百瀬

善もなく、悪もない むなしいものなど何もない

百瀬

善もなく、悪もない むなしいものなど何もない

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ぜんぶ偽物

きゅうりがきらい ゴーヤーもきらい スイカも美味しいと思えない そしてトマト、セロリもそう 生クリームもきらい!舌に残る感じがいや あとチーズケーキとマドレーヌも 口の中の水分持ってかれる系のやつもしんどい 魚はある日突然匂いがきつくて食べれなくなった(サーモンと鉄火巻はいける、他は体調と要相談 焼き魚も本当に受け付けなくなってしまった) あともう少しあるはず。ある、エリンギとなめことえのき以外のきのこ類。肉の脂身も苦手。焼肉だとホルモンとレバーばかり食べる。 たぶんまだあ

    • そこにいたんだね、の肯定

      たとえば白紙があるとする。 あなたの好きなように、思うように絵を描いていいよ、の問いかけがすごく苦手だった。 絵が全然上手くない。絵画を見るのが好きなのは、憧れからきてるものだ。そして分からないから、だんだん手が震える。一つ線を描いても本当にこれでいいのかすぐ聞きたくなるし、でもわかんないからそのままやるしかない。また震える。止める。だからわかんないや、って言う。 わかんないから諦める。 決められた道ばかり歩いてきたことの方が多かった。もうこんなことを書くのも最後にするし、

      • たわいもないあい、を

        脳内から流れる言葉を受け止めるのに必死だったすごくいま、なにも美しくない生き方をしていて、もうわかんない、わかんないだらけだ!わたしはいつも 外向的でいた方が絶対いい!と思いながら動いていたら、言い聞かせと思い込みで本当に外向的なんじゃないかと思う場面もたまにあるけど、やっぱり全然ちがうな 元々の外面と内面はあまりに乖離していて、自分でもついていけなくなるほどだから人を巻き込まないように…と過ごしたら勝手に自爆してしまう ナミビアの砂漠で全てに当たり散らしていた主人公が羨

        • 君はさ、きっと強いから

          成人式の前撮りとか、友だちの誕生日を祝うたびに自分の年齢を毎日考えている時期に差し掛かっていた。ちょうどあと2ヶ月で20歳になる。はたち?にじゅっさい。にじゅっさい…? 20年、生きている。 わたしが産まれた2004年はMr.ChildrenがSignでレコード大賞を受賞しているんだけど、かなりいい年じゃないですか。ミスチルのSignが評価された年。 4歳くらいから小学生にかけて、車ではミスチルの最新アルバムが常に流れていて 小さい頃の記憶では車の窓から見える青々とした空に

          悩みたくないから、あまり悩まないようにしている 目の前のことだけに集中して、あとは君のことだけを考えていれば時は安易に流れていった うまくいかないことも多い でもうまくいくを積み重ねて、大丈夫、きっと 大丈夫だから

          悩みたくないから、あまり悩まないようにしている 目の前のことだけに集中して、あとは君のことだけを考えていれば時は安易に流れていった うまくいかないことも多い でもうまくいくを積み重ねて、大丈夫、きっと 大丈夫だから

          君を太陽にしすぎた ああ まぶしい いかないで どうかぼくも連れてって

          君を太陽にしすぎた ああ まぶしい いかないで どうかぼくも連れてって

          散文 欲求 あと思想

          あなたからの約束を待って不革命前夜を聴きながら、夜の新宿を歩く無敵感に取り憑かれたままだった、そうだね、あれは手が悴むほど寒い日だったね……1万画素の写真を切り取ったように色濃く残っている瞬間を、今更後悔しても遅いのに だってあの夜はあたしだけの革命だったんだ ひとりにしないで、をさみしいという甘えた言葉に置き換える 肌に触れながらあったかいねと身体を抱きしめ合ったとき、ぼくたちにこの世界を生きていくことがいかに困難で、なんてさみしい存在なんだと陶酔して どんな映画より、

          散文 欲求 あと思想

          あなたのいない世界を繰り返す毎日でもうまくやっていかないといけなくて、何もなかった顔をしながら意外とやっていけてることに寂しく思えてしまう あの社会から逸脱した空間が だいすき、愛しい、記憶の中に沈んだ声を色褪せないよう何度もなぞる

          あなたのいない世界を繰り返す毎日でもうまくやっていかないといけなくて、何もなかった顔をしながら意外とやっていけてることに寂しく思えてしまう あの社会から逸脱した空間が だいすき、愛しい、記憶の中に沈んだ声を色褪せないよう何度もなぞる

          君の傍じゃ夢を見れない

          誰もいない部屋の洗面台で外に出るための用意をしている ベランダから風鈴の音がきこえる この部屋にそんな趣味はないだろうにと咄嗟に目を向ければ、そうか近くに風鈴を飾るような方が住んでいるんだ…わたしの地元よりいい街じゃん、と思った 風が吹く度音を鳴らすそれははじめてわたしに季節が半周していることを知らせてくれた 実家に風鈴なんてなくてさ、思い出の中に存在してない音なのに聞いただけでなんで夏って紐付けされちゃうんだろうね?2024の夏を回想したらあの瞬間が走馬灯の1ページになるん

          君の傍じゃ夢を見れない

          ここは寂しい街だよ

          心が動かされる場面が、高校時代に比べるとだいぶ減ってしまった。でもお寺は動かされる。わたしが生まれる遥昔からある、建物、柱、仏像、たくさんの思いが存在してたことに感動するし。そう。歴史もすきだしさ。うん。 あーあ、なんで間違えてばかりなんだろうね。泣いてちゃ何も解決しないよ。わかってるさ、だからそんなこと言われないように生きてんの ねえ、あたしはいつも誰のことを気にしてる?どれだけ強がっても結局評価されなくちゃ生きてられない人間で、誰かに心を抱き締めてもらうことでしか立ってい

          ここは寂しい街だよ

          前だけ向いてたら疲れちゃうから、たまには下向いててもゆるしてほしいなーだってたくさん泣いてぼくは、ここまで歩いてきたもんね

          前だけ向いてたら疲れちゃうから、たまには下向いててもゆるしてほしいなーだってたくさん泣いてぼくは、ここまで歩いてきたもんね

          お星さまもはるか遠くに

          眠れない。夜中。毎日。 どこまでも意識が続いてしまいそうだから、いつも自分は深い闇に吸い込まれていくんだって考えながら眠りについている 月のアクセサリーを身に纏うのが好きなのは、あたしにとって月は太陽だったから。暗闇の中でしか生きることを許されてなかった、唯一光り輝く月に希望を見出していた 寝ても醒めてもここは夢の中だから安心してよ。きみはなにも間違ってないよ。ぼくたちに実態は存在しなくて本当は空っぽなんだ。いつかはやさしい記憶に埋もれて暮らすことだってできる。ホットミルクに

          お星さまもはるか遠くに

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          iPhoneのアップデートのために、動画フォルダいっぱいにあった思い出をひとつずつ消していった 写真よりもずうっと熱を帯びてるもの、簡単に思い出にタイムリープできたとしても1度消してもいいと思ったものはこれからのあたしにはいらない記憶だということで片付けた あたし自身もアップデートしていかないと、いつまでたっても置いてかれちゃうからね 日記だってやめた 高1の、本当になにもできなかった夏の暑い日から、出不精なあたしが3年以上続けられたものだった 本当になにもできなかったの

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          気圧低下と上昇に揺れる

          しっかり世界からドロップアウトしているため、流行りもニュースも疎いまま、興味のないままでいる いまの自分の存在を肯定してるけれど強がっていないと立っていられない部分もたしかにあって、不安とはずっと隣り合わせにいるから自分のつくった世界を生きるだけでも必死で Twitterをスクロールしたときに目に止まった投稿に、鍵をかけて封じ込めてた記憶が不意に蘇って息が詰まったし、引きずるくらい1日体調が悪かった SNSにも書けないこと、こんなこと誰にも言えないよねーってことが増えてきたか

          気圧低下と上昇に揺れる

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          買ったばかりのシーシャがなくなった 背伸びして買うようになったニコチンもタールも入ってないシャインマスカット味の甘いそれをあたしは大事に持っていた 常時吸ってるわけでもないのになければないですごく心許なくて、もし煙草なんて手に取ってしまえば、と怖気付いている。だからさ、知らないままでいいか あたしの家からはよく飛行機の離着陸の音がして飛行機がすぐ近くに見えるんだ。窓を見るたびどこへでも行ける気がして、外に繋がっているのは小さい時からの憧れだった。ちょっとだけ自由に飛び回れるよ

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          かたちをなぞる、薄まらぬ様に

          あなたの家に泊まるために初めて使う駅を降りれば、あーいずれ思い出すやつだ、と 頬に突き刺さる冬の風に急かされながらインターホンを押すまでの胸の鼓動は忘れないだろうに、愛おしそうに吐いてくれる会いたかったの言葉に触れられることを、ああ、待っていたよ、いくつも反芻してしまった 狭い布団で何度寝返りを打っても決まって眠りにつくまで手を繋いでくれる人、それは心地よくてなんとなくすきと呟いた わかっている、これが本当のすきではないことくらい 偽物の気持ちにかたちをつくって愛だと錯覚させ

          かたちをなぞる、薄まらぬ様に