V名人戦を終えて

今期、V-B級猪での全日程を終えました。
スコアとしては、3勝2敗でした。
わかっていたことですが、今期昇級は儚い夢と消えました。

残念ではありますが、内容的に考えて妥当なのかなと思いました。
全5局の内容あまり納得できるものではなかったです。
全体的に実力不足を痛感しました。理想には程遠い。
と言うか毎年毎年えぐい組み合わせになるの何なんだろうね? 呪われてるのかな? 賄賂渡さないと駄目かな?

少し浮かれていたかもしれない

81で三段になったのが却って良くなかったのでは、と少しだけ思います。
三段から四段になるのは、どうしても長期的な目標になってしまうし、容易くない。
勉強にも身が入らないという感じでした。
とある将棋指してる人は〇〇を倒すまで辞めないと、具体的な目標があるみたいでそう言うのがあればまた違ったかもですけど、
なんかもう十分強くなったんじゃない? って思ってなんか勉強する気が出ませんでした。
慢心良くないね。

で、まぁ勉強量減るのは良いとして、後になって思うのが対局数が減ったのが不味かった。
負けても酷い内容であろうが、指すべきでした。切れ負けでも泥酔しててもどんな内容でも。
実践からしか得られないものもあるんですよね、きっと。

勝ち方を選べる程強くない

最終局(アクセラ戦)は、序中盤やや悪い終盤勝ちがあるという局面で見えた候補手3つの中から唯一駄目な手を選んで頓死でした。
即詰みはあったみたいですが、優勢は優勢。ただ、こういう時の指し方がとても苦手で課題でした。
わたしの敬愛する天野宗歩先生は「強者こそ最短で寄せよ」というのを信条にされていて、わたしもそれが恰好いいと思って目指しています。
ただ、今のわたしはとても勝ち方を選べる程強くはないと最終局で思い知りました。

また、ハルちゃんとVSさせて頂く機会があったのですが、わたしに足りない勝負強さを見せつけられた。
簡単に土俵を割らない。良いはずなのに、ずっと苦しい。結果としては一つ勝ち星を返しましたが実力が違うと思い知りました。
トータルで負け越してるのでそれを返済するまでわたしのリベンジは終わりません。
菜々河ハル、覚悟して待っててください。

最短を目指して間違えて、負けるというのはよくある話です。
最速の寄せが出来れば理想です。ただし、受け切り・相手の手を殺すなど。
玉を詰まさない方が簡単に勝ちに結びつくということも往々にしてあります。
強いから即詰みに討ち取るのであって、弱者は弱者なりに見えない時は絶対負けない将棋を指すべきなんだなと胸に刻みました。

しばらく。84角で桂馬を抜いていればと夢に出てきそうです。
どうして一番駄目な手を選んじゃったのやら。
羽生先生でも一手頓死することあるんだし、人間だから仕方ないね

それでも少しずつ

「あーあー、わたし雑魚だわー」と落ち込みましたが、わたしが弱いのは今に始まったことでもないですし、地道に日々勉強するしかないよなと思った次第です。
当たり前のことなんだけどね。
前期A級・今期S級でストレート昇級している人もいて、焦る気持ちもあるけど、比較しても仕方ない。
わたしも少しずつ強くなっているとは思うし、自分のペースで一歩ずつ進んで行こうと思います。
来年、来年が駄目でもその次昇級出来る様に頑張ります。

応援してくだっさった皆様、ありがとうございました。
これからも紫陽花さくらを応援してくれると嬉しいです。

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