noteで読まれる文章を書くためのたった三つの方法4 わすれてはならないこと
【結論】文章は思いやりをもって
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このシリーズでは、『こんな本を読んだ』の番外篇として、noteで自分が書いた文章を読んでもらうために私がこころがけていることをご紹介しています。今回は最終回。
4.わすれてはならないこと
noteに投稿する人は、少しでも他の人に読んでもらいたいはず。日記やメモがわりに書いているので、読んでもらわなくてけっこうという人は、この文章は無視してください。
今回までに次のテーマで書いてきました。
わすれてはならないことは、「読者の立場で書く」ということ。だれが読んでくれるのか、だれのために書くのか。これをわすれずに、ほかにあげた注意点をおさえていけば、かならず読んでもらえるはずです。
今回は、以上のほかにも注意すべき点をあげます。文章がよりブラッシュアップされ、読みやすくなります。
なお、今回も、noteやSNS上のエッセイ、論説などを念頭においたもので、小説や詩、紙の本については対象外です。
(1)具体的に書く
「私は..」⇒「70歳の私は..」や「九州がすきです」⇒「九州でも宮崎がすきです」のように、数字を加えたり、範囲を限定することで、文章を具体的にします。読者に対してより強くうったえかけることができます。
(2)改行、字下げ
学校では、段落のはじめで一字分下げ、おわりで改行するとおそわったと思います。
Web文書でこれをやるとたいへん見づらくなります。字下げは行いません。また、改行したら空白行を一行いれます。いま読んでいるこの文章のとおりです。
段落間で内容が大きくかわるときは、空白を二行にします。
つづけて何行も空白をいれると、スクロールが多くなり、かえって読みづらくなります。
(3)漢字をひらく
漢字が多い文章は、見た目が黒くて読みづらく、かたくるしいものです。
漢字でも表現できることばをひらがなで表記することを「漢字をひらく」といいます。ひらがなにしても理解できる場合は、できるだけ「ひらく」ようにします。
(4)タイトルをくふうする
noteの記事一覧やGoogleの検索結果では、まずタイトルが表示されます。自分が書いた文章を読んでもらうために、タイトルにはくふうが必要です。
この記事のタイトルは、最初は「noteで読まれる文章を書くための方法」でした。「たった三つの」ということばを加えただけです。どちらがよいかはご判断ください。
以上のほか、文章を読んでもらうためのテクニックはいろいろとあります。しかし、それに気をとられて文章が不自然になってしまうのは本末転倒です。
大事なことは、文章は思いやりをもって書くこと。読者のために、読者の立場で書くということをわすれなければ、誰かがかならず読んでくれます。
結論。文章は思いやりをもって。
文章法のテクニック本ではありません。でも役に立ちます。
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