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お酒は少しならいいは嘘?なのか。
今回は、お酒について考えてみたいと思います。
私は、お酒大好きです。
お酒は適量であれば、健康にいいのではないか?
しかし、量が多くなれば健康を害する毒と化す。
というイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。
それは本当なのでしょうか?
お酒の起源
先日、面白い番組がNHKで放映されていました。
ここで紹介されていたのが、なぜお酒を飲むようになったのか。
私たちの祖先は、1200万年前のアフリカ大陸で木の上で果実を食べて生活していました。その時に、地球規模の気候変動で大地が乾燥化してしまい、森の木が減っていってしまいます。
食べ物が減り、大ピンチ。
その時に、木になっている旬の果実だけではなく、木から落ちて数日が経過してしまったものも食べるように。
その果実は糖分が発酵しアルコールに変わってしまったものが多く、餓死を防ぐためにアルコールを分解できる遺伝子を持った祖先が生き延びたと言われています。
飲んべえwは、地球で生き延びるために生まれたそうです。
お酒は少量なら良いのか?悪いのか?
「お酒は適量なら健康に良い」という説と、「お酒は少しでも控えるべき」という説があり、どちらが本当なのでしょうか。
2018年8月23日に医学雑誌『ランセット』誌に掲載された以下に添付している論文が世界に衝撃を与えました。
それまで、少量なら健康に良いが、飲みすぎると悪影響があると考えられていたアルコールが、たとえ少量でも健康に悪いという報告がされました。
この論文は、世界195カ国で実施された592の研究を統合した大規模研究。
心筋梗塞や乳がんを含む23個の健康指標へアルコールがどのように影響を与えたかを総合的に評価しています。
その結果、健康リスクを最小化する飲酒量で、最も信頼できる値は1日0杯で、95%の確率で0~0.8杯/日の間に収まるという結果に。
また個人差はあるものの、1日のアルコール摂取量が約20gを超えたあたりから病気になるリスクが上がっていくことがわかってきました。
1日のアルコール量20gとは、缶ビール500mℓ程度。
なのでもし飲むのであれば、この程度が目安とすれば良いでしょう。
多いでしょうか?少ないでしょうか??
お酒と認知症
お酒と認知症に関しては、厚労省が情報を公開しています。
「大量の飲酒は認知症の危険性を高めることが示されています。一方で少量ないし中等量の飲酒は認知症の原因にはならないのみならず、認知症の予防になる可能性があります。」
なんと!!適量であれば認知症の予防にもつながるとのこと。
量については以下のように記載されています。
1週間で350mℓのビールを1本あたりと計算して、
「1-6本程度の飲酒が認知症の危険性が最も低いという結果で、飲酒しないまたは大量飲酒する人より少量飲酒する人のほうが認知症の危険性を下げる。」
まとめ
お酒は飲まないなら飲まない方が良い。
もし飲むのであれば、やはり少量(個人差はあるが、1日缶ビール500mℓ以内)で飲む。
ヒトは社会性の生き物ですから、ヒトとの接点を作る目的で、お酒をきっかけにすることは健康へと繋がっていくものだと思います。
お酒は飲んでも、のまれるな。
一つ確かな真実は、私はコロナビールが大好きである、ということです。