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ただいま、道東。

DAY1 釧路空港☞大楽毛駅☞帯広駅☞釧路駅

春から加速度的に仕事で忙殺されていた盛夏、次なる旅路の青地図を頭の中で広げていたタイミングでお値打ち航空券を買えたので、10月初旬、1年ぶりに道東へ行く(帰る)ことにしました。遅い夏休みといったところ(笑)
粗野な自然を全身で感じられるこの地が大好きで、数年前から年1ペースで道東を訪れています。

釧路上空。視界良好!
釧路空港到着!肌寒い・・・

空港から釧路市街へのバスの運転手さんがとても親切で、発車時間とあわせて空港の撮影スポットを教えてくれました。
乗客の皆さんは釧路駅周辺を目指していたのでしょうが、私はこの日どうして日帰りで帯広に行きたかったので、空港から一番近いJR大楽毛駅の近くで降車。駅舎に併設されたレストランが1軒、駅舎の至近距離には純喫茶が一軒という田舎あるあるな駅前の風情でした。

大楽毛駅前、馬が有名みたいです
駅名の由来が気になるところです。そして新型車両が…

待つこと30分余り。
既に秋が深い北海道。プラットホームで列車を待っていると、涼風が肌をちりちりと刺すような気がして身震いする肌寒さです。
新型気動車がゆるゆると入線。この車両とJR北海道のイメージがいまだに結びついておらず慣れません💦

北海道らしい車窓
グラフィティ風?味があって良いですね。
特急列車と行き違い。
印象的な車窓で思わず撮影。

さて、釧路からわざわざ帯広まで来たのにはもちろん理由があり、豚丼を食べたかったのと六花亭本店に行きたかったから!です(笑)
昨年は根室本線を乗り倒している途中で帯広駅に途中下車し、電話で予約していた駅構内の豚丼を停車時間中に足早に受け取りに行ったのですが、今回は1時間余り時間があるので「元祖豚丼のぱんちょう」に数年ぶりに行くことにしました。
店舗がいつの間にか新しくなってる!あの腰の曲がったおばあちゃん店員さんがいない!!(元気にされているのでしょうか)
以前の狭苦しい、いかにも老舗なイメージがあったので、リニューアルしてまだ月日が経っていない様子に色々と驚きでしたが、何より若い店員さんの棒読み的な豚丼メニューの説明に違和感を覚えました💦あのニコニコおばあちゃんに会いたかったな。

新しくすっきりとした佇まい。これはこれで良い。
これを楽しみに帯広に来ました!!!

平日の夕方5時頃ということもあり、名物の行列は出来ておらず店内も数人程度のお客さんと程良く閑散としていました。注文から10分程度で出来立ての豚丼がサーブ♡
ロースとヘレが良い塩梅の比率で混ざり、脂っぽい肉が苦手な私でも食べやすい。何より食欲をそそるこのタレの香りと味のコク!初めて食べたときの感動が蘇りました。近所なら毎週食べに来るんだけどな(笑)

道産子マダムご用達の六花亭

豚丼は上から2つ目のグレードと控えめ(?)にしておき、次のグルメのために胃袋のスペースを少し空けておきました。
北海道は言わずと知れたスイーツ激戦区ですが、私は六花亭一択です(笑)
札幌にも直営店舗がありますが、帯広が本店。近代的で洒落た建物が印象的。以前こちらの2階にある喫茶室を利用しましたが、帯広マダム(と御伴させられている夫少数)たちで満席でした。
残念ながら喫茶室は閉まっていましたが、1階のイートインスペースでサクサクパイ、マルセイバターアイス、雪こんチーズを、ホットコーヒーと一緒に満喫♡
ちなみに友人や家族へのお土産も一緒に買ったのですが、その総額ポイントでコーヒーを無料にしてくれました!120円でお代わり自由なので、イートインの時間的な余裕があれば是非利用してみてください。親切で素敵な店員さんばかりで寛げますよ!

どれも文句なしに美味しい・・・コスパも良いので大好き♡
帯広駅前の洒落たカレー屋さん。このお店もいつか入りたいな。
来る度にこのオブジェ?インスタレーション?なんなんだろうと気になる

初日から北海道グルメを満喫できて幸せな気分で帯広を後にしました。
帯広での滞在時間は1時間余り・・・なんとも勿体ない気がしますが💦

DAY2 釧路駅☞根室駅☞厚岸駅

ホテルで朝食を摂った後、釧路駅へ向かいました。
平日ゆっくりめの朝だし、そこまで乗車率は高くないだろうと思っていたら、根室行きの座席は客(ほとんどシニア層)でほとんど埋まっていました💦旅をしていると目につきますが、元気なご老人が本当に多いです。高齢化社会の一端を旅路でも感じさせられますね。

ルパン三世ファンも多いのか、車内でシャッター音が響いていました(笑)
進行方向左側に座っていたので、行きはあまり良い絵が撮れず😢

乗客のほとんどが終点の根室に向かう中、私は一駅手前の東根室駅で下車。日本最東端の駅です。
朝ご飯を多めに食べたので、どうせならと腹ごなしに根室駅まで2km弱歩くことにしました。
鉄旅の場合、意識的にウォーキングやアクティビティ参加を図らない限り、摂取したカロリーを消費する機会がなかなかありません。

降りたのは自分だけ。この閑散とした雰囲気が良い。

東根室駅から根室駅まで向かおうと思ったのですが、そもそも根室も何度か来ていて、納沙布岬には行ったことがあるし、観光らしい観光をするつもりはなく、明治公園まで散歩したいと思っていました。
じっとしていると肌寒さを感じますが、さすがに3kmほど歩くと身体が良い感じに温まります。

根室の観光地の1つ、明治公園
ん?文字が薄っすらと読めますね。牧場関連の建物?
まるでここは北欧?

観光地というよりも、地元民の憩いの場といった公園です。
写真映えはしますが、せっかくならしっかりと晴れた日の方が良かったかな。曇天でも風情がありますが(笑)地元の年配の人が数人、昼食前のウォーキングを楽しんでいるようでした。
さて、昼食をいただくため根室駅まで1kmほど歩くことにします。

純喫茶のレトロ感が漂う喫茶どりあん
店内の様子と昼食
根室名物エスカロップ

根室といえばサンマやその他鮮魚が有名ですが、喫茶どりあんのエスカロップを食べることにしました。
バターライスの上にデミグラスソースがかかったトンカツ、それがエスカロップ。子供も大人も好きな味、そして適度なボリューム♡
個人的にはもう少し多めにデミグラスソースがかかっている方が良かったですが、そうなるとバターライスの味がかき消されてしまうんでしょうね。
ちょうどお昼時だったのですが、地元のサラリーマンたちで賑わっていました(そのためエスカロップ以外の洋食を注文している人が多い印象)。

さんま処の根室でさえこのお値段!!!

さて、列車まで少し時間があるので、食後に根室駅周辺を少し散策することにしました。
根室スイーツってあるのかな?と事前リサーチしたところ、カステラパンなるものがあるらしい。パン好きにとっては押さえておきたいところです!
というわけで行ってまいりました、黄色い日よけが特徴的な山森製パンへ。

昼下がりの店内には誰もいない(笑)
こちらがカステラパン。良く売れるみたいで、他のパンよりもたくさん在庫がありました。

この日は満腹だったので後日いただきましたが、パンにカステラを挟んだもの(笑)なんの捻りもなし!
そのシンプルさがロングヒットの所以なんでしょうね。
ふわふわとしたパンとカステラの優しい甘さ、そしてクリーム。癖がないのでこれは万人受けすると思います!消化にも良い感じ。

根室駅の周辺は兎に角アップダウンが多くて歩きにくい。日本のサンフランシスコといったところ?!
黄色いポストが良いアクセントになっていますね。
駅前のお土産屋さんにて、根室銘菓が勢揃い。オランダせんべいは黒糖の風味が特徴的な、少し硬めのワッフルといったところ。大好きです!
釧路~根室も、根室本線の一部のはずですが、花咲線という愛称で親しまれています。
初めて来たときには、なんと遠くまで来たものだと思っていましたが、航空機利用が当たり前となった今は遠いようで近い!
根室駅の構内
根室駅標
そろそろ釧路方面へ戻ります。またネムロ!
これまた北海道らしい長閑な車窓。
ルパン発見!
北海道に来る度に1回は飲まないと気が済まないカツゲン(笑)ホテルの朝食でも人気のようですが、実はカロリー高めのスイーツドリンクなので要注意。
厚岸湾と鳥たち。
今宵の宿がある厚岸で下車しました。
宿のお迎えが来るまでに、和菓子屋さんへ。
厚岸といえば牡蠣ですが、牡蠣最中が気になっていました。

厚岸の牡蠣が食べたい!!!
無類の貝好きで、地元も牡蠣で有名なのですがオールシーズン食べられる厚岸の牡蠣が以前からずっと気になっていました。駅弁でしか食べたことがなかったので・・・。
予約した宿が駅から少し離れたところなので、迎えが来るまでの間のスキマ時間で、徒歩10分程度のところにある「あら川菓子司」へ。
お目当ては、牡蠣最中!牡蠣は国内外問わず食べられますが、スイーツと牡蠣がコラボしているのは厚岸ONLYかも・・・

手のひらほどある大きいサイズと、小ぶりなサイズと2種類ありますが、本物の牡蠣に近いのは、この画像の「サイズ大」の方です。
牡蠣エキスが練りこまれた牡蠣餡!!に求肥が幾つも入っていて食べ応えあり!カロリーも高い!!

夕飯を美味しくいただくためにも、牡蠣最中は夕食後に味わいましたが、最中の記事は薄く繊細で、店員さんが「鞄に入れると牡蠣の形が崩れる、持ち歩いた方が良いよ」とアドバイスをくれた意味がよく分かりました。
気になる牡蠣餡ですが、他の方のレビューにも書いてある通り、牡蠣の味はしません(笑)このアーティスティックなフォルムと最中の甘さを心ゆくまで味わう、といったところでしょうか。
肝心のお宿の牡蠣ですが、カキフライ、生ガキとも文句なしに美味しかったです。
送迎してくれた宿の女将さんがとても親切でほんわかとする話口調の方でした。移動の車中で伺ったところ、厳冬期の牡蠣が甘味が強く、一番美味しいのだとか。今度は真冬に厚岸を再訪しないと!(笑)

揚げたてのカキフライ。あっつあつで粒が大きく大満足♡
生ガキ。口当たりがよく、食べ物というよりもジュースのような喉越し。上にかかっているポン酢おろしは酸味が強かったので、無くても良かったかも。

DAY3 厚岸駅☞釧路湿原駅☞知床斜里駅

厚岸では朝晩寒く、部屋に備え付けのストーブを点けました。
真冬という感じではないので、少し暖かくなると満足する感じの気温です。
さてさて、お楽しみの朝ご飯♪ 旅館の朝食ってなんでこんなに美味しいんでしょうね(笑)

左のおでんっぽい煮物に牡蠣が入っていました!筋子は塩辛くご飯が進みます。貝の味噌汁で冷えた身体が温まりました♡

この日は特に予定を立てていなかったのですが、前日、厚岸駅で偶然目にした幟が心を鷲掴み。
「牡蠣まつり」の開催期間と、偶然にも重なっていたのでこれは行くしかない!!会場まで女将さんに宿から送ってもらいました。
毎年春と秋に行われているそうですが、コロナ禍で3年ぶりの開催なのだとか。春よりも秋の方が人の集まりが多いそうです。

会場は広い公園。ビニールシートを敷いて寛ぐ家族連れ、BBQの準備万端のグループと既に賑わっていました。
露店は思っていた以上に少なかったです。

牡蠣まつりの会場に着いた時には、既に駐車場は満車。人も集まっていましたが適度な込み具合という感じでした。
思っていた以上にお店が少なく(テントの露店が10軒ほど)、期待し過ぎたかもしれません。調理してもらう牡蠣は高く、持ち帰り用の牡蠣はそこそこ安い。朝食でお腹が膨れていたこともあり、財布の紐を緩める気がしない冷静さがありました。
牡蠣を食べないのに長居しても仕方がないので、厚岸駅へバスで戻ることにしました。

厚岸のランドマーク、厚岸大橋。
美味しい牡蠣を育む厚岸湾。ごちそうさまでした!
釧路方面へ戻ります。

厚岸から釧路までは1時間弱。車内でウトウトとしていたらあっという間に到着。
釧路駅でノロッコ号に乗り換え、次は釧路湿原駅を目指します。別途座席指定料金を払うと、展望車両に乗ることが出来ますが、予定を立てていなかったので自由席の車両へ。連休初日だったので観光客で結構混んでいました💦

ノロッコ号。この展望車両は富良野で乗ったことがあったな。
北海道の大自然とマッチしますね!
ログハウスな駅舎。駅寝出来そうな快適さ?
釧路湿原駅では十数人が降車。

釧路湿原駅で降り、目指すは細岡展望台。
駅から歩いて15分程度の距離ですが、高低差があるので歩くというよりも登る、ウォーキングというよりもちょっとしたハイキング。
個人的にはワクワクします。

細岡展望台入口。良い運動になります。

健脚なので(笑)、ゆっくりと登っている人たちをごぼう抜きで追い抜かし、10分程度で展望台に到着。バスで行ける別の展望台には行ったことがありますが、細岡展望台は初めてです。ご覧の通り圧巻の眺望!!

どこまでも続く地平線とパノラマビュー。
随分と遠くまで見えます。湿原は元々は海だったとか。
こういった小道が絵になる北海道。
駅から展望台の中間地点にある細岡ビジターズラウンジ

列車まで時間が結構あるので、細岡ビジターズラウンジという休憩所で、コンビニで買っておいた昼食を済ませることにしました。
ラウンジ内にお土産物屋を兼ねた売店があり、軽食や飲み物を販売しています。

一度、釧路まで戻ることにしました。
釧路まであとわずか、というところで鹿が右往左往していて車両と接触💦
再び釧網本線で網走方面へ向かいます。
何度目の乗車だろう・・・

この日は知床斜里駅の付近に宿を予約していたのですが、この列車で向かうと到着がやや早すぎるため、ふと思い立ち、釧網本線の海沿いにある小駅、浜小清水駅へ向かうことにしました。
駅と直結した道の駅、駅の至近距離にはセコマ(北海道のコンビニ)、そしてモンベル!!とお買い物にはちょっと便利な立地です。

モンタベアがお出迎え(笑)
きたあかり、という名前のジャガイモが有名。
きたあかりを使ったスイーツが目当ての1つでした。
ジビエ缶は北海道のお土産屋さんに行けばどこでも目にします。
目当てその2モンベル。オープンして間もない感じのキレイさ。2年前にロードバイクで走ったときにはまだなかったです。
入口でもモンタベアがお出迎え。釧路湿原を抜けると雨が降り続け、とても寒かった中で暖房がしっかりと効いていてほっとする空間でした。
セコマオリジナルのカップ麺とおにぎりが夕飯。いずれも驚きのプチプラ!

知床斜里までの戻りの列車に乗るまで時間があり、寒さと空腹をしのぐために、駅のお隣のセコマへ。
暖が取れる場所がなく、駅の待合室で夕飯を済ませてじっとしていると、やっぱり寒い!!!ユニクロのウルトラライトダウンが欲しかったです😢

浜小清水駅から乗ったのは私だけでした・・・

すっかり身体が冷えきっていたので、車内に入るとほっとしましたが、乗車時間はわずか・・・。
知床観光の玄関口、知床斜里駅で下車します。
宿の熱い湯船がとてもありがたかった、知床の夜でした。

夜7時ごろの知床斜里駅。降車する人は数人程度。
3日間JR北海道を乗り倒したチケット。

DAY4 斜里バスターミナル☞知床五湖☞道の駅ウトロ・シリエトク☞天に続く道☞斜里バスターミナル

近代的な意匠が目を引く知床斜里駅。
朝ご飯はセコマで調達。ご当地おにぎり🍙もお値打ちパスタも珈琲も美味しかったです!
駅横にある、斜里バスターミナルから知床五湖行きのバスに乗車。

知床にも何度か来ていますが、どうせなら行ったことがないところに行こう!と思い知床五湖へ。駅前からバスに乗ります。
どちらかといえばマイカーやレンタカーでの移動が多数なのか、はたまた朝が早めだったからか、バス利用者はかなり少なかったです。
知床斜里駅からしばらく走ると、オホーツク海が見えてきました。

この日は良く晴れて穏やかなオホーツク海。
知床峠の入り口辺りから、アップダウンが始まります・・・
知床五湖を見るには、歩くしかありません(笑)

知床五湖のバス停に降りると、大半の人が高架木道へと足を進めます。
この辺りはヒグマ出没率が高く、電流で熊除けをしている高架木道を歩くのは安全です。
一方で、整備されていない遊歩道を散策する選択肢もありますが、事前に有料でレクチャーを受ける必要があるのと、直近で遊歩道にヒグマが出没していれば安全面から歩くことが出来ません。

雲が少し邪魔をしていますが、知床連山が背景に見えます。
知床五湖の1つ。高架木道からは、残念ながら五湖すべてを見ることは出来ません。
一見すると長大な距離に見える高架木道ですが、片道2㎞弱だったかな。
あっという間に着きました。
身の安全を守ってくれる電気柵。停電の時はどうするんだろう・・・
今度は地上遊歩道を散策したいものです!

知床が大好きなので自分用にお土産を調達すべく、知床自然センターで今度はバスを降りました。
やたら駐車場が車で埋まっていたのは、連休中だったからか、イベントを開催していたからか・・・

知床自然センターの概観
ヒグマとの距離を掴めない観光客が多いんでしょうね💦
連休中でイベントをしているようでした。

期待通りというわけではなかったですが、ある程度お目当ての土産を手に入れることが出来たので、今度は歩いてウトロの街まで戻ることにしました(バスの本数がかなり少ないため)。

プユニ岬の看板
プユニ岬からの絶景。知床に来た!といつも思わされる風景です。
世界遺産の知床国立公園
のんびり歩くこと30分余り、ウトロ漁港が近づいてきました。
オシンコシンの滝が有名ですが、こちらは道の駅ウトロ近くの滝。流水の軌跡が美しい。
道の駅ウトロ・シリエトクに着く頃にはちょうど昼時でした。
道の駅の中にあるレストランで頼んだ、ホッケの味噌煮定食。
お刺身も新鮮で美味しかった♡
いつの間にか、洒落た標識が出来ていました。
昼食後にコケモモソフトクリーム♡
ラズベリーのようなさっぱりとした酸味で美味しかったです!
知床マンホール。
道の駅を冷やかし、バスターミナルの付近を散歩しました。

たまたま帰りのバスが選べた(路線バス or 観光バス)ので、路線バスで来た道をそのまま帰るのは面白くないと思い、隠れた知床の名所「天に続く道」のルートを通ってくれる観光バスに乗ることにしました。
路線バスの運賃より若干高いですが、到着時間は変わらず、地元産にんじんジュースも付いているし観光気分が味わえるならお得かも。

知床斜里駅へ戻る途中、バスで「天に続く道」へ。
天まで一直線に続いているように見えます!!!

バスガイドさん曰く、この名所が知られるようになってまだ4~5年ほどなのだとか。
同じ観光バスに乗っていたのは自分を含め3人だけ(笑)、それ以外に、自家用車で撮影しに来ていた人が何人か路上にいましたが、ウトロ市街や知床五湖の賑わいに比べると閑散たるものです・・・。
快適なバスの旅はあっという間に終わり、駅前まで戻ってきました。
まだ日は明るいし、何か面白いものはないかと、もう一つの道の駅へ。

知床斜里駅から徒歩圏内にある道の駅。
知床にもねぷたが!!😲
夕飯として食べたジンギスカン。
臭みが少なく食べやすかったですが、値段の割に肉の量が少なかったのが残念。
観光バスのお土産+自分で買った知床銘菓。
道の駅でも買えますが、駅から歩いて数分程度のところにある洋菓子店で直接買えるそうです。

DAY5 知床斜里駅☞桂台駅☞網走駅

道東観光もいよいよ終着地点に近づいてきました。
この日は網走まで移動予定です。

道の駅で購入したチェプ饅。

今回の知床観光で必ず食べたいと思っていたチェプ饅。
肉まんのような外見ですが、中には鮭のちゃんちゃん焼きが入っている感じで、とてもヘルシー。
1個300円ちょいとお高いのは、立派な化粧箱に入っているからというのもあるのでしょうが、知床を離れる朝食として、ホテルの人に頼んで温めてもらいました。ホテルの人もオススメらしく、とても美味しかったです!

知床ではユビキタスなゆるキャラ、トコさん。
網走方面の列車に乗ります。

低気圧が急接近し、朝から少し頭痛がしていました。
朝の時点ではまだ小雨。網走の1つ手前、桂台駅で下車し、まずは道の駅へ向かいました。
いつの間にか、地元野菜を販売しているお店(プレハブ小屋のような)が出来ていました。

流氷船に乗るために来たり、ロードバイクで走っている途中に休憩したりと、思い出深い網走の道の駅。
網走といえばニポポですが、ニポポのゆるキャラ?

朝食を控えめに(?)していたこともあり、早めの昼食を摂るため、事前リサーチしていた食堂manmaへ。
図書館などが入った多目的施設の一角にあるレストランで、網走らしからぬ?!(失礼)洒落た雰囲気。

あさイチでしたが、オードブルを頼んでいた人が取りにきたり、地元のカップルが来ていたり、人気店のようです。
清潔感のある店内。窓からの眺めもステキでした。
潮膳(魚の定食)。

暖簾をくぐってすぐのレジで注文し、支払いを済ませてから着席。
お水はセルフで用意するようでした。
月替わりの魚の定食は、揚げたてホッケフライのタルタルソースがけがメインでしたが、地元野菜をたくさん使った小鉢が何品も!
ご飯は玄米と白米が選べたので、玄米に。お米はお代わり自由と言われましたが、この後スイーツの予定を入れていたので残念ながらお代わりはしませんでした(笑)
頭痛が酷くなるばかりだったので鎮痛剤を服用し、お次の網走グルメへバスに乗って移動しました。
網走よりも少し北側にある、ジェラテリアRimoへ。

網走駅から少し離れ、住宅が点在する中にあるこじんまりとしたジェラート屋。
せっかくなので!3種盛りを頼みました(笑)
人気No.1のピスタチオ、ジャンドゥーヤ、栗の3種類。
どれも濃厚で本場イタリアのジェラートに負けないコクと美味しさ!!
全種類制覇したかったな(笑)

隠れた人気店のようで、お店を出たところで雨を避けながら食べていると、次々とお客さんが入っていました。
公共交通機関では、女満別空港行きのバスに乗り途中下車(店の目の前にバス停があるので便利)するか、呼人駅から歩くと数分程度ですが、列車の本数がかなり少ないのでバス移動の方がオススメです。

網走に戻るバスが来るまで時間があったので、呼人駅まで歩くことにしました。
誰もいないし、列車も来ません・・・
網走湖を横目に、バスで揺られながら、網走駅近くにある宿へ向かいました。

DAY6 ON@網走

前夜は頭痛が収まらず、スーパーで買ったお寿司や果物を軽く食べ、早めに入浴を済ませてから早々に就寝。たっぷり寝たので翌朝は体調復活!
この日は一日仕事をするつもりだったので、コンビニ朝食を済ませてから仕事開始までの時間に、コーヒーを買いに行きがてら、網走の街を散歩することにしました。

セコマ(コンビニドリップ)珈琲と網走川

朝のうちは曇天が広がっていましたが、正午頃になると徐々に晴れ間が見えてきました☀
気温も少し上がり、昨日よりも温かい・・・いや暑いくらい?
半袖でも良いくらいまで気温が上昇していました。

この場所に来ると、網走に来たなあ感慨深い。

宿から少し歩きましたが、網走の隠れた名店でランチを食べたい!と思っていたので、食べログのレビューを読んで気になっていた洋食屋さん、フロンティアへ。

事前リサーチしておいた洋食屋さん
フロンティア弁当(1300円)

どのメニューも美味しそうで特にフライものに定評があるようですが、洋食のメインになるものが少しずつ詰まった、お子様ランチならぬ「大人様ランチ」と食べログで評されていた、フロンティア弁当を頼みました。
作り置きではなく注文が入ってから作るので少し待ちましたが、揚げたての白身魚フライは中はふわふわ、外はサクサクで、タルタルソースともあうし、本場イギリスのコクがあるウスターソースもとても合う!!海老フライもプリプリの食感で、魚介類は冷凍ものを使っていないようですね。
そしてデミグラスソースがけのハンバーグ、チキングリルも美味しい。
網走に住んでいたら、週1で食べに来たいくらいに満足した洋食ランチでした♡

食後の珈琲はなんと100円サービス(笑)そして本場イギリスのウスターソース
宿近くの、遮断機のない踏切。札幌と網走をつなぐ特急オホーツク?

ランチを終えて、心も胃袋も満たされた幸せな気持ちで宿に戻り、仕事を終えました。
いよいよ網走最後の夜。夕食を楽しむ前に、再び道の駅の付近を散歩しました。

お酒を飲めないので残念ですが、ビルの一面を使った広告が良いですね!
夕方のオーロラ号@道の駅網走

網走は地方都市というよりも、「地方のちょっとした町」といった規模なので、お店の選択肢もそれほど多いわけではないようです。
道東ステイのいつか一日はお寿司を食べよう!と思っていたので、網走最後の夜に食べることにしました。本当は別のお店に行こうと思っていたのですが、この日は休業日だったため、寿し安へ。

1人でも入りやすいお寿司屋さんです。
2022年の網走の思い出に奮発しました(笑)

オホーツク海でとれた鮮魚、いずれも頬が落ちそうなほど美味しかったですが、一番印象に残ったのはイクラ軍艦の左隣の「クジラ肉」。
馬肉のような食感と味わいが美味しかったです。
またしても心が満たされて、道の駅で買った家族向けのお土産をお店に忘れて、慌てて取りに戻りました💦早く気づいて良かった・・・

そして網走の夜が更けていく・・・

DAY7 網走駅☞女満別空港

いよいよ道東を去る日が来ました。
不思議と寂しいという気持ちがないのは、また来ることを決めているからだと思います。
網走駅の付近でしっかりとモーニングが食べられるお店がないので、この日もコンビニ朝食を食べ、空港に向かうまで3時間ほど仕事をしました。

セコマのホットシェフおにぎり🍙&北海道ならではの羊羹パン(笑)
普段は甘味を朝に食べませんが、羊羹パンはありですね!優しい甘さ。

宿の女主人の方がとても親切で、かといって入り込み過ぎず、居心地の良い網走ステイになりました。
話し好きな方のようだったので、機会があればまた訪問し、ディープな網走情報を色々と仕入れたいと思います(笑)
さて、そろそろ女満別空港へ向かわないと!

女満別空港を利用したのは初めて。
さようなら、網走。
See you, Do-to!

ちょうど1週間の道東旅行記、最後までお読みいただき有難うございました。

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