男性向けASMRフリー台本「癒らしくのいち忍法帖~拙者の忍術は気持ちい伊賀?~」
(ボワン!!というSEと共に煙が立つ。煙が立つ音は口で言う)
「モクモクモクモク……拙者、リラクゼーションに特化したくのいち。
人は拙者を癒らしくのいちを呼ぶでござる」
(右耳→左耳に移動するように、足音SE)
「ふぅ~~ん……おぬしが最近里に招かれた客人でござるか……
ずいぶん疲れ気味の顔でござるねえ~。これはこの里に誘致された理由も
よくわかるでござるなあ……」
(左耳に息をふきかける)
「あはっ♡びくってしたでござる♡今のは忍法そよ風の術……
何、心配はないでござる。癒らしくのいちの本分は客人を快復させること。
おぬしはただ拙者に身をまかせればよいのでござるよ…♡」
(右耳に移動)
「それとも……この癒らしくのいちから逃げ出そうという心づもりにござるか?それは無謀……不可能……インポッシブルにござるよ」
(中央、ニュートラルな位置に移動)
「しかしこのままだと拙者お得意のハンドマッサージや囁きによる
リラクゼーションをするには万全とは言えないでござる。
ふむ……ならばここは客人のためにひと肌脱ぐとするでござるか……」
(空を切るような音SE)
「しゅっしゅっしゅっしゅ!!この華麗な印さばきをとくと見るでござる!
ドロン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
(再びボワンというSE)(声にエコーをかける)
「ふふ……驚いたでござるか?我が里に伝わる古の秘術……分身の術!これにより(左右、両サイドから囁き)左右からの耳責めを実現するでござる…♡ふふっ……♡ぞわぞわするでござるか……?」
(左右の耳に息をふきかける)
「ふーっ♡W癒らしくのいちの挟み撃ちにござる♡
これでは難攻不落の城もたちまち陥落してしまうでござるねえ♡
けどこんなのは序の口。W癒らしくのいちの忍法帖はまだ序章でござる♡」
(左右の耳を円を描くように撫でる)
「どうでござるか~?日々手裏剣投げで鍛えたこの手首のスナップ……」
(しばらく撫で続ける)
「ずっとこうして耳を撫で続けるのもそれはそれでいいんでござるけどぉ……(囁くように)もーっと気持ちの良いマッサージ……
してほしいでござるよね♡」
(オイルを手で編む音)
「これ、何かわかるでござるか~?
これ、マッサージ用のオイル。ガマの油でござるよ♡
万病に効く幻の秘薬……たっぷり塗り込んであげるでござる♡」
(両耳をオイルマッサージする)
「ほーれほれほれ♡ガマガエルの体液が耳に浸透していく♡
今日あったばかりの癒らしくのいちになすがままにされちゃう♡
世が世なら打ち首♡市中引きずりまわしの刑にござるね♡」
(しばらくマッサージしたら手を止める)
「はぁ~♡貴重なガマの油、耳にぬりこんじゃったでござる♡
ほーら♡鳴いてごらん♡げこげこ♡拙者はにんにん♡
げこにんにん♡耳からいい匂いが香り立つでござるね……
なんだかとっても美味しそうでござる……」
(耳かぷを右耳に、右側喋る)
「はぁむ……♡にっが……♡実際カエルの体液なんて筆者は舐めたことないから
どんな味するのかわからないけど恐らくにっが……♡まっず……♡」
(右耳耳はむ続ける、左の分身は喋り続ける)
「わぁ~♡石化の術♡体中のいたるところがおそらく緊張によりカッチコチ♡
癒らしくのいちに障られてるだけで全身硬化しちゃうんだ~♡ござ~♡」
(今度は左が左耳を耳はむ、右が喋るターン)
「駄目なお客人♡忍耐♡忍耐♡忍耐という言葉の中には忍びという字があるでござるよ♡抜け忍なんてダサいでござるよ♡ほーら♡恥ずかしいからって隠れ身の術は禁術♡」
(動きを止める)
「さて、もう十分でござるかね♡マッサージは、おしま~い♡」
(両サイドくすくす笑う)
「ん~?なんでござるか、その表情……もっと気持ちよくしてほしい、そんな顔でござるね……♡顔に書いてあるでござるよ♡達筆♡」
(両耳を指でなでる)
「そ、れ、じゃ、あ……」
(両耳を耳はむ)
「はぁ~む……♡」
(囁き)
「口寄せのじゅ……ちゅっ♡(キス音)」
(しばらく両耳キス)
「こんな風に口寄せされて…♡客人は幸せ者にござるね~♡
こんなの実質殿様♡天下統一♡おぬしは殿様か~!?」
(突然響き渡る轟音SE)
「ぬっ!?なにやつ!」
(火事の音SE、人々の騒ぐ音SE)
「客人……これはおそらく好賀の里の襲撃にござる!
拙者たち気持ちい伊賀の里と好賀の里は昔から犬猿の仲にござる……
ふ……心配召されるな。必ず、再びここに戻るでござる。
そしたら……続きをするでござるよ」
(かっこいいSE)
「リラクゼーションくのいち、癒らしくのいち!!
いざ尋常に参るでござる!!ハァーーーーッ!!!!!」
(ナレーション)
時は戦乱、動乱の世。
人々が傷つき、争いあう中、
それでも他者の幸せの為に戦う
歴史の影に隠れた者たちがいた。
人は彼女たちを癒らしくのいちと呼んだ。
彼女たちが後にどうなったかは、
誰も知ることはない……。
(ほら貝のSE)
おわり
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