#105 デジタル証明書では防止できない「二重支払い」問題をどうするか?
さらに追加です。
この式をひっくり返すのはRSA暗号はできるのですが、現在主流の楕円曲線暗号はひっくり返えして使えないので電子署名には使えません。
なにか別の方式を使う必要があります。
楕円曲線には、EDCSA(楕円曲線署名)などがあります。
実は、ビットコインはEDCSAが使われています。
さてここまでで一旦整理しておきます。
#103 公開鍵と秘密鍵、RSA暗号 #104 電子署名、デジタル証明書ときて「改竄」「否認」「なりすまし」は解決しました。
ところが決済に関してはまだ一つあります。
デジタル署名+デジタル証明書だけでは「二重支払い」が防止できない問題が残っているのです。
これを解決したのがブロックチェーンのプルーフ・オブ・ワーク(PoW)というわけです。
マイナー(採掘者)が電気を大量に使ってやってくれているのです。
こんな流れで理解してください。