#16 ブロック・チェーンとビットコインの世界を覗いてみよう!
「ブロック・チェーンがビジネスを変革する」とか概念のお話はもう聞き飽きた。
実際のところどうなっているの?取引って見えるの?という方向けのお話。
さあ、世界で取引しているとこを見てみよう。これです↓
平均16秒に1ブロックできています
次にビットコインを見てみよう。
https://chainflyer.bitflyer.jp/
空から降ってきているのは世界中の取引です。まだブロックになっていません。
オレンジ色の箱がブロックです。1ブロックに数百から千のトランザクションが詰まっています。これまで68万ブロック、300GB以上あります。
1ブロックは1MB、約10分で一つ。これをまとめるのはPOW(プルーフ不・オブ・ワーク)という作業。ナンスという数字を加えてある決まったハッシュ値(256ビット:頭が6桁が0になる)を探すのです。6.5BTC+各手数料がもらえます。
実際に、クリックして開いてみよう!
一つ前の図の一番右の黒いブロックは史上最初の「ジェネシス・ブロック」です。
2009年1月3日(4日JST)にビットコイン(BTC)の開発者「サトシ・ナカモト」がつくったものですよ。
50BTC。
今1BTCは、3,675,826円なので183,791,300円。サトシ・ナカモトは112万5BTC持っているので、持っていれば今4.1兆円の資産になる計算です。
1月4日に、サトシ時代の休眠ビットコイン1,000BTCが送信された・・・との情報もあります。
このジェネシスのハッシュは
000000000019d6689c085ae165831e934ff763ae46a2a6c172b3f1b60a8ce26f
これを受け取った人もわかっています
1A1zP1eP5QGefi2DMPTfTL5SLmv7DivfNa.
このハッシュというのは不可逆で、ちょっと違う数字になると全く違う並びになる性質を持っています。
これがブロックで数珠繋ぎになっています。
だから改竄できないのです。どこか変えるとわかっちゃう。
このジェネシス・ブロックには、
「The Times 03/Jan/2009 Chancellor on brink of second bailout for bank」(英タイムズ紙 2009年1月3日「英財務大臣 銀行救済に二度目の公的資金注入間際」)というメッセージを埋め込んであります。最初のメモなのかな。
0.28KB、手数料はゼロになっていますね。番号は「0」
タイムスタンプ 2009/01/04 03:15:05 JST
このように12年前から全世界の全ての取引を今でも誰でも見ることができるわけです。約300GBですが、すべてダウンロードできます。
暗号というとヒミツな気がしますが、むしろ公開なんですね。
マイニングが化石燃料が環境を悪化させるということでテスラ車はビットコインで買えなくなりました(5/13)
でも企業としてのテスラは資産としてビットコインを持ち続けています。いい投資ということで。
さらに中国も規制が強化で、価格は最近下落。
ところで、私の説としてサトシってポケモンから来ていると踏んでいます(笑)。
「中本」は広島県辺りに多い姓ですが、広島県は北米への日系移民の数は最も多い県です。ですから日系のナカモトさんから拝借した可能性はありますね(余談ですみません)Deji説ということで。