでするのか……って……
いえ、あそこまでするンでしょうね……
本物のナメップラーッてのは……
犬も完全に怯えちゃッてね……おかげで散歩の回数は減って
楽はできるようになッたんですが……ハハ……
最後には大男が地面を舐めてました。
それを……そう、嘗めるように少女は見ていて……」
「アレが本当のASMRなンでしょうねェ……」
完ッッッ!!!!!!
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