Invesgamer

IT系の会社での経営企画、事業投資やIR(投資家向け広報)等を経験し、IT系企業向け経営戦略・ファイナンスのコンサルティング会社、資産運用会社を経営。米国公認会計士。

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マガジン

  • 世界のゲームマーケット情報

    世界のゲームマーケット情報を紹介していきます。 各ニュースをベースに分析やコメントをしていくので、ニュースよりちょっと遅れてしまいますが。。。

  • 投資・IRラボ

    〇年で億万長者に!!というような意識高い系ではなく、年率5~10%のリターンを目標とする投資を考えている人向けの記事です。 株式・不動産投資、事業会社のIR(投資家向け広報)の実経験を踏まえて投資の考え方や株式市場等の情報について記事を作成しています。

最近の記事

イギリスでは10人に1人以上がコロナで死亡している? イラっとするネット記事とどう向き合うか。

最初に謝っておきます。あえて誤解を招きやすいエントリー名にしました。正確に意味を伝えるエントリー名は「イギリスにおける直近1年の死亡原因の1割強はコロナである」、新聞の見出し風にすると「英国、コロナによる死亡が1割を超える」といった感じでしょうか。(詳細は末尾に書きました) さて、なぜこんなエントリーを書いているかというと、世の中にタイトルに問題の多い記事があまりにも多いからです。例えば数日前のプレジデント「いまタワマンを買ってはいけない」という記事を見てみます。 htt

    • 特別買収目的会社(SPAC)がSkillzを買収

      以前からあったものの、最近、投資の世界で特別買収目的会社(SPAC)が話題になっており、日経新聞などでも取り上げられています。 SPACが何かと簡単に言うと、非上場企業の買収を前提として、投資専業の箱を上場させて資金を調達し、そこから投資をするというものです。非上場企業のIPOまでの長い手続きスキップするのが主な目的と言われています。 そんなSPACがSkillzというモバイルゲームのマッチングプラットフォームを買収しました。 SkillzはVC界隈で高く評価されていた

      • メガパブリッシャーもハイパーカジュアルゲームに続々参入

        個人的には以前よりハイパーカジュアルゲーム市場は伸びると思っており、目をつけていたのですが、直近で大手の投資が連続してあったのでちょっと紹介します。 一つ目はテンセントがフランスのVoodooにマイノリティ出資した件です。基本的にテンセントはコンソール、PCモバイルゲーム問わずなんでも手を出していますし、エコシステムであるゲームエンジンやチャットツールにも出資していますのでハイパーカジュアルに手を出しても何の不思議はありません。 中長期的に産業を抑えれるもの、とにかく儲か

        • マイクロソフトは新型XBOXを必死になって売る必要はない。

          MSのゲーム事業のヘッドであるPhil Spencer氏は「Microsoft isn’t concerned about selling more consoles than Sony or Nintendo.(マイクロソフトはソニーや任天堂よりもコンソールを売ることに関心がない)」と発言しているようです。 記事には、もしもっとコンソールを売りたいならPC版を出す必要もないし・・・等の続きがありますが、まったくもってその通りかなと思います。 人によっては直近のコンソール

        • イギリスでは10人に1人以上がコロナで死亡している? イラっとするネット記事とどう向き合うか。

        • 特別買収目的会社(SPAC)がSkillzを買収

        • メガパブリッシャーもハイパーカジュアルゲームに続々参入

        • マイクロソフトは新型XBOXを必死になって売る必要はない。

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        記事

          Epic Games頑張れー!という声が聞こえてきそうな訴訟

          フォートナイトのパブリッシャーであるEpic GamesがAppleとGoogleをカリフォルニア州で訴えたようです。2社のプラットフォームを迂回して支払いができるようにしたところアプリを削除されたということで独占禁止法違反による訴訟ということです。 ゲーム業界のプラットフォーム手数料はどこも基本的に30%で非常に高いです。一方、その金額を負担すれば多くのユーザーにリーチできるということでゲームパブリッシャーから見て利点はあるわけです。パブリッシャー側にはこの手数料が高い不

          Epic Games頑張れー!という声が聞こえてきそうな訴訟

          最近のゲームのLGBTや性的表現等について

          このnoteでは基本的にマーケットに関連する話(直接・間接的に投資判断に影響する市場の話)を書こうと思っていますが、今回はほとんど関係ありません。もしかしたらソフトがどれだけ売れるか・・・という点についてなんらかのヒントはあるかもしれませんが。またネタバレもありますのでご注意ください。 一番考えさせられたのがThe Last of Us 2ですね。性的指向についてストレート、レズビアン、バイセクシャルが出てきます。また性的表現もまあまあ過激です。 主人公のエリーはレズビア

          最近のゲームのLGBTや性的表現等について

          ゴースト・オブ・ツシマが初速で240万本達成

          先日初速は200万本台前半かなーと予測しましたが、ばっちり当たってました。SIEがアナウンスを出していますね。 ソニーは様々な事業を行っているので、1タイトルの販売の売れ行きでは株価にはほぼ影響ないわけですが、新規IPで初速200万本越えは素晴らしいです。ゲームソフトは価格弾力性が高い(安くすると販売本数は一気に増える)ので、年間販売本数を予測するのは難しいですが、よくできたオープンワールドゲームなので800万本くらいは余裕で行くのではないでしょうか。シングルプレーの一本道

          ゴースト・オブ・ツシマが初速で240万本達成

          日本でのクラウドゲームサービスは当面苦戦するだろう

          7月21日にauがクラウドゲームサービスの発表をしました、が、さほど真新しい内容ではないです。 というのもNvidiaのGeForce Nowというサービスをauが表にたって提供しているだけです。世界のキャリアを見ていると、先進国の多くでクラウドゲームゲームサービスが始まっています。ユーザーがビデオストリーミング方式でゲームをやるとデータ使用量が一気に伸びます。これを新たな収益の柱にしたいというわけです。クラウドストリーミングの技術を外の会社から導入しているのか、自社開発し

          日本でのクラウドゲームサービスは当面苦戦するだろう

          ゴースト・オブ・ツシマは新規IPの可能性を感じさせるタイトル

          まだ半分も終わってないと思いますが、結構よくできたオープンワールドゲームだなと感じています。ただ、じっくりプレーする時間がもったいないので、最短でクリアしようと、直近では敵を切り殺しまくるだけの作業ゲーになりつつありますが。 現時点でSIEから販売本数についてのリリースがないので何とも言えませんが、初速は200万本台前半程度かなーと予想しています。 いつのまにか発売前から超大作的な期待感が醸成されてきましたが、ファーストパーティソフト、新規IP、開発スタジオがさほど有名で

          ゴースト・オブ・ツシマは新規IPの可能性を感じさせるタイトル

          ソニーがEpic Gamesに$250百万を出資。

          うーん、Epic Gamesすごいなー。ちなみに$250百万円で1.4%のマイノリティ出資です。企業価値は2兆円弱ってところでしょうか。EGは非上場会社なので単純比較できませんが、Take2よりちょっと大きいということですね。この出資についてソニーから見てどんな事業的な意味があるのだろうか・・・と考えました。 https://www.roadtovr.com/sony-epic-games-investment-implications/ 1.Unreal Engine

          ソニーがEpic Gamesに$250百万を出資。

          多くの開発会社は次世代ハードの機能をフルには使えないだろう。

          次世代コンソールの機能をフルに使える開発会社は限定的になると思われます。やはり開発コストが高騰するのでなかなかそこまでのものを創ろうというインセンティブはないでしょう。 まあ、でもそれでいいんじゃないしょうか。多分一番使われないであろう機能エリアは高画質かと思います。おそらくノーティードッグあたりはPS5の高画質をフルに生かしたゲームを開発してくるでしょう。以前にも書きましたが、ゲーム時間を短くしない限り開発コストがどんどん上がっていきます。高画質にしたらなおさらです。ファ

          多くの開発会社は次世代ハードの機能をフルには使えないだろう。

          DtoC企業がZWIFTのビジネスに学ぶことは多い。

          私はIT系企業に対してコンサルティングをすることもあり、できるだけ色々なデジタルサービスを試すようにしています。最近研究のために久しく使っていないロードバイクを引っ張り出してきてZWIFTを利用してみました。 https://zwift.com/feed?__znl=ja-jp 結論から言って、ロードバイクをやる人にとっては優れたインドアトレーニングツールといえます。課題はロードバイク自体が高いというのと、このサービスをフルに楽しむにはスマートトレーナーが不可欠だというこ

          DtoC企業がZWIFTのビジネスに学ぶことは多い。

          次世代機向けゲームの値段は上がるかもしれない。

          NBA2K21は$10値上がりして$69.99になるそうです。これはまあまあ革命的な出来事なのではと思います。 昔の任天堂ハード向けのゲームソフトはROMタイプで製造原価が高かったのですが、ディスクになり大幅に製造コストが下がりました。ディスクへ移行した後、アメリカにおけるコンソールゲームの価格は長い間基本的に$59.99でした。 一方でゲームの開発費、広告宣伝費はどんどん増加していき、ゲーム会社は本数をたくさん売ることによって利益を増やすことしかできませんでした。最近は

          次世代機向けゲームの値段は上がるかもしれない。

          テンセントが次世代機向けゲーム開発を本格化。

          テンセントがカリフォルニアのOrange Countyに次世代機向けのAAAタイトルを開発するスタジオLightSpeed LAを設立するようです。LightSpeed自体はテンセントのモバイルゲーム開発の主力スタジオでしたが、コンソールゲームも手掛けるようです。 ゲーマーから見ると、テンセントは今までActivisionやUBI Softに出資をする間接的な形でコンソールゲーム市場に進出してきています。コンソールで有名になったIPをモバイル展開するのがお決まりのパターンで

          テンセントが次世代機向けゲーム開発を本格化。

          The Last of Us 2の人間ドラマを是非とも体験してほしい。

          先週末にやっとクリアしました。多分人生で初めて洋ゲーを発売日に購入。前回の記事の400万本突破に貢献しました笑。ただ、買うまではものすごく悩みました。というのも、むっちゃ怖いからです。。。1の本編は根性でクリアしましたが、DLCは怖いのが嫌で途中で投げ出しました。。。 私は雰囲気を出すのと画面への映り込みを防止するために部屋を暗くして、サラウンドヘッドホンをしてプレーするんですが、足音やら感染者の叫び声が聞こえるとむっちゃビビります。人間とドンパチやってるときは何とも思わな

          The Last of Us 2の人間ドラマを是非とも体験してほしい。

          The Last of Us 2が発売3日間で400万本突破!

          非常に前評判の高かったラストオブアス2ですが発売3日間で販売本数400万本超えたようです。 業界的にはディスクの出荷本数とダウンロード数を合計して販売本数としている会社がほとんどのようです。以前はディスクは出荷をすれば販売が好調だろうが、市中在庫が残っていようが販売本数としてカウントされていました。最近はダウンロード販売比率が高くなり、またコロナが流通チャネルに影響を与えていることから、この400万本という数字はほぼプレーヤー数と思われます。 開発スタジオのNaughty

          The Last of Us 2が発売3日間で400万本突破!