本棚
電子書籍よりも紙の本を読む方が好きだ。ページを捲る感触や、本を読んでいる時の没入感などは電子書籍では得られない。
本棚に並ぶ背表紙を眺めるのが好きだ。何度も読み返す本やまた読みたいと思った本、買ってみたけど途中で読むのを辞めてしまった本、時間がなくてまだ読めていない本。本は様々あるけれど、将来的には好きな本だけをしまう本棚をつくりたい。
本棚は自分の人生だと思う。人に見られたら恥ずかしいと少し思うが、結局は似たような本を好いている人にしか自分の趣味はわからないだろう。ちなみに私の本棚はBLでもGLでもない一般文芸だけどマイノリティをとりあげている作品がめちゃくちゃ多い。
最近、よく行くブックカフェで凪良ゆう先生の『わたしの美しい庭』を見つけた。読むのは本屋の店先に単行本が並んでいた時の立ち読み以来だった。まだ文庫本が出ていなかった頃で、私はおそらく高校生だった。たまたま開いたページが路有の学生時代のシーンで、印象に残っていた。
本棚に置きたいと思った作品だった。人との関係を型にはめる必要はなくて、他人がどう思おうと自分が、或いは自分達が納得できれば良くて、素敵だと思えば素敵で、恋愛と友情の間に明確に線を引けない私を励ましてくれる作品だった。
すぐに買おうと思って検索したが、冬季限定カバー版があると知って、まだ買っていない。どうせ置くなら好みのカバーが欲しい。
ちなみに、そう思ってる間にブックカフェに2度行った。絶対に2冊買った方がお金を使わずに済んだと思う。
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