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誰もいない場所をあたためる君

2022年がはじまってもう1ヶ月が経とうとしている。

昨年ひとつ人生の区切りを付けて、会社という枠組みを飛び出した。

もちろん生きていくためにはお金が要る。君を生かすためにも。

家にはほとんど帰られないし、夜中まで仕事をしている。

そんな環境で文句も言わずに、1Kの部屋の片隅で、誰もいない部屋で、孤独に其処を温めてくれている。

文句も言わずに。

この間にもうちのお金を減らし続けていることだろうけど、そんなことは些細なことだ。

そんな君に次会ったら目一杯綺麗にしてあげたい。



ウチの便座。

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