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私、失敗しないんで ボケ学会
「私、失敗しないんで」
いつも、失敗しない私は、これでウケを狙おうとした。「私は失敗しない」と言った直後に、足元の石につまずく、飲み物をこぼす、など小さな失敗をする。これに対して、「いや、これは失敗ではなく、予定通り」と言うことで笑いを取ろうとした。
しかし、行動に移せなかった。みんなが明らかに引いていて、この状況ではウケる気がしなかった。
「私は失敗しない」と言った後、「でも、実はその言葉自体が失敗だった」と自己反省する哲学的なオチになったわけで、心の中でクックックって笑った。
しかし、そんなことを口にしても、今、この場の収集をつけることはできない。
ここで、笑いを取るのは無理なので、なぜ失敗しないかを説明すれば、皆のツッコミが入るのではないかと考えた。
「んなこと、あるわけないやろ!」
「そんなわけ、ありませんがな!」
と言うツッコミだ。
「みんなに私の秘密を暴露します。「失敗しない」と豪語していた理由は、実は時間を巻き戻せる能力を持っているからです」
シーンと静まり返った。これでは、収集のつけようがない。
読者の皆様、どうでした? 面白かった? この話が退屈だったなら、私は時間を戻せる能力があるので、巻き戻して書き直します!(嘘です)