労働者の主体化
前回に引き続き、働く上で労働者に主点を置いた
1960年代までは、物を生産するほど売れる社会下であったため労働環境より大量生産するという目的を達成するだけであった。近年では生産しても売れないものが多く労働者が考えて商品やサービスを提供していかなければいけない時代へと変化している。大量生産するために指揮者が監視し、指摘していた状況から労働者が積極的に仕事に取り組まなければいけない。
積極的に取り組めるようになるためには、やりがいが必要だ。アメリカの有名な心理学者、エイブラハム・マズローはマズローの欲求階層説を公開した。これは人間は最高の私を実現したいという欲求を持つ人間であることを示している。ピラミッドの図のしたから欲が満たされていく。下から生理的欲求、安全への欲求、愛と所属への欲求、自我と自尊・心の欲求、自己実現欲求が1番上に位置する。この自己実現、最高の自己になりたいという欲求身たどり着いた時に人間は人間らしい創作的な能力を発揮できる存在になるために働き始めるそうだ。
このように主体的に働き始める人材は企業を求めているが、どのようにして作れば良いのか?以前も述べた、パーパス経営をもとに企業全体で理念や価値観を共有し同じところを目指すのが良い。労働者に言葉で命令していた管理方法から働きたいと思わせるように誘導する。所属する組織が目標に向かっているから自分も頑張ろうと思わせている。これは個人の強みを活かすチームワークと捉えたいところだが、裏を返せば洗脳になってしまう。目標に必死になりすぎて低賃金でも長時間労働でも認めてしまう人が出現する。
人々が自主的に働くように方向づけることは労働者がさらに上を求めてしまう傾向にある。そして、監視する指揮者がいなくなり自身が自信を監視するようになった。現在では主体的な人材を求められ、そのような人材を育成していくために企業はパーパス経営を運用する。