現代で将棋が流行らないと思う理由
将棋流行らない
まず、わたし自身、”将棋は流行らない”と思っています。
かつては普及したいとも思っていましたが、今は将棋を勧めるくらいなら麻雀を勧めます。
娯楽の飽和時代
今の時代、娯楽で溢れています。
手軽に遊べるスマホゲームという意味では、将棋にも若干のアドバンテージはあるでしょうが、それでも他が強過ぎます。
将棋が流行らない理由
将棋が流行らない理由を、TCGや他のネットゲームから考えてみましょう。
バランス調整がない
他のゲームだと、「〇〇が強すぎるので弱くします」だとか新しい要素を追加して何とかユーザーを繋ぎとめる努力をしています。
将棋は、入玉のルール調整などはあったにしろ、駒が増えたり、弱くなったり調整が入っていません。
変化がないというのは一つの美点かもしれませんが、モンスターハンターでさえ新作を出すなどしていることを考えるとやっぱり変化があった方がユーザーを繋ぎとめる力は大きいと思います。
特定戦法で萎える
例えば、アヒル。端角中飛車などの戦法が10年経ったら無くなるということがありません。これはバランス調整がないという話に地続きの内容ではありますが、これが結構しんどい。
「対策覚えれば良いじゃん」というのはまさにその通りですが、それは将棋のみを趣味にする将棋民の思想です。
スプラトゥーンやモンスターハンター、アークナイツ、ウマ娘、学園アイドルマスターと戦うためにはどうしたら良いのかという話をしているのです。
極力ストレスがない方が良いに決まっています。
嫌いの度合いによるかもしれませんが、「折角勉強したのに奇襲戦法で心おれたからやめるわ」というケースもゼロではないでしょう。
運要素がない
強いて言うなら先手後手くらいのものですが、高段者クラスでもない限り明確に先手後手でそれぞれ作戦を用意するなんてことしません。
完全実力性と言えば、聞こえは良いですがつまりは勉強しないと勝てないということです。
麻雀で良いじゃん、というのはプロ相手だろうが初心者が勝てる要素があるからです。自分が親の時頑張るかーと勝負の局所があるのも良いでしょう。
ソフト指し問題(ネット将棋)
これが一番の問題です。
証明が出来ません。
仮に、ブラウザで他のアプリを全部落としている状態じゃないと動かないだとかそういう機能を作ったとしても、スマートフォンを手元で使えば抜け道はあります。
どんな方法でも抜け道があります。
顔出し配信者なら、手元とディスプレイをライブ配信すればある程度の証明は出来るかもしれませんが、あまりに手間がかかります。
じゃあ、どうすればいいの?
まぁここが一番難しいところですが、
・初心者を大事にする。
・教えたがりおじさんにならない。
これに尽きると思っています。
冷静になってみてください。仕事をしていて「何で○○の資格取らないの?」とかいきなり知らない部署の人に言われたら「なんだコイツ?」ってなりますよね。
なので、温かく見守るというのが肝要だと思います。
「また、遊んでやるか」「二度とやらんわ」どうなるのかは、実は我々の行動・発言次第かもしれません。
さいごに(個人の考え)
わたし自身、初心者から有段になるために結構な時間を費やして勉強しました。
ただ、苦労の割にはあんまり強くならないし大変だな~とか。
変な人に絡まれたりなど、嫌なこともありませした。
なので、別に流行らなくて良いと思います。
気が向いたらやる一つの選択肢に入るくらいが、わたしの理想です。