30代から TOEIC500点UPの道のり
今でこそ海外旅の出来事をnoteに投稿して、まるで英語が得意な人のように振る舞っていますが、私はもともと留学経験者でも、英語の成績が良かったわけでもありません。
日本で生まれ育ち、日本企業に就職。日頃英語を使うこともない。
地方の典型的な「純ジャパ」サラリーマンの私が、TOEICスコア350点から875点まで上げた話をシェアしたいと思いました。
私の場合、そのきっかけは東日本大震災でした。
2011.3.11 職場で発生した大地震。
それは初めて死の恐怖を感じる出来事でした。
職場の震度計は震度7を振り切り、ビルは一部倒壊、1名の社員が亡くなった。
ー崩れ落ちた私たちの職場ー 引用:Response
その後私は先の見えない自宅待機が続いた。
自動車エンジニアとしては駆け出しで学び盛りだったが、機密上技術資料は持ち出せない。仕事もできない。でも何かしなくちゃ、、、
その焦る気持ちを埋めるために始めたのが英語学習だった
"英語なら何かの役に立つはず" と
もともと、海外に興味を持っていて、留学を夢見ていた高校時代。
でも結局は日本で普通の大学生として過ごし、1か月バックパッカーでアメリカを巡ったくらいで、英語の勉強はしてこなかった。
でもこの時は30歳になり「仕事で将来海外につながればいいな」という漠然な思いつきと、十分にできた自由時間から英語を再学習すること決心した。
目標は、巷で英語の指標と言われるTOEIC600点に設定した
思い返せば大学入学時、訳も分からずTOEICを受けさせられ、その時は350点だった。そのため今回TOEICスタート地点は350点とする。
■高校時代に英語が嫌いになった理由
小学生の頃から洋楽を聞いていたからかリスニングはまあまあ出来た方で、中学英語までは問題なく理解できていた。でも高校入学後に授業で"SVOC"とか出てきた瞬間に混乱し、化学式のような文法英語が言葉と思えず、そこからは英文法、ひいては英語自体が嫌いになってしまった。
”英語って言葉なんだから、頭で考えず、感覚でやるもんでしょ?”
という立派な屁理屈、理想も持っていたから当然中学英語で実力はストップ、そして気が付けば30代に突入していた。
英語学習の開始(点数UPのTIPS)
■勉強方法について
まずは、いろんなTOEIC問題集を買ってみた。
かれこれ20冊になるだろうか
その中でもお勧めはロバートヒルキ著の「TOEICテスト直前の技術」
650点くらいまでは、これ一択でOkay!でしょう(同じじゃ飽きるから別の問題集に浮気もするけどね)
この著者の本はTOEICテクニック的な部分が多く、言ってしまえば最小限の努力でさっさと点数を上げたい怠け者の邪心を突いた問題集。
私も、そんな甘い言葉に乗ってこの本を買った一人ですが、結果は大正解!
なぜなら簡単な解説が特徴で、初心者~中級者にとって理解し易い。
しかも「点を取りやすい所から勉強しよう!」がスローガンの本なので、邪道と思われようが点数を上げられると、その後のモチベーション維持につながる。
<TIPS> マニア向けの本は買わない
私のように高校英語でSVOCとか主語とか述語とか構文とかという言葉にアレルギーがある人はハイレベルなTOEIC問題集を選ばないこと!
結局高校の時と同じような解説が出てきて頭に入らず、時間だけ浪費してまた挫折しますよ!
学者にならなくていい、英語を使える人になればいい、完璧はいらない
模擬テストは解答用紙をコピーして何回もやりましょう。
■勉強時間
苦手な早起きをすることで時間を捻出した。
最初の1,2年は毎朝5時半起き、出勤前2時間勉強を週3回繰り返した。
<TIPS> 継続できる勉強時間を
人によって、時期によって、仕事によって捻出できる時間も集中できる時間も違うと思います。が、やっぱ継続は大事です。なれるとそれが苦じゃなくなりますよ。
■勉強場所
朝Mac、休日の図書館、スタバなど、自分がここに行ったら英語モードになる、と決める場所を作っておくことがおススメ
■いざTOEIC受検
勉強を始めて4か月、いよいよTOEICを受けてみた。
結果は550点!跳ね上がるほど嬉しかった!
その後、受けるたびにスコアは上がり勉強開始から
1年後には 700点、勉強前の2倍のスコアになっていた。
個人的な考えですが、独学で600点は可能だと思う。
だからこそ企業は600点を求めるところが多いのかな
TOEIC受験はこれまでの学習の成果を試す試合のようなもの
だからスポーツと同じで試合勘が大事になる。
だから受検し続けることで試合勘も、度胸も、ルーティンも作られる。
そうすれば自然と点数は伸びていきます。
<TIPS> 試験前のルーティン
・試験会場に着いたら着席時間ぎりぎりまで会場の外に出てリラックスして過ごす。(そのあとずっと着席することになるので体もほぐしておこう)
・アミノ酸を取る(異常に体力を消耗するので、タブレット飲みます)
・ストレッチをする(集中力を本番に合わせるため、頭多めに)
・コーヒーは適度に(カフェインと尿意のバランス)
■TOIECスコア変遷
700点台までは1年で達成
しかし、800点にはそこから6年を要した。2次曲線のように上に行けば行くほどスコアはサチュレートします。
それでも学習期間=英語力≠点数上昇幅だと思っていたし、感じていたので
点数は上がらなくても、楽しいから学び続けた。
<TIPS> 受け続けること
何事も成功には根気強く続けることが一番のコツ。
お金はかかるが受け続けることで確実に点数は上がる。
インターネット申し込みなら前年と同じ月で2割引きになるので毎年月を決めて受けましょう。
年3回受けれれば理想的です。
ちなみにTOEIC875点を取った今でも、SVOCとか、全く理解できない。
今でもその公式の必要性を感じないし、問題になったこともない。
TOEICやって来たおかげで自然な英語が身に付いたし、英語でのコミュニケーションに自信が持てるようになった。
そして現在、TOEIC875点を取得し、当初のモチベーションであった英語で仕事をするという目標は、未達成である。
それでもプライベートでは40歳になった今でも国内外で日本人以外の友達が増えていて、これが楽しい。
この歳になると外国出身の人の方が友達になりやすいと感じる
それは恐らく、自分がオジサンになって羞恥心が減って人に話しかけられるようになったことと、外国の方はよりオープンな人が多く友達になりやすいのかなと思う。
「TOEICで本当の英語力が測れるわけじゃない」
そんな言葉をよく聞きます。
その通りだと思います。
でも
TOEIC点数が低いより高いほうが英語力は高い
これは自分の経験と実感から間違いないと感じてる。
あともう少しで900点。
ここをターゲットに日々楽しみながら少しづつ英語力を上げていこうと思う。
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