「65歳からの30年マネープラン」をカミさんにプレゼン!
今回のブログ、かなりシビアな我が家の「お金問題」がテーマです。
6000文字超えていますので、目次からジャンプして下さいませ🙇
私は今65歳。
2月退職後も茨城の自宅のカミさんと円満別居で、故郷三重で一人暮らしをしています。
やりたいことがあるからですが、余計な経費がかかるのも事実。
でも棺桶で札束を握りしめても、何も愉しくありませんから、「生き金」をどう使うか。
それは、自分たちの人生をより愉しむためにお金を循環させること。
だと私達夫婦は考えています。
退職後、この3つが金銭的な負担になる?
①住宅ローン残債、②子供の教育費、
そして③親の介護、これは最大4人で精神的にも肉体的にも負担になりますよね。
どれも人それぞれですから、参考になるかはわかりませんが、今回は我が家のリアルなお話です。
ありがたいことに現在、我が家は①②の負担はありません。
①住宅ローン残債は60歳で受取れた一部の退職金で完済。
②同居している35歳の長男は働いていますので、教育費もゼロ。
③親の介護だけは、脳梗塞で半身まひの母の認知症が進んだものの、父の懸命のサポートのおかげで笑顔で会話もでき元気でいてくれました。
しかし3年ほど前から4人ともそろって90歳前後になり、心配が増えました。
実は私は50代の頃に「お互い両親の世話が必要な時が来たら、それぞれ自分の親を優先しような!」とカミさんと約束していました。
そのおかげでこの2年で、私は父を看取り、カミさんも義父の旅立ちまで看病疲れの義母を助けてくれました。
91歳の母は今春2回目の脳梗塞で、ほぼ寝たきり状態ですが穏やかに日々を送ってくれています😊。
円満別居で2拠点生活できるのは、これからもそれぞれ老母のそばで、できることはしようというのが、理由のひとつです。
皆さんのご両親はいかがですか?
健在な方、ご病気がちな方、認知症が進んでいる方、すでに他界されてしまった方
様々だと思いますが、会って話しができなくても、声かけできるうちは電話でも手紙でも会話をしてあげてください。失う前に。
そして両親が他界しても私は、
”授かった大事な命を輝かせて生きることが一番の親孝行”だと信じて行動しています。
一方で、
退職後の「夢」と「現実」
65歳からも、何のために働くのか?
いわば大義名分は、人生100年時代、ピンピンキラリと生涯現役で働き、
カミさんとパワースポット巡りのクルマ旅を続けて、夫婦ともども心と体の健康寿命を延ばしたいから。
そう決めたのは、
63歳の役職定年、年収大幅減の再雇用時
年収は大幅減でしたが、両親が暮らす郷里の社宅(会社契約アパート)でのテレワークのおかげで、老親を近くで見守りながら退職後の準備を始めました。
大切な時間を自己投資と親孝行のために使えたのでとてもラッキーでした😄。
当時の状況は、以前の投稿をご覧ください。
みるみる預金残高が減っていく
しかし60歳で受け取った退職金の一部が振り込まれていた預金通帳から、みるみる残高が減っていきました😫
その理由は2つ。
両親のために300万円出費。
①父のカードローン(短期キャッシング)
母の介護費用が増えてきたのに父は私達に心配かけまいと黙っていました。
詳しく聞くと、新聞まで我慢して無駄な支出はなく懸命にやりくりをしていたことを知り、月数万円の援助することにしました。
②父のマイカー購入費用
89歳の時、”認知機能検査良好”をうれしそうに見せてくれ、気分転換にまだクルマ運転がしたいという。
介護疲れ解消になるならと、せめてアクセル踏み間違い防止の社外品オプションがつく福祉車両の中古車に買い替えました。
③葬儀費用と墓じまい
父から「生命保険は全部解約したから、万が一の時は家族葬で質素でいい」と聞いていたものの、満期の互助会では葬儀場が指定されていて、結局、身内10数人なのに50人くらいの斎場を使い、かえって寂しかったです。
そして一番想定外の出費は、墓じまい(墓地のみ)などのお寺への支払いでした。
我が家は、次男が他界した時点で家族がお参りに行ける茨城に墓を建てる了解を父に得ていましたが、父が三重の墓地を残しておきたい意向は尊重し、葬式は菩提寺にお願いすることにしました。
結果的に、互助会では賄えない葬式代、墓じまい費用が高額。
これは供養と割り切り提示額を支払いましたが、その後の永代供養に関しては、さすがに辞退しました。
茨城の妻の菩提寺も同じ天台宗でしたが、三重で葬式をあげたので、のちに戒名の金額差異を知ったことは残念でした。今後に活かします。
安価なプランの葬儀会社も増えてきましたね。
皆さんは、自分のお墓、どうされますか?
私たち夫婦は樹木葬でいいかな話し合っていて、長男がもし生涯独身なら、私たちは生前に墓じまいも検討すると伝えています。
そして万が一、母が旅立つときは三重で火葬して告別式はせずに、遺骨を持って帰り、茨城のお寺で身内だけで供養をすることに決めました。
我が家だけでなく娘家族も、弟夫婦も姪たちも、全員関東ですので。
自己投資にも300万円出費
単発の講座にざっと200万円、書籍やサブスクの勉強会やコミュニティー、退職後必要なパソコンなども含めると300万円近かったです。
できるものは確定申告時に開業費とする予定ですが。
それ以前に、「自己投資は浪費ではない!」なんていう言葉を鵜吞みにしていたわけではありませんが、投資というからには回収しなければなりませんよね!
再雇用中に描いていた事業案
退職1年前、「予祝を軸にオンラインセミナー」で最低月5万円稼げれば、年金も入るし、なんとかなるさー!」は、
2月退職の頃には「そんなに甘くないぞ」と不安になり始めました。
なのに、夢追い人の悪い癖
昨年暮れには、退職後、茨城の自宅に戻るか、母のいる故郷で一人暮らしを続けるかと考えたとき、違う夢を追い始めました。
そしてカミさんの了解を得て、正月帰省した時に子供たちにも話しました。
「オヤジは今年2月退職後も、故郷三重県伊賀市で暮らす。それは、おふくろのことも心配だし、空き家だらけの故郷を元気にしたいからシェアハウスを始める!
ただ一から始めるのでなく、友達の戸建空き家を賃りADDRESという会社との契約でやるから、投資もリスクも少ない。」
「えー、シェアハウスにお父さんみたいなおじさんいたら、若い人は嫌なんじゃないの~?」と心配する娘に、カミさんがナイスフォロー👍
「静岡でお父さんと同い年の人が若い人からも人気の家守さんでイキイキしていて、その人みたいに元気でいてくれたら、みんなも安心でしょ!」
「それって、お母さんも伸び伸びできるからでしょ!」
「ばれたっ!」みんなで大笑い🤣😃😄。
そんなわけで、ひとり暮らしを継続しています。
ここは、先週のこめまるさんの「夫婦おたがい元気で留守がいい」にも通じます。
当面、サラリーマン時代に染み付いた9時5時体内時計をリセットするためにも、三重茨城間の約5百数十キロのノマドワークを継続しつつ、今後の人生設計をじっくり考える時間をとっています。
前置きが大変長くなりました。
タイトルのマネープランがここから、
『私にいくら頂けるのかしら?』
年金から生活費をという意味ですが、このカミさんの一言が真剣に考えるきっかけになりました。
昨年、旅先で「この10年くらいたくさん旅させてもらって私は十分愉しんだよ! もうおまけの人生、年金暮らしじゃ贅沢出来なくっても私は大丈夫。だから無理しないでね!お願いね!」
と、私へのねぎらいの言葉に逆に奮起して、
「おまけの人生ならもっとアタリがでるようにパワースポット巡りを続けようよ! だから俺65歳以降も働く!」 これが、働く大義名分。
とはいうものの、
「じゃあ、いつからいくらの安定した稼ぎになるかは未知数😅」
でもこんなときこそ深刻にならずに、改めて一緒にバケットリスト(死ぬまでにやりたいことリスト)を書き出そうとカミさんに提案したら、
「わ・た・し・は、冒険がしたいの~!でもバンジージャンプとスカイダイビング以外ね!」
「よし!パワースポット巡りのクルマ旅のオプショナルツアーは任しとけ!
まず夏に北海道でにアクティビティ探す!」とひとり興奮したのですが、
カミさんは「ADDress拠点で出会う人とのコミュニケーションは私はできれば避けたいので、沖縄にあったようなシェアマンション提携拠点ならいいな~!」でしたが、残念ながら北海道にはなく、8月に1週間ほど、ひとりワーケーション実験してきます。
でも7月に、群馬県のリゾートホテル提携のADDress拠点を予約!
シニア夫婦で、ラフティング体験してきます!
こんな旅は、ぜいたくだと思う方もおられるでしょうが、私達夫婦は健康寿命を延ばすためには、こんなご褒美ワクワク体験が必要だという考えです。
ただ、この心の健康増進(旅・冒険)に年間いくら予算化するかが大事なので、真剣にキャッシュフロー計算をしてみることに。
2019年、老後2千万円不足問題が騒がれました。
この時は、年金だけでは毎月5.5万円赤字、年間66万円、30年で約2千万円不赤字のの試算だったので、マスコミがこぞって報道。
ところがこの計算は、総務省が前年分を総括して発表する「家計調査年報」で毎年シミュレーションがされていて、2021年の収支差は、逆に1100円強の黒字になったそうです。
詳しくはこちらの日経記事を
こういう老後の安心材料はあまりTV報道されていない気がするのは私だけでしょうか。
まあ、それより実際に我が家の場合はどうなるの?が関心事。
ということで、自身もカミさんにも安心してもらうために、
65歳から大まかに10年単位で30年キャッシュフローを計算し、今後のマネープランの考え方をカミさんと共有することにしました。
そしてプレゼン骨子(考え方)を3つに絞りました。
ここはお三方の書籍がとても参考になりました。
藤原和博さんの「60歳からの教科書」、大杉潤さんの「定年一人起業マネー編」、生方正さんの「攻めの節約」です。
◆じゃじゃ~ん 「我が家の今後30年マネープラン」はっぴょう~
1のマネープラン方針は、こんな感じです。
65歳から10年単位で1期、2期、3期にわけて、
①無理し過ぎない節約生活の支出予算とする
②心の健康増進予算(旅・冒険)を確保する
③上記①②の不足額は金融資産を取り崩すが積立投資で資産延命
④75歳までの1期には、働いで収入を得る
こうして大枠の方針を書いて、2の試算をしてみると、「65歳起業で早く稼がなきゃ!」という精神的な負担はずいぶん減りました。
無論、「ノマド予祝コーチ」や「シェアハウス家守」での働き方は、金銭だけでないかけがえのないお志事で、カミさんを笑顔にできると確信していますので、歩みは止めませんが。
こうして、カミさんとの話し合いを続ける中で
真剣な話し合いの中で盛り上がったこと
終の棲家をどこにするか、です。
都会派のカミさんと意見が合わないと思い込んでいた私。
さすがに一生、円満別居とはいかないですし、話してみると、今の環境が暮らしやすいことと、結婚して家を出た娘や同居している息子の近くにいたいという。
「子離れしたら~」なんていうと導火線に火が付くので「そっか~わかった!」と穏便に対応😁。
私達夫婦の老父2人も在宅介護で終末を迎えるには老母の負担が大きく、それぞれ施設と病院で息を引き取りました。
ですので、3期にはバリアフリーの平屋住宅か、ケア付きマンションの2択で支出予算化することにしました。
以前に見学してきたトレーラーハウスはどう?
ここでの妄想にはカミさんも加わり盛り上がりました。
トレーラハウスは、津波災害がない内陸エリアを選ぶが市街化調整区域外の安い土地さえ確保できれば、平屋と同じどころか、もし被災しても移動可能。なんていう選択もあり!
こんな遊び心の妄想で、心が若返ります。
そして、
退職と同時にカミさんへと諸先輩への感謝の気持ちをカタチにしてから、振り子のようにギフトが届き始めました。
この数か月で一時的な金融資産が増えるギフトが3つも
1つ目は、20年間、月々受け取る申し込みをしてあった退職金の約3割を占める第一年金を非課税の一時金取得に切り替えました。
2つ目は、10年以上も空き家になっていた旧宅の買い手が見つかりました。
そして3つ目
堅実なカミさんからの最幸のギフトが
私が単身赴任した愛知県のGr会社の転属した際、給与口座からカミさん名義で定期積立を始めたのを私は全く忘れていたのですが、通帳見せられて、涙が出るほどうれしかったのです。
なんと一切、手を付けておらず、これだけで4、5年は旅ができる金額!
思わず、「ホントいい奥さんと巡り合えた俺ってなんて幸せもん!」と口にしてしまい、
「あげまんの私!」とドヤ顔のカミさんを見て、笑ってしまいました。
この「あげまんの妻」への恩返しで、妻と共有名義の住宅のローン繰り上げ返済を息子に提案をしたら、「2人で苦労してきたんだから、2人で使って!」と辞退されました。
「なんていい息子🤣」
そうはいうものの、緊急時にすぐ引き出せる預金にしておき、16年から積立投資してきたNISA枠の投信を買い増そうと計画しています。
定年前の読者の参考になれば
シミュレーションはあくまで我が家の話で具体的な数値は差し控えますが、定年前の読者の方に参考になることは、この3つかなと思います。
1.マネープランを夫婦で話し合うことは、夫婦円満なライフプラン共有にとても大切です。
2.定年時のローン残高、養育費(教育費)確認と退職金試算は早いほうがいい(50歳で)
3.積立投資は、少額でも一日も早く始めたほうがいい
もっと自分に近い具体的な事例が知りたい方は、ぜひ「おじさんLCC」の入会をおススメします。
数か月前から、女性向けの「おじさネーゼLCC]の活動も始まっており、合同の読書部など部活動もより活発になっています。
久々の長文になってしまいました(悪い癖で治らない自分がスキ😁)
最後までお読みいただき、ありがとうございます😍
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