手術後1日目(嘔気との闘い)
とにかく嘔気が止まらない。つねに嘔吐物入れとティッシュ(ゲロセット)と抱えている。
そんな状態で採血(ベットの上で)とレントゲンを撮りに病棟3F→放射線科1Fへ行かないといけない。もちろん歩くのは無理。だから車いすなんだけど、車いすからの振動で吐く。何やっても吐く。胃液なのか胆汁が逆流しているのかわからないが、苦い。。。
まだ動くのもつらいし、ましてや、歩くなんてできない。しかし、レントゲンを撮るには動かないといけない。一歩踏み出すごとに胃液が上がってくる。でもレントゲン室で吐くわけにはいかないから、ぐっと我慢。吐かない事だけに集中。
レントゲン技師さんも付き添いの看護師さんも、そんな患者は山ほど見ているのでいたって冷静。てきぱきと済ませて、病室に戻りました。
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やっと横になれる。横になれる喜び。しかしそうは問屋は降ろさない。次々と看護師さんがやってきて、検温・血圧・傷口の確認・点滴チェック、ホットタオルで体を拭いてくれてサッパリしたなぁと思ったら、『歩きましょう』
今なんて言いました?
『歩きましょう』
いや無理ですって、吐きますって。
『ゆっくりでいいですので歩きましょう』
・・・・非情だぁ。でもこれも私のためなので仕方なく従いました。有事を考えて看護師さんも付いていてくれるし、ゲロセットは持参で。
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傷口はそんなに痛くはないです。だから歩けるか、と言ったら、スタスタとは歩けないんですよ。それもこれもただただ、吐きたいから。一歩踏み出すごとに「1ムカ」来ますので、10歩歩けば「10ムカ」。そんな状態で病棟の廊下を1周しました。ゆっくりゆっくり、ね。
看護師さんは『明日になれば嘘のように歩けるわよ』と言うけれど、いや、正直そんな感じじゃないし、まったくそうは思えないよ。。。
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