氷壁にアイスアックス

キナリ杯が気になり、はじめたひと。縁あって賞をいただけたのもあり、思いついたときに思ったことを書きます。

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    自分が書いたnoteのうち、よく書けたなと少し褒めてやりたかったり、なんだか気に入っているものです。

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僕がキナリ杯で“読書が趣味”な女性と「恋活」するための書評7選

■#キナリ杯 を舞台に恋活を行おうと思う。 構想としては以下の通り。 ①キナリ杯で書評を書いて受賞する →②未来の恋人の目に届き、連絡がくる  →③お付き合いする。 シンプルイズベスト。すごい。完璧すぎて自分が怖い。 しかも賞金をいただけたらはじめのデート代に全部突っ込める。 もうちょっと詳しく言うと、ちょっとだけマニアックな読書の趣味を持つ僕が、同じくちょっとマニアックな本が趣味なひとを探している。 特に好きな本の書評を書いたので、読んで「ピン」と来た人はお互いめ

    • ラテン語をはじめたら英語が使えるようになった話

      ラテン語学習をはじめたら、なぜか英語がめちゃくちゃ使えるようになってきました。 英語の学習法としては意味が分からなさすぎる。けれど有用性はあると確信しているので、英語を向上させている中で停滞を感じている人のちょっとした気晴らしにでもなれば幸いです。 ラテン語を学び始めて半年弱が経つのですが、先日たまたま英語を話す機会があり、自分でもびっくりするくらい英語が口をついて出てくるようになっていました。 読み書きは使っているけれどしゃべりになると急激に英語レベルの落ちる、典型的な日

      • 消しゴムを拾ってあげた女子にストーカーされた話

        ずっと前のnoteで少し話に出した、ストーカーされた話について書く。どこかの文章に混ぜ込もうとしてもインパクトが大きく話が逸れてしまうので、思い出話の単品として。 結論から言ってしまうと警察の介入で事態が収まったので、もし今現在ストーカーされている人は積極的にお世話になるといい。一昔前は男が相談しても受け流されてしまうなんて話もあったが、僕の場合は親切に対応してもらったし、受け付ける人によって対応が変わることもあるので、万一受け流されてしまったら他の署に相談するのもよい。

        • 2023年から、これからの人生に携えていく本、漫画、映画たち

          毎年同じことを繰り返す。人生の半分はそんなものと昨年書いたが、今年はそれなりに変わったことが多かった。 会社はメンバーを変え移転もしつつ再び軌道に乗り、スポーツの調子が良かったところからオーバーワークで体を壊し、結婚式をして、妻が妊娠し、新居を契約し、資産運用をしっかりと始めた。 一方で、すべて仕込みの時期でもあった。 今年に入ったいまでもフィジカルはリカバリーを終える段階であり、順調であれば今年に子供が生まれ、新居の竣工はまだ来年で、会社の上場はもうちょっと先だろうし

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        僕がキナリ杯で“読書が趣味”な女性と「恋活」するための書評7選

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          7本

        記事

          『チェンソーマン』を英語で読む

          日本の漫画を英訳で読む。中学生の頃“NEW HORIZON”でKenとYumiが二人の時も英語で会話しているのを見て、そんなわけないだろと突っ込んでいた自分からすると随分と矛盾した行動だ。 なのだけれど、作品を味わう方法としても、英語に親しむ方法としても想像以上に得られるものがあった。 作品を味わう方法としていい一番の理由は、英語を読むために集中力を使うからだ。 実証的に確かめられている結果として、読書の際は真っ白な紙に綺麗な文字が印刷されているよりも、質の悪い紙や擦れた

          『チェンソーマン』を英語で読む

          2022年から、これからの人生に携えていく本、漫画、映画たち

          毎年同じことを繰り返す。人生の半分くらいはそんなものかも知れない。 このnoteもその一部。残りの人生をカウントするという趣味の悪い書き出しは結構気に入っていて、1/50→1/49→1/48と順調に減っていっている。 去年は49という数字から連想してピンチョンから書き始めたけれど、48と見てもAKB48くらいしか思い浮かばず、特に思い入れもないので少し困った。 困ったときはまとめればそれっぽくなるだろうということで、過去3年間を総括してみる。 僕のここ3年間のコンテンツ環

          2022年から、これからの人生に携えていく本、漫画、映画たち

          今年買って“もっと早く買えば”よかったもの

          自分がどんなものを買うか残しておけば、今後役立つのではないかと思ってメモ。 来年もこういったものを前倒しで買っていけばいいはず。 スマートウォッチ:GARMIN 745 ForeAthleteスポーツに特化したスマートウォッチ。もともと当時の彼女(今の妻)がトライアスロンに挑戦するということで、二人同時に買うと割引になるというので僕も連れションくらいの軽い気持ちで購入したところ、そこから大活躍。 記録を取ってくれるだけでなく、設定した目標に向けたトレーニングのメニューを組

          今年買って“もっと早く買えば”よかったもの

          二回目の結婚

          婚姻届けを提出するのはほとんど10年ぶりで、戸籍謄本を忘れてきてしまった。パートナーの可愛いふくれっ面を横目に、窓口で受理はしてもらったので記念日としては確定。あとは後日、僕の分を出せば承認されて、戸籍が変わる。 結婚がいいことずくめではないことはじゅうぶんに分かっている。どちらかが名字を変えれば色んな面倒な申請が必要なのに、配偶者控除もないだろうし、もし子供に恵まれたとしても児童手当すらきっともらえない。社会から特に結婚が推奨されていない時代に何で結婚したのかな、というの

          足で稼いだ普通の写真たち

          以前noteに載せた写真が引き続き「みんなのフォトギャラリー」で使っていただけていて、新しいnoteを読むきっかけになっている。 以前のはこちら。 ここから半年少しで100件くらい使っていただいたので、2日に1記事くらい新しい記事を読んでいる。使っていただいた記事はすべて読ませてもらっています。ありがとうございます。 このnoteでは昔撮った自然の写真に振っていたので、もっと日常に近いものも挙げておこうと思う。1日1記事くらいに近づくと理想的。 背中背中っていい。画面

          足で稼いだ普通の写真たち

          30代以上が教養をアップデートするための本たち

          「最近の若者は」なんて言葉が口をつく日がこんな早く来るとは思わなかったが、最近の情報技術の発展はすさまじい。 それに伴い教育も変わっていて、「最近の若者」の教養はしっかりとアップデートされている。英語教育の早期化は言わずもがな、情報が高校で必修になり、中学で統計を学んでいるのが現代だ。 高校を卒業して10年も経てば、どうしたって教わったことをアップデートする必要が出てくる。 かといって新聞を読んでいればそれで十分なんて時代でもないので、実際に役に立った本を並べてみた。ジャン

          30代以上が教養をアップデートするための本たち

          ダイエット成功記

          1ヶ月で4kgほどのダイエットに成功した。元々あまり太らない性質なので減量と呼んでいいかもしれない。60kg→56kgで体脂肪率は一桁まで落とした。 意識的に痩せようと思いちゃんと実行したのははじめてなので、またやる時に備えて反省録を。重要だと思った順に書いていく。 あと、こうやってnoteに減量のまとめを書くこと自体もモチベーションにしていたので。 ①モチベーションの維持ダイエットに近道はないと思っている。ただただ毎日、正論を積み上げていけば痩せる。それだけ。 巷に

          ダイエット成功記

          限界の閾値をあげる

          ゲームは1日36時間、読書は1徹夜まで。仕事を週に100時間、勉強を週に112時間は続かない。ランニングは一日50km、ソロの雪山泊は数日なら。 あの時に比べたらきつくないからまだ行ける。やってみようと思える。フルマラソンしかり、修羅場を潜り抜けた人がよく口にするセリフだ。 原点となるきつい記憶は、高校のイベントで52km走らされたことだった。 強歩大会という名目で、明らかに走らなければ間に合わない52kmに対して7時間という制限時間。なぜかフルマラソンよりも長いこれを

          限界の閾値をあげる

          戦争は自分にとってどんな顔をしているのか?

          ウクライナで戦争が行われている。こんな渦中であるからこそ、戦争について、暴力についてどんな考えを自分が持っているか棚卸しておきたい。 ウクライナ情勢について友人や家族に聞かれたり話し合ったりする機会が増えたので、自分の意見の根底にある戦争観がどう偏っているか整理しておきたいのが一つ。 一介の日本人がこの混乱をどうとらえていたのか、という小さな証言の記録にもなるかもしれない。 ※いまnoteでロシアやウクライナに関わる記事を書くと、寄付のリンクが張られるらしい。僕も寄付し

          戦争は自分にとってどんな顔をしているのか?

          宇佐見りん『くるまの娘』と家族の現代病

          芥川賞を獲った『推し、燃ゆ』を読んで、『かか』にもあてられて以来ずっと気になっている宇佐見りんさん。その最新作が文藝の春季号に載っていて、評判がとてもよさそうなので手に取った。今日読み始め、そのまま読み終わった。 とてもよかったので、誰かが手に取る後押しになるように読書感想文を書いてみる。僕が主に参考にしたのはTwitterのタイムラインだったけれど。 ネタバレ要素は薄目ではあるが、ストーリーの内容を書く部分には注意を付してあるので、気になる方はそこで止まってほしい。

          宇佐見りん『くるまの娘』と家族の現代病

          書き出しで選ぶ、ブンガク名作

          “僕は二十歳だった。それが人生でもっとも美しいときだなんて誰にも言わせない” 『アデン・アラビア』ポール・ニザン “智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい” 『草枕』夏目漱石 僕たちはかつて20歳だったか、これから20歳になるか、今まさに20歳であるか。そのどこかに属している。 いまここにいる僕にとってあなたにとって、もっとも美しいときはいつだろう。純粋無垢だった幼少期とか、新たな経験を積んでいるであろう未来とか。そう答

          書き出しで選ぶ、ブンガク名作

          足で稼いだ自然の写真たち

          みんなのフォトギャラリーで写真を使ってもらった、誰かのnoteを読むのが好きだ。 登録して以来どなたかのnoteにつかってもらったと通知がくる。週に数回程度ぽつぽつと。noteのアルゴリズムでもなく自分で検索するでもない、ある種ランダムでこれ以外では触れる機会はなかっただろう。そんな出会いが気に入っている。 今でもちょうどいいペースなのだけれど、もう少し多くてもいいかななんて下心をもってフォトギャラリー用の写真をばらばらと上げる。そんな保管庫然としたnoteがこちら。

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