#280 日本の欠点(その7)知識をつなげる思想がない
和算はたしかに世界水準だった
関孝和(~1708) 算術「算額」
これは単なる知的ゲームに終わった 「今の算数に用の用あり、無用の用あり、無用の無用あり。」、埋もれ、利用される、衰退
閉ざされた流派。茶道などと同様の芸事で終わった。
からくり人形はあったが、数学と工学・職人技をつなぐ思想がなかった “科学” 物理
数学、各技術、職人がバラバラに存在
高校生の数学の点は高いが「理数系は苦手」
物理や経済学部でついていけない
それでいて教養として天文学や科学の話を聞くのは好き
数学は言語、ツールにすぎないが
西欧 神の領域の存在 宇宙の模型 という思想が後ろにあったが、日本にはそれがなかった
学会や査読システムがなく、秘伝として隠していた。
今でも、総合化が苦手。
ワープロ専用機、ガラケー・・・専用機が好き。汎用になると使いこなせない。ここから脱却できない。
タテ社会。先輩後輩。何年入社、芸歴序列。縦割りセクショナリズム。事業部制。横のつながりを忘れる。コネクトしない。