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孤独について 12.上野千鶴子

私も”後期老齢者”が近づき、これからおとずれるかもしれない「おひとりさま=孤独」の時間をどうすごせばよいか考える必要を感じています。
そこで、「こんな本を読んだ 番外篇」で、さまざまな人の著書をもとに「孤独」について考えています。第12回は上野千鶴子の本から。

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【独断的結論】おひとりさまの老後はスキルとインフラ

12.上野千鶴子

上野さんの『おひとりさまの老後』という本をご紹介します。

上野さんは、フェミニスト・社会学者。専門は家族社会学、ジェンダー論、女性学。

齋藤孝さんの本が50歳から、五木寛之さんの本が70歳ころからの孤独について書かれた本だとすると、本書は、死をひとりでむかえることを覚悟しなければならない女性へのエールといった本です。

”長生きすればするほど、みんな最後はひとりになる。 結婚したひとも、結婚しなかったひとも、最後はひとりになる。 女のひとは、そう覚悟しておいたほうがよい。”

そして、老後のひとり暮らしは怖くない。そのための知恵と工夫がいっぱい蓄積されているとしています。

「おひとりさまの老後」は、そのスキルとインフラについて書かれた本です。住居、つきあい、おカネ、介護、死に方について。

勇気づけられます。

ただし、私の感想として、最低限の蓄えがないひと、とりわけ貧窮者がどうしたらよいか、行政はどうすべきか、についてあまり書かれていない。単行本の初版が2007年なので、状況はそのときよりも悪くなっているのかもしれない。

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すみません。今、体力がなくてお返しのスキができておりません。ご了承くださいませ。

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安っさん@こんな本を読んだ
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