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憧れの着物「大島紬」

大島紬というと聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
種類・制作工程・高価なものなど…様々なイメージを持っていることと思います。

『着物の女王』
『究極の普段着』など
別の名を持つ大島紬、一体どのような着物なのでしょうか?
今回は大島紬を簡単にご紹介していきます!!


オシャレ着物の代表格~大島紬~

大島紬はその名の通り“紬”に部類され、普段着やちょっとしたお出かけなどに適しています。
鹿児島県の奄美大島が本場の生産地とされていますが、他にも鹿児島市や宮崎県でも生産されています。

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先染めの着物といい、作りたい柄に合わせて糸を染めてから織るという複雑な工程や技法を用いて制作されています。

大島紬の特徴と言えば、軽い!!というところでしょうか。
反物の状態で約450g、つまり500mlのペットボトルよりも軽いです!!

さらには、つるっとした光沢感と触り心地に加えて、擦れた時に「シュッ」と鳴る衣擦れの音が特徴的です。

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また、大島紬というと泥染め・泥大島という名前も聞くことが多いのではないでしょうか。

泥染めの大島紬は独特な工程で、手で紡いだ糸を、テーチ木(シャリンバイ)という植物を煮だした液と、鉄分を含む泥土につけて発色させてから織っていきます。
特有の光沢感と、泥からは想像がつかないような味わい深いこげ茶色のような色に染まります。

他にも藍染めや草木染め、特殊な泥で染められた「白大島」など種類は様々です。


世界三大織物ならではの魅力

みなさんは『世界三大織物』はご存知でしょうか?

・フランスのゴブラン織
・イランのペルシャ絨毯

・・・もう一つが大島紬です!

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美しく緻密な図柄、しなやかな肌触り、軽くて体になじみやすい着心地…
この技術が詰まった大島紬は、30以上もの工程を経てつくられており、制作期間は約半年から1年の時間が必要です。
そして、織り上がった生地は150年から200年着られる丈夫な織物とも言われ、親子3代にわたって愛用されるほどです。

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また魅力の一つとして、奄美大島の豊かな自然をモチーフにした柄があります。
蘇鉄の葉とハブの背模様からなる龍郷柄(たつごうがら)や古典柄の一つでもある亀甲柄などが人気です。


“着る”とは違った着物の楽しみを

近頃の時勢柄、なかなか着物を着て出かける機会が減ってしまった事と思います。
ですが、この時だからこそ“着る”以外の方向から着物を楽しんで頂きたく、
『秋の文化講座』を開催することとなりました。

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特別講師として、
“女流 伝統工芸士” 南 愛子(みなみ あいこ)先生をお招きします!

本場奄美大島紬伝統工芸士会 会長としてもご活躍される南愛子先生。
伝統工芸士ならではの普段聞けないようなお話しを聞きながら伝統に触れるひとときを楽しんでみてはいかがでしょうか。

さらに!大島紬の制作に用いる技法を体験できます!!
◆摺り込み染色体験◆
オリジナルコースター作り  ※要予約

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大島紬の緻密な柄を織り出すためには、まず糸を染めなければなりません。
その糸を染めるために欠かせない技法が「摺りこみ」という技法です。
なかなか見られない技法を、この機会に職人さんになりきって味わってみましょう!

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↓ご予約はコチラから↓

✿セブンパークアリオ柏店(千葉県柏市)
10月15日(金)~10月18日(月)

✿近鉄生駒店(奈良県生駒市)
10月23日(土)~10月26日(火)
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今回は憧れの着物『大島紬』についてご紹介いたしました。
生地を織りあげるまでに複雑な工程を経てつくられる大島紬ですが、一つ一つの緻密さや手間を見ていると究極の普段着と呼ばれる理由が分かる気がします。

だからこその着心地の良さ、大島紬特有の質感をぜひ体感してみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました✿

きもの百花 ~HYAKKA~
きもの、人、時ー和のスタイルアップを目指す、着物マガジン

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