心惹かれるもの
①空
ジブリに出てくるような日本の空や夕焼けが大好きだったけれど、
イギリスの穏やかで静謐な空がまた良き。
まさにターナーの空はこれだったと合点がいった。
公園の緑の上に広がる、淡色が何層にも重なった空と、
ヒースロー空港に向かう飛行機が一機また一機と雲の合間を進む姿を、
部屋の窓から飽きずに眺めている
②公園の遊歩道
樹齢数百年の大木に囲まれ、
雨と落ち葉を含んだ土の匂い、
木々の葉が触れそよぐ音、
鳥の高く美しい鳴き声、
リスが木を駆け上がる足音、
清廉とした空気が五感を駆け巡る。
思考を止め、
ただ自然に包まれながら、ザクザクと歩みを進める道のり
③ふぞろいのイチゴたち
形も大きさもバラバラなまま
大きなパックにざっくと入ったイチゴたちの、
野で採ったばかりのようなみずみずしい甘酸っぱさ、
サクッと硬く、小さな粒がいつまでも口の中に残る感じ
作り込まれないものの愛おしさ
④15時半の親子
イギリスでは通常11歳未満の児童の登下校には親の送迎が必要なので
15時半の街は会社帰りの荷物を抱えた親達と、
足こぎスクーターに乗るリュック姿の子供たちで溢れている。
いつまでも続くと思われる、
あのあわただしい日常を過ごす親達のピリッとした横顔と、
学び時間を終え、親の元に戻ってきた子供たちの上気した頬
⑤テキスタイルと石のタイル
リバティやウィリアム・モリスなど、
木々、花、鳥などの動植物をモチーフにしたテキスタイル、
一つとして同じ模様のない石が組み合わさったタイルなど、
目や手に触れる日常に取り入れると
幸せを何倍にもしてくれるArts &Craft
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