体育会系が社会人でも活躍するなんて嘘だ
※あくまで個人的な意見です。
サッカー選手のセカンドキャリアって最近、本当によく話題に上がるようになりましたよね。
実際に僕もプロではないですが、サッカーをしてました。大学で膝の手術を3度経験し、膝が伸びなくなり引退しました。
怪我じゃなくても、契約があったり、いろんな理由でサッカーはできなくなるものです。プロサッカー選手の平均引退年齢は26歳、アマチュアであれば、大学や高校ともっと引退年齢が下がるのではないかと思っています。
ここでは、引退=サッカーを本気でしてない状態 と捉えています。
サッカー選手(アマチュアを含め)、スポーツ選手が社会に出て活躍できるかと言うと、できる人もいればできない人もいるって言うのが僕の経験です。
ってことは普通にサッカーしていない方と比べてもあんまり活躍度合いって変わらない気がしています。最近出ていたこれがいい例です。
結局サッカー選手が、サッカーをできなくなると苦しいんです。そして将来への不安も大きい。
2016年のデータだと引退後40%は鬱病かアルコール依存症になるそうです。
高校、大学生を含めるともっといるのではないかと。
僕がこんなこと言うのも恐縮ですが、引退後もすごく活躍していて尊敬する方もたくさんいらっしゃいます。
人材系の会社にいた時に「体育会系の人材が欲しい、なぜなら気合いと根性があるから」みたいな担当者と多く会いました。
確かにイメージでいうとそうかもしれませんが実際そうではないことが多いです。
なぜならサッカーは好きだったから頑張れた。ただそれだけです。例えばサッカーに関しては、本気なのに、自分の嫌いな仕事をしてる時って別に本気にならないですよね。
サッカー選手が引退後活躍しているな(主観)と思っている方に共通しているのは、下記2点です。
●サッカーをすること以外の夢、目標を持っていること
●自分の強み弱みを棚卸しできていること
これに限ると感じています。
僕もサッカーが大好きで、やめた時はその喪失感と生きがいを奪われた気がして、惰性で働いていました。でも、自分の強みや弱み、どんな時に自分はやりがいを感じるのか、過去のサッカーの経験から夢を見つけました。
そこからは毎日が嘘のように楽しい日々です。
僕はこれを知ったからこそサッカーに恩返ししたいと思っています。
たくさん苦しんでいる仲間を見てきました。そんな仲間を救いたい。そして、僕みたいな人をなくしたい、そう本気で思っています。
ソサイチチーム『LEJAY』を作ったのもその一つです。
そして、今回『ズィーガーサッカーオンラインスクール』を作りました。
選手には自分の考えの棚卸しを、子供達には、困難を乗り越える考え方を学んで欲しいと思いました。
実際僕が子供の頃は消極的で、サッカー選手が学校にきてくれてもみんなの前で質問なんてできませんでした。
でもオンラインでマンツーマンで現役のサッカー選手と話せる。そんな機会があれば、もっとサッカー界は盛り上がり、サッカーが何かしらの理由でできなくなっても、サッカーに恩返しできる人間として育っていけるのではないかと思っています。
大津祐樹選手が活動しているfootball assistの理念もすごく共感しています。
僕は大津選手のような知名度もなければ、経営者としても未熟ですが、少しでもそんな思いが皆さんに広がっていければと思います。