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組織の安定と野心
こんにちは。田畑です。
2024年のアドベントカレンダーも終盤です。個人的にもいろんなメンバーの記事を読むことができて楽しかったのですが、いかがでしたでしょうか。自分としては議員さんへのインタビュー記事が最も印象に残っています。ぜひ読んで欲しい。
昨年に書いた最後の記事を読み返すと、「無駄をつくろう」みたいなことが書いてあり、本当にそうだなあと思うし、結局今年も全然できなかったなあと忸怩たる思いです。経営者の能力不足に他なりません。
経営者の能力不足について、最近考えていることがもうひとつあります。人材についてです。実は来春、ひとりのメンバーが株式会社百森から旅立つことになりました。かなり初期から百森を支えてくれていたメンバーで、正直なところ大幅な戦力ダウンです。
理由は個人的なご都合であって、本人が言うには「会社がどうこうということでは全くありません」ということですが(社長には言いづらいこともあるかもしれません。詳細は本人に確認してください笑)、できることは無かっただろうか?と考えざるを得ません。
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5、6人の会社というのはメンバーの管理が難しいです。ひとりひとりが会社の20%とかを担っているわけですから。1人欠けるだけで大ダメージです。また、作業の平準化・文章化は進めますが、結局は属人的になります。個々の能力が高ければ高いほどそう。百森はみんな優秀です。
そう考えると、会社の規模を大きくするのが安定するためには必須なんじゃないかと思ったりします。20人くらいかな…?そうすれば1人1人の比率も下がって少しは心理的にも安心できそう。でも事業規模的にはいまの5倍くらいは目指さないといけなさそうです。
感覚的に5、6人の会社は社会の要請に答えるだけでもわりとどうにかなる気がするのですが、20人とかになるとトップの野心が大事なんじゃないでしょうか。俺がこの世界をどうにかしてやるぜ!!!みたいな類の鼻息がなければ、登れない山のように感じます。
そんなわけで、昨年から継続するテーマではあるんですが、経営に必要な野心の養殖ができそうか?ということをちょっと考えています。養殖は難しいかもしれないけれど、野心を持つ仲間をたくさん持てばどうにかなるかも…とか。コンフォートゾーンを飛び出せ、という話ですね。
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時勢的には百森がこれまで準備してきた森林を舞台にした体験に関する事業や、調査や研究を進めてきた生物多様性に関する事業が重要性を増していきそうで、面白いかも…という予感はあります。そういった状況を業績に繋ぐのは、ひとえに経営の役割ですね。がんばらねばなりません。
実際、百森はポジション的にも、事業的にも面白いんですよね。そしてなによりメンバーが良い。これは自慢です。ポテンシャルは確実にある。今年は山林活用のメンバーが増えましたが、事業拡大も見据えて広葉樹の苗木生産事業とかもしていきます。こちらの採用情報をよければご覧くださいね。
仲間が旅立つのは寂しいですが、どこかで再び相まみえる時が楽しみでもありますね。お互い成長した姿を見せたいものです。そのためにも、野心を抱いていこうと思います。
今年はいろいろお世話になりました。来年もよろしくお願いします。