【たゆたう記 #1】わたしはこんな人間だよ、ここにいるよ、は声を出して初めて届く
自分の心に留めているだけではもったいない感情や思いが、日々たくさんある。だから駄文でもいいから日記として残しておこうと思う。
1年勤めた会社の最終日から、もうすぐ1ヶ月が経とうというところ。
毎日猛烈な勢いで回転させていた頭は、気づけばぼや〜っのほほん〜としてしまっていた。
今はそのリハビリ期間とも言えるかもしれない。
わたしこんなにできなかったっけ…と、ときにはずーんと落ち込みながら、それでも前に進んでいる。
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宿をやってみることに決めた。
宿といってもアパートの1室で、2〜3人ほどが泊まれる小さなお部屋。
それでも毎日不安とワクワクでドキドキしてしまうくらい、自分にとっては一大チャレンジなのだ。
(amazonでこんなに買い物したことないってくらいポチポチしまくった直後なので余計に。ひえ〜)
8/10から宿泊を開始できるように、粛々と準備を進めている。
名前は「宿たゆたう」。
「たゆたう」という言葉が降ってきたのは、お風呂の中。
わたしのアイデアは大抵お風呂の中で降ってくる。
白でも黒でもない、二者択一な世界ではなく曖昧さを自分に赦せる場所。
この場所を試金石としながら、自分にとっての暮らす・働くとは?心地よさを探る場所。
ゆらり、ゆらりと漂いながら、心の声を聞き、自分にとっての心地よさに目覚められる場所。
そんな場所を、とてもとても作ってみたくなった。
これまたお風呂で降ってきたコンセプトは「人生の波間に寄り添う宿」。
わたしは今、自分自身が波間にいる。
うねりとうねりの間。
これから自分に対して何か、これまでにはなかった大きな波が待っている予感がひしひしとしている。
でもわたしは臆病だから。
どんな大きさなのか、どんな形なのかもわからない波に怯んでいる。
だから、臆病なりに波に乗る準備をする。とにかくする。
そして早く、粗くてもいいから形にしてみんなに見てもらいたい。
たゆたう仲間と繋がりたい。
「完璧にしなければ人に見てもらうことはできない」という自分の中にある思い込みや「かっこ悪いところを見られたくない」という変なプライドを手放していこう。
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長野県東御市にある「わざわざ」の平田さんが出版された本「山の上のパン屋に人が集まるわけ」を読み、とても感銘を受けた。
決して交通の便がいいとは言えない山の上にもかかわらず、絶えずお客様が訪れる人気店で、現在はパン屋さんだけではなく複数店舗の運営やオンラインストアも経営されている。
そんな平田さんが一貫して大事にされていると感じたのは、自分たちのスタンスや哲学を発信し続けていること。世の中的なセオリーや成功の方程式に流されず、自分たちのあり方を貫いていることが最高にかっこいいと思った。
わたし自身も、わたしが作る商品やサービスも、そうでありたいから、まずは心に留めず発信し続ける練習を始めました。
取り組むのは25分と決めて。
徒然な「たゆたう記」、初日完。
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