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孤独について 5.鴻上尚史

私も”後期老齢者”が近づき、これからおとずれるかもしれない「おひとりさま=孤独」の時間をどうすごせばよいか考える必要を感じています。
そこで、「こんな本を読んだ 番外篇」で、さまざまな人の著書をもとに「孤独」について考えています。第五回は鴻上尚史の本から。

「孤独について」の目次ページはこちらです

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【独断的結論】「孤独」は自分との対話

5.鴻上尚史

鴻上さんの『孤独と不安のレッスン よりよい人生を送るために』という本をご紹介します。

”孤独には、「本当の孤独」と「ニセモノの孤独」があります。
「本当の孤独」とは、例えば、この本を読み終わった後、一人で、「孤独ってなんだろう?」と考えることのできる孤独です。
「ニセモノの孤独」とは、本を閉じた後、たとえば、すぐに誰かに電話やメールをします。一人であること、孤独であることが、みじめで、淋しくて、耐えられないと思っている孤独です。”

「本当の孤独」とは、自分だけとの対話ができることです。それに対して、「ニセモノの孤独」とは、一人になったときに、すぐに他人との会話をもとめてしまい、かなわないときにはみじめで淋しくなってしまうような孤独です。

「本当の孤独」すなわち自分だけとの会話は、成長をうながし、「本当の味方」にであうことができるようになります。

そのためにすることは、「一人でいてもいい」とおもえるようになること。
本書は、このあと、不安、他人、「今ある自分」と「ありたい自分」、一人暮らしのすすめ、とすすんでいきます。

「孤独」を「本当」と「ニセモノ」とにわけることの是非はともかく、「孤独」の時間が自身の成長をうながすという考え方は、今後ご紹介する本にも頻出する、いわばスタンダードな考え方です。

はたしてそれが「孤独」の本質であるのか。今後、他の本も読みながら考えていきたいと思います。



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