独立まで残り91日!
今日は5時起きて、まずは自宅の草むしりから始まる。体を動かすので目が覚める。実はこれまでは起きて即PCに向かっていて、キーボードと画面を前にすると再び眠気が襲ってきた。心が弱いので布団にUターンとなった。そこで、起きたら草をむしるとか、なにかの掃除をするようにしている。これは結構目覚めの運動にもなっていいし、妻からごくたまに褒めてもらえる。
さて、朝はオンラインミーティング(茨城在住の元航空会社のOBの方)を1時間弱行った。テーマは、アレックス株式会社のオンラインサロン構築である。私は約1年前から、アレックス株式会社の業務にも一部取組まさせていただいている。現職、外資系金融機関にも承認の下である。そのアレックス株式会社の主な事業は、越境イーコマースとクラウドファンディングだ。越境イーコマースとは、日本の逸品を海外に発信して購入できるECサイトのことで、クラウドファンディングはここでの説明は省く。
またアレックスの経営者は、辻野晃一郎氏といって、ソニーで多くの事業に携わり、功績や苦難と対峙し、その後グーグルジャパンにスカウトされ、最後はの日本法人のトップになられた方だ。https://www.alex-x.com/ja/about
辻野氏との出会いは、私のこれまでの人や会社との出会いの中で一番どきどきしたものだった。どきどきという表現だと、一般的には誰かに告白する前に、言い出すタイミングとか、言い方とかなどに非常にナーバスになることを連想したりもする。待ち伏せして、その対象がいつ現れるかみたいな青春の類のドキドキとは今回は違う。では、その出会いからを記述する。
2011年12月頃だったと思う。私の同級生であり今は博多のクリスマスマーケットを主催している佐伯岳大くんから、講演会のお誘いをいただいた。その講演者が辻野氏であった。残念ながら私は業務のため、講演にはいけず、その後の打ち上げの2次会の終盤に顔を出した。確か中洲あたりのムーディーなバーだったと思う。佐伯くんからは、「遅いよ~、もう解散だよ。」と着くやいなや言われたことを覚えている。冗談かと思ったら本当に解散だったようで、折角なので講演者の辻野氏に名刺交換をさせていただいた。
ここでは正直に話すと、私とは無縁の世界すぎて、お名前を知らなかった。ただこれは正直な印象として、非常に品があり、スマートな方という印象をもった。本当は講演を聞きたかった、無縁な世界といえど、グーグルの日本法人って何?そもそもグーグルの日本法人のトップの方ってどんな方なんだろう?という興味があった。ただ、今回は名刺交換で終わった。しかし、折角の出会いと思い、辻野氏が2010年11月に発行した「グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた」を近くの書店で買い、即読んだ。
大げさと思われてもいいが、私はこの本を読んで「痺れた」。レベルが違うし、業界も違うのもあるが、ソニー→グーグル。JR九州→外資系金融機関。これまで日本の企業のため、日本のために懸命に誇りをもって戦ってきた男が外資にいって感じたカルチャー。またそこでの活躍にシンパシーを感じた。日本の企業の良さももちろんあるが、その組織のスピード感や何も決まらない、何も変わらない組織に限界を感じていた。でも、何もできない自分もいてもどかしかったのである。そういう点も勝手に共感を覚え、素直にこの著書に出会えたことに感謝して、著者である辻野氏に会いに行かなければと突き動かされたのである。
そして、私はスーツケースを右手に、博多銘菓通りもんを左手に辻野氏のオフィスに向かっていくのである。(続きは次回)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?