30-1.健康寿命を延ばそう!
今回は家づくりからちょっと離れて、でも家づくりにも関係してくるお話をしようと思います。
たまには看護師っぽいことも発信しとかねば、ホンマに看護師か!?と疑われるし・・・( ゚д゚)笑
■健康寿命とは?
『健康寿命』ってご存知ですか?
簡単にいうと、病気にならずに元気に過ごせる期間のことを言います。
よく聞く平均寿命というのは、乱暴な言い方ですが健康であろうと寝たきりであろうと、この世に命がある期間です。
平均寿命まで生きられたとしても、病気になって寝たきりになってしまったり、後遺症が残ったり、介護の手が必要となることも少なくないのが現状です。
誰もそんな人生望んでないですよね・・・
そう考えると、もちろん健康寿命が長い方がいい。
ピンピンコロリ。
そんな人生の幕引きが理想です!!
■ヒートショックが要因のひとつ
最近ではヒートショックという言葉、ご存知の方も多いでしょう。
気温の変化によって血圧が上下することで、心臓や血管の病気が発症するのですが、これは住宅とも密接な関係があります。
今の新しい住宅は比較的気密・断熱性が高い住宅になっていますが、それでも水回りは寒いと感じるのではないでしょうか?
ましてや、私たちの親世代が住んでいる30〜40年以上前の古い住宅や賃貸アパートは、断熱という概念すらなかった時代ですので、家の中で白い息が見えるなんてザラです。
古い住宅や賃貸アパートは暖房器具で暖めている部屋は暖かいですが、そこから一歩外に出ると、廊下やトイレ、洗面・脱衣室は途轍もなく寒い!という経験をしたことがあるでしょう。
その寒さに対応しようとすると人間の血圧は上昇します。
また、そこからお風呂に入るために衣服を脱ぎ、浴室へ入るとさらに血圧は上昇します。
その後、浴槽に入ると急に身体が温まるため血圧が下降します。
また、起床時、暖かい布団から出ていく時も同様の現象が体内で起こっており、トイレに行った時にそのまま倒れてしまう、ということもよく起こります。
この血圧変化が脳疾患や心疾患を引き起こしてしまうのです。
■影響を受けやすい人
下記の項目に該当する場合は、特に気をつける必要があります。
このようなリスクを減らすためにも
【生活習慣の見直し】
【冬あたたかく、夏涼しい家=高気密高断熱住宅】
が必要です。
長くなってしまったので、続きは次回お話しします。