将棋ウォーズで初段ガイド#1
まずはじめに
何故この記事を書いているかと言えば、直接教えていたり周りで教えている人がいるから情報共有したいというのが大きな理由です。
また何故初段なのか、と言えば”段”という一つのゴールだからです。
初心者が毎日勉強していても1~2年かかるくらいの難易度です。
※行政書士とかと同じくらいと思うと怖いね。
あと、筆者はウォーズで言うと二段くらいなので偉そうに講釈垂れるだけの実力がある訳ではありません。話半分くらいに聞いていただけると幸いです。
ただし、社会人になってから勉強してここまで来たのである程度再現性は高いかと思います。
ウォーズの壁
~5級
まず、5級です。
将棋初心者と定義します。
何かプラスにするのではなく、減点(マイナス)を減らすことに集中するのが良いでしょう。
例えば、駒をタダで取られないようにする、など。
~3級
ちょっと強い一般人がこのレベルです。
わたしも始めたときはこの辺だった気がします。
この辺から将棋の勉強をしたことがあるかの壁が明確に現れます。
~2級
将棋ちょっとわかってきたかもレベルです。
それなりに勉強しないと大変です。
初段と戦ってもあんまり勝てないです。
3手詰は解けるようになっておかないとこの先苦労します。
~1級
力で言えば、初段とほぼ変わりません。
次の章で、初段と1級の差について考えてみようかと思います。
初段と1級の違い
それは、安定性……打率です。
初段と1級の力の差は確かにありますが、上振れすれば勝てない敵ではありません。
「いや、そんなの嘘でしょ」と言われるかもしれませんがここで話しているのは、”初段の実力を得る”ではなく、初段にぎりぎり合格するという話をしています。
そもそも半分くらいは負けるから気にしない
不正行為ダメ、絶対
サブ垢、ソフト指し、下げランなど残念ながらこういう人達がいるので勝てないときは勝てないです。そもそも将棋ウォーズは将棋によく似たゲームなので、将棋ではありません。
棋神
そもそも、棋神という公式ソフトがあるので連打されると勝てません。
なので、半分くらいは負けるのは仕方ありません。
そう思っておかないとやってられません。
課金はやめておこう
1日3局きちんと指すのが大事です。
課金の必要はありません。
3局酷い内容だった、課金してもっと指すぞ!
となるから、将棋ウォーズは利益をあげられているわけですな。
棋神ラーニングはおすすめしない
少し話はそれますがお許しを。ウォーズの中に丁度良く学べるものがある~と思ってしまうのも無理もないですがわたしは棋神ラーニングを他人には勧めません。
理由はいくつかあります。
否定をするわけではないですが初段になるためには不要だと思っています。
1.単純に高い
毎月あの価格を払うくらいなら3手詰ハンドブックを繰り返しやった方がいいです。
本を持ち歩くのは億劫という人は、
駒サプリというアプリに課金して3手・5手詰ハンドブックをやった方がより良いかと思います。
また、ANKIFのような優秀なアプリが買い切りなのに対して、毎月1200 円はちょっと……と思います。
2.問題の信憑性にかける
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横歩取りの45角戦法での頻出局面です。
従来定跡では、77馬と引く手を推奨されておりこの銀は取れないというのが通説でした。
ただ、この銀は普通に取れます。
将棋ラーニングでは、銀を取る手を不正解としていたという話を聞きました(某知り合いのXのポストで)。
どちらが不正解というよりもどっちも正解です。それを二択の問題にするのは少し乱暴かなぁと思います。
3.現代は無料で良質な情報に溢れている
結局これが一番の理由です。
初段になるのに、大体1~2年かかります。勉強目的で二年間課金するとなると、28,800円かかる計算になります。
その金額を払うのであれば、YouTube Premiereに入って広告なしで「将棋 初心者」と動画を探したほうが良いのかなとどうしても思ってしまいます。
勝率(=打率)を上げるために
まずは、詰将棋
3手詰ハンドブックを繰り返しやります。
10秒くらい考えてわからなかったら、答えを見ても良いです。
時間は適当なので、自分で設定してみてください。
将棋ウォーズでは、10分切れ、3切れ、10秒とあって3手詰一つに3分も5分も考える時間はありません。
実践想定で考えるのであれば、時間制限を付けて周回した方が確実です。
対策強化
戦法の勉強はそこまで重要じゃないとは思いますが、
・戦うと必ず負ける
・人気戦法
この二点に関しては対策を練らねばなりません。
例えば、対中飛車になった瞬間100%負ける。序盤を悪くするということであれば修正は必要ですし、対四間飛車は居飛車であれば3連続当たるくらいには人気の戦法なので何かしら用意があった方が良いです。
基本的に一度覚えた対策はずっと使えるので、少しずつ修正を加えていきましょう。
わたしの場合は、対四間飛車は二段に通用するくらいの用意はありますが、相掛かりに関しては1級レベルあるかどうかも怪しいです。
目指すところ
理想は、詰将棋で養った終盤力で勉強していない戦法はごまかして、
四間飛車など良く出会う戦法には対策を用意して勝率を徐々に上げる。
これで、初段を目指します。
半分は負けても良いけれど、精度を上げていけば昇級出来るはずです。
結論
・3手の詰将棋を解く。
・沢山戦いそうな戦法の対策はもっておく。
気が向いたら続きを書きます。
感想や要望あればコメント頂けると、その内容にそった記事を書くかもしれません。