冬がはじまるよ
ロンドンは9月後半から一気に気温が下がり、
日毎に日没が早まり、空はどんよりし始め、
舞い散る黄色い落ち葉の重なりをカサカサと踏みしめて歩くこの感覚、
日本では11月後半から12月の感じで、
ひとり年の瀬に向けた気忙しい気分になってるロンドン生活1年生です。
(そして槇原敬之の「冬がはじまるよ」を一人口ずさむ)
日本の四季毎の気温と空気感がバイオリズムに刻まれてしまってる故、
今肌で感じる月と実際の月がズレて、ちょっとおかしな感じ。
長い冬に備えてそろそろビタミンDなるものを飲み始めないと、、、
Marks&Spenserの衣料品のディスプレイも
暗ーい色のダウン達が一気に全面に陳列され、
秋を通り越し、冬が一気にやって来た感じ。
夏と冬とで衣類のトーンが極端に変わるのもイギリスの特徴?
夏は華やかな花柄ワンピースが席巻してたのに、
(年齢関係なくみんなとても花柄が似合うのだ)、
冬になるといっきに黒茶ダウンにトーンダウン。
もうちょっと明るい色のダウンを前面に出せば気分も変わりそうなものを、
気候がそうさせるのか気分がそうさせるのか、
ニワトリとタマゴ、、、
日本は秋の行楽、食欲の秋(秋刀魚や栗ごはん、、食べたい)と
冬までもうひとつ季節の楽しみがあるけど、
こちらはクリスマスで街が華やぐのを待つしかないかな。
と若干沈んでたところ、、、
サマセットハウスのコートールドギャラリーに
モネがテムズ川の景色を描いた連作が来ていると聞き、気分が浮上。
中2の英語の教科書の表紙がモネで、それに心魅かれて以来、
上野にオルセーが来た際や、
大学時代にフランスのマルモッタンで観たモネの作品達に
年を重ねた自分が、ここロンドンで対峙した時にどう感じるのか、
それは楽しみでしかたがない。
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