#139 無形固定資産を確認しておこう
無形資産が注目されています。重要です。
その話の前、に会計上の「無形固定資産」って何でしたっけ?
固定資産には「有形固定資産」、「無形固定資産」、「投資その他の資産」があります。
そのうち、物的な存在形態をもたない資産です。
鉱業権、漁業権、ダム使用権、水利権(温泉権)、特許権、実用新案権、意匠権、商標権、著作権、ソフトウェアなど
非減価償却資産もある。電話加入権、借地権、地上権です。
法律上の権利で列挙してみます。
借地権(地上権を含む)
鉱業権
漁業権(入漁権を含む)
水利権
法律によって知的生産物などに与えられる独占的権利
工業所有権
特許権
商標権
実用新案権
意匠権
著作権
特定の施設の利用権など契約上の権利
電話加入権
施設利用権
電気ガス供給施設利用権
水道施設利用権
工業用水道施設利用権
電気通信施設利用権など
ダム使用権
ノウハウ(ノーハウ)
ソフトウェア
コンピュータプログラム
システム仕様書
営業権といった企業信用などにより超過収益力をもたらす権利
営業権(のれん)
リース資産(当該会社がファイナンス・リース取引におけるリース物件の借主である資産である等の一定の条件あり)
まあ、こんなところでしょう。
でも、これらはあまり重要ではありません。
むしろ簿外の無形資産こそが重要なわけです。
唯一、のれん(暖簾)はM&Aに際して論点になります。
「のれん」経済上の優位性を表わすもの。以前は「営業権」(企業の超過収益力)と呼ばれていたものです。
これは次回に詳しく取り上げます。
※ これを書いているとき、ちょっと知ったのは、電話加入権の元利金のお支払いは2027年7月5日までだそうです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?