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私のまんなか

半分が なくなってしまったみたいな
黒く陰る月を見て
そこにあるのが当たり前だと
そう思っていたことに気づく
いつもの景色 山のとなり
そこにいない月を探して
季節がまたひとつ
過ぎ去ったことに気づく
ずっとつづくと思っていた毎日が
呆気なく終わる日
「バイバイ」と「さよなら」
そこから動かない画面を
ずっとずっと遡って
「おやすみ」と「おはよう」
を繰り返していた毎日を思う

あなただけで満たして
満たされないどこかを埋めて
埋まらない場所がなんでか
やっぱりあなたを探してる

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